文字が書きたい生き物です。

ふとした時に、文字を書きたくなる。

文字を書く作業は、自分の中を浮遊する感情や状況や思考を、手を動かす動作と共に形に落とし込む作業なんだ。視覚的に認識できる状態にすることなんだ。

それは、ボールペンや万年筆などで書くときもあるだろうし、
キーボードで、打っているときもあるだろう。

どちらにしても、一文字一文字が浮かび上がって、積み重なっていくもので、
その時に、紙を引っ掻くような音であったり、ボタンをパチパチ弾く音であったり、
「小さな音とともに、文字が一つずつ現れてくる」その過程が好きなんじゃないかと思えてきた。

スマートフォンでスワイプすると、何か味気なくて、満腹感の無いのは、伴う音が無いからなのだろうか。
入力できる速度が早過ぎて、思考が追い付かないのだろうか。

ちょっと手間でも手を動かしたい、そんな生き物です。

今度はタイプライターやってみたいなぁ。

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