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重要ポイントをしっかり押さえて,成果につなげるためのチームを作りましょう。というお話をします。

地方自治体の債権管理について,『明日からできる債権回収』をテーマに,過去の研修原稿をもとにして記事を書いています。
※ヘッダー画像は記事内容とは関係ありません。みんなのフォトギャラリーからお気に入りのものを使わせていただいてます。

どうもこんにちは,まっつんです。


今回のシリーズは「マネジメント」をテーマにお話をしております。滞納整理を進めるにおいても,マネジメントは重要なポイントになってきます。
このお話は,行政だけにとらわれない,一般的な話になりますので,みなさんもどこかの研修で聞いたことのある内容かもしれません。


それでは,前回に引き続き,効果的なチームワークの要素について,続きのお話をしていきたいと思います。

効果的なチームワークの要素,2つ目は,オープンなコミュニケーションです。

これを実現するために必要な3項目を確認しておきたいと思います。

いまさらながらと書いておりますが,おそらく皆さんも課内会などでも周知していると思いますし,社会人になりたての頃には,上司からよくいられていたであろう内容です。

ちょっと読みますね。

起案や回覧は何々を円滑に行うための,コミュニケーションツールです。起案者⇔管理監督者のみではなく,チーム内で回覧することで,情報共有,進捗確認の有効なツールとなります。

また,必要に応じて,その内容をプレゼンする場を設けることも効果的です。

さて,何が入るでしょうか?
おそらく予想できていると思いますが,コレです。

報告,連絡,相談 ですね。

これらを,縦横,時にはナナメも必要かと思いますし,立体的に行うことで,

「誰が何をしているか」
「何をしようとしているか」

を的確に把握できます。

「あいつ今何やっているんやろう」とか「どこまで進んでいるんや」っていう状態は避けたいですよね。

次に,3つ目の要素です。

日常業務において,ただ漫然と日々を過ごすのではなく,明確な方向性と目標を持つことも重要です。
自治体によって方法はそれぞれだと思いますが,組織目標は例年作成しているはずです。

そして,目標達成のためのステップはそれぞれ構想していることと思いますが,それらを抽象的なイメージで終わらせてはいないでしょうか?

例えば,徴収率を前年比〇%アップさせる という目標を立てた場合,目標達成のために「厳正な滞納処分の推進」とか「早期対応する」とかいろいろ説明を作成すると思うのですが,これってかなり抽象的ですよね。

人事や首長に説明する分にはこれでいいかもしれませんが,実務現場に視点を移すと,担当職員は具体性に欠けていて何をしたらよいか分かりません。

そういった状態にならないようにするためには,抽象的なイメージではなく,

「何を」「どうやって」「いつまでに」

やるのかを具体的なビジュアルで認識できるようにする必要があります。

文章化するのもいいですし,図解にするものいいでしょう。
図解というと難しそうなんで,チャート式にするとかの方法がいいかもしれませんね。

ビジュアル化することで,目標達成に必要なミッションが明確になります。

それらのミッションをスケジュール化し,円滑に進めていけるような作戦を立てることとなります。

これがタスク管理ということになります。

説明文は難しいこと書いていますが,簡単に言うと,作戦を遂行するために必要な労力と時間を把握して,スケジュール管理を進めていくというふうにとらえていただければいいです。

とにもかくにもチームワークが乱れしまうと,上手くいくはずのものも失敗してしまいますし,改善につなげることも困難になってしまいます。

これらについては,マネージャーとして最低限必要な要素であることはもちろんですが,規模は違えど,担当個人個人も自身の進捗管理をしていくために必要な要素でもあります。

言ってみれば,マネージャーとしての戦略,戦術があると同じように,担当職員にもそれぞれの業務に関する戦略,戦術が必要ということです。


それでは,今日はここまでにします。
次回の記事も楽しみにしていてください。


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[引用研修]
令和4年6月29日 兵庫県徴収事務マネジメント研修
『地方自治体における債権管理の実務(マネジメント編)』

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