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SEOライティング 備忘録③ Chapter1

Lesson7.検索順位を上げるためのポイント

◎SEO的に意味のあるHTMLタグを活用する
HTMLの中にはSEOに有効なタグがあり、SEO的に意味のあるタグを
論理タグ、装飾などの見た目だけを変更するタグを物理タグという。
論理タグの例
・<title>タグ 検索結果に表示されるタイトル。ここにSEOで
        狙いたい検索キーワードを組み込む必要がある。
・<meta description>タグ
 検索結果に表示されるページの説明文(スニペット)。
 100文字程度できちんと内容を記述することがポイント。
・<h>タグ ページの見出しとなるタグ。1~6までがあり、
      ページ内の段落区切りを使う場合にhタグを
      使用して見出し設定を行う。ここにもキーワードを
      組み込む。

SEOで上位表示したい場合の例
<title>
SEOで上位表示に重要な5つの要素
<meta description>
検索エンジンで上位表示させる技術を「SEO」といいます。ここでは
SEOで上位表示させるための5つの重要なテクニックを紹介します。
ポイントを押さえて上位表示されやすいコンテンツ作りを行いましょう。
<h1>
SEOで実践するべき5つのこと

◎Webサイト内のインデックス数を増やす

インデックス数:Webサイト内で検索エンジンに登録されたページ数。

インデックス数が増えれば検索結果に表示されるページ数が単純に増え、
上位表示の可能性も高くなる。その上で質の高いコンテンツを提供すれば、
「ここのサイトは質が良いコンテンツをたくさん提供するサイト」と、
検索エンジンに見られるため、サイトの価値が向上し、全体のコンテンツが
上位表示される可能性が高くなる

逆に内容が薄いコンテンツで数を増やすと、評価を受けない可能性がある。

◎発信するコンテンツは絞り込む
Webサイトから配信するコンテンツはテーマを決めて作成する。
コンテンツの分散は検索エンジンに何を提供したいかわからない
と考えられる。同じようなコンテンツを持っているサイトでも
専門性に特化したサイトを上位表示させる傾向がある。
コンテンツを作成する場合は、1つのテーマに絞って作成し、
決定したテーマから大きく外れない
ようにする。

Lesson7のポイント
・SEO的に意味のあるHTMLタグに、上位表示を狙う検索KWを組込む
・インデックスの数は検索上位に表示される可能性と比例関係
・テーマが整っているほど、上位表示されやすい

Lesson8.どのようなコンテンツを作るべきか

◎人が見てタメになるコンテンツを作る
まず、第一に訪問してくれた人に役に立つコンテンツを作成する。
アクセス解析ツールを使い、以下2つの判断基準を分析する。
・そのコンテンツを起点にサイト内の他のページも巡回している。
・じっくりと時間をかけて読んでくれている。
このポイントを押さえた人の役に立つコンテンツを作成することで
良質なコンテンツを持つサイトと検索エンジンから良い評価を
受けられる。

◎ブログ記事は滞在時間をチェックする
ブログなどで1日1記事更新しているような場合、RSS*で直接
訪問してきた人がそのコンテンツだけを見て離脱することが
ある。直帰率*はコンテンツ評価ではネガティブ要因だが、
ブログなどでは気にすることではない。滞在時間を計測する。
また、再訪問してくれている人、サイト名を直接検索してくれて
いる人はファンである可能性が高いため、こちらもチェックする。

*RSS:コンテンツの作成者がタイトルや概要をデータとして配信する
   仕組み。受信側は内容をRSSリーダーやWebブラウザの機能で
   データを受信できる。最新情報が一覧表示される。
*直帰率:サイトに流入したセッションの内、最初のページだけ見て
    離脱したセッションの割合。
Lesson8のポイント
・滞在時間やPV数など、サイトがどれだけ見られているか分析
・再訪問やサイト名で直接流入してくれる訪問者数を増やす

Lesson9.拡散して記事を見つけてもらう

◎効果が出てくるまでの期間
検索エンジンが情報収集、分析、順位付けを行うまで、少なくとも
コンテンツ作成から2週間は動きがない。
インデックスが行われたかどうかは、GoogleSearchConsoleで
確認できる。
メニュー⇒クロール⇒Fetch as Google⇒WebサイトのURLを入力
次画面で状態を知ることができる。
・インデックスされていない
・インデックスされて正常に表示されている
・何かしらのエラーが起きた
・アクセス権限がない
インデックスされていない場合は、コンテンツの質が低いか、
内部リンクがつながっていない可能性があるため、見直す。

◎拡散させてコンテンツの評価を向上させる
毎日更新するニュース系や誰かに教えたくなるノウハウ系の
コンテンツは拡散しやすい。こういったコンテンツにはSNSの
シェアボタンを付けるようにする。
・時事コンテンツ
・人に教えたくなるコンテンツ
・「あるある」のような共感コンテンツ
これらはSNS拡散に向いている。記事が人の役にたつコンテンツで
あれば、滞在時間も長くなり、コンテンツの評価が上がり、検索
エンジンからの評価も上がる。

Lesson9のポイント
・作成してから結果が出るまで、2週間くらい
・コンテンツの質が悪いと、検索エンジンにインデックスされにくい
・読み物系の記事はSNSと必ず連携を行う

Lesson10.上位表示するために必要なリンク

◎不正対策を行う「ペンギンアップデート」

ペンギンアップデート:
意図的に検索結果の順位を上げようと不正を働いたWebサイトに
対してペナルティを与えるために、Googleが設定した評価基準

スパム*認定を受けると検索結果の順位が下落する、検索結果に表示
されなくなる。

*スパム:不正に順位を上げるような行為
    ・リンク集などの質の低いリンクを大量に集める
    ・背景色と文字色を一緒にしてコンテンツを隠す
    ・スタイルシートを使用して文字を非表示にする

例えば、上位表示させたいKWを普通にブラウザでページを見たときには
表示させないように忍び込ませておく方法など。一度ペナルティを受けると
回復までに期間を要するため、絶対にしないこと。

◎コンテンツを評価する「パンダアップデート」

パンダアップデート:コンテンツに関する評価を行うアルゴリズムで
          オリジナル、かつ優良なコンテンツを評価し、
          低品質のコンテンツは排除する役割がある

コンテンツ量が多ければSEOに効果的だった時代に、質の低いコンテンツを
大量に作成するWebサイトが増え、他サイトからの流用、つなぎ合わせた
だけのコンテンツが多くなったため、導入された。

優良とされるコンテンツ
・人が見てタメになるコンテンツ
・最新の情報を取り扱っているコンテンツ
低品質とされるコンテンツ
・他サイトからそのまま流用したコンテンツ
・他サイトのコンテンツの一部を組み合わせて作成したコンテンツ

◎上位表示にリンクが必要
被リンク*が多いと、多くのサイトから評価されていると見なされ、検索
エンジンに評価される。ただし、その仕組みを利用して、順位を上げる
ためにリンクを販売する業者が増加したため、ペンギンアップデートを
導入して不正に順位を上げていたWebサイトの対策が行われた。
むやみにリンクを増やすことはしない。

*被リンク:外部のWebサイトからリンクを受けること
Lesson10のポイント
・不正行為を監視するペンギンアップデート
・コンテンツの質を評価するパンダアップデート
・不正なリンクの購入はペナルティにつながる
・質の良いリンクを増やし、優良なコンテンツを作成するという
 2つの要素が検索順位に大きく関係する

Lesson11.質の良い被リンクを集める方法

◎SEO効果のあるリンクとは
質の良いリンクのポイント
・自分が運営しているWebサイトのテーマとの関連性
・同ジャンルで有名なサイトからのリンク
・同ジャンル外でも権威があり認知度が高く、あまりリンクを
 貼らないサイトからのリンク

◎自然と増えるリンク
人に紹介したくなるコンテンツを作成する、賞を取るなどの
注目を集めるようなことをすると自然とリンクは増える。
なにか大きな出来事が起きた場合は、Webサイトで公表してPRを
行うなど、常に情報を発信するように心がける。

Lesson11のポイント
・ジャンルに特化したサイトや、知名度の高いサイトからの被リンク
・リンクが集まりそうなコンテンツはサイト内で目立つようアピール

Lesson12.コンテンツ作成後の告知

◎コンテンツを知ってもらうためにすること
むやみに告知するのではなく、作成するコンテンツにより告知手法を
変えると効果的である。
・IR*や新製品などの企業情報の場合
 PR業者に依頼して、多くの人の目につくようなニュース記事
 (プレリリース)で告知する。場合によっては大手ニュースサイトが
 取り上げることもあり、他メディアからの流入を見込める。
・キャンペーンや期限の限られた特設サイトなどの場合
 ターゲットとなる読者に届くようにWeb広告を出稿する。リスティング
 広告やDSP*などの広告は、興味関心が高い人に向けて配信できるため
 費用対効果が高く、販売数や資料請求数を増やすのに適している。
・読み物、エンタメ性の高いコンテンツの場合
 SNSを利用して、積極的に拡散を狙う。内容が拡散すれば、それこそ
 無料で様々な人にコンテンツを見てもらえる。

*IR:Investor Relations(インベスターリレーションズ)
   企業が株主や投資家に対して財務状況など投資の判断に必要な
   情報を提供していく活動全般で、最近では顧客や地域社会に対して、
   経営方針や活動成果を伝えるのも狙いになっている
*DSP:Demand-Side Platform(デマンドサイドプラットフォーム)
   簡単にいうと広告配信のネットワークに参加している複数の
   Webサイト上で自分のサイトに興味があると想定される人に
   対してのみ広告配信を行うことができるツール

◎SEOで告知はできないの?
上位表示の確証がなく、コントロールしにくいため、向いていない。

Lesson12のポイント
・SEOは告知向きではない。
・コンテンツの告知は内容により方法を変更する。

Lesson13.検索エンジンから訪問させるために
     必要な費用

◎SEOのメリットと問題点
無料で検索結果に表示され、それを見たお客様が訪問してくるという、
シンプルな部分が魅力で、検索ボリュームのあるKWで上位表示されれば
毎日のようにお客様が訪問してくれる。
反面、コンテンツの質が低い、サイトの力が弱いといった状況では、検索
上位に表示される機会が少なく、訪問者が爆発的に増えるといったことは
ない。SNSと連動してコンテンツやサイトを知ってもらい、拡散して
もらう、知名度を上げていくなど、はじめは地道な運営を行う必要が
ある。また、コンテンツ全てが上位表示されるわけではないため、
アクセス解析をしてサイトの改善を常に行う。

◎SEO業者をうまく利用する
SEOに行き詰まったら外部コンサルタントとしてSEO業者に依頼する
方法もある。費用はかかるが、プロの効果的な施策提案を受けられる。
SEO業者にもWebサイト分析から企画を行う業者、ツールをメインに
サポートする業者など、得意な分野が異なる。SEO業者に依頼する場合、
まず、自社で運営しているWebサイトの足りない部分を理解して、
コンサルタントに相談し、足りない部分を補ってもらえる業者を選定
する。

◎リスティング広告を活用する
検索KWに応じて広告を表示する検索エンジン連動型広告(リスティング
広告)はCPC*課金というクリックされたら広告コストが発生する仕組み。
広告と関連付ける検索KWを選び、金額を設定して購入する。競合サイト
よりも高い金額を設定すると、より上位に表示される仕組み。
メリット
・広告費用を払えば、購入した検索KWでの検索結果に表示されるため、
 短期間で集中的に流入数を増やせる。その特性から期間が限定された
 キャンペーン用のランディングページをリンク先に設定するパターンが
 多い。
デメリット
・KWによっては単価が1クリックで数千円する場合がある。
・リテラシーのある人からは広告であることがわかるため、自然検索よりも
 クリック率が低くなる。

*CPC:「Cost Per Click」の略で1回クリックされると費用が発生する仕組み
Lesson13のポイント
・労力を惜しむとSEOの効果は発揮されにくいため、常に確認と見直しを
 行う。
・SEO対策に行き詰まった時は外部業者に依頼することを検討する。
・キャンペーンなど期間が決まっている場合はリスティング広告が効果的。

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