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子どもたちと作ったおせち料理

おせちの季節になると、6年生の子どもたちと家庭科の調理実習で作ったおせち料理を思い出します。

もうウン10年も昔の話。
懐かしくなって、その時に子どもたちに配布した「6年生新聞」を開いてみました。

私は6年生の担任をして家庭科の授業も担当。
2学期最後の家庭科は、おせち料理作り。

お正月に食べるかなり特別感のあるお料理。
それに挑戦するというのは、子どもたちのやる気を上げる献立でした。

子どもたちと相談をして、決めたおせちのメニューは
こぶまき 田作り 紅白なます 黒豆 ゆずかん

6年生新聞には、その時の子どもたちの様子が書いてあります。
・ひたすらごまめをいるAくん。
・ごまめにからめる煮汁を作るBくん。
・大根とにんじんを思いっきり絞るCさんとDさん。
・ちくわを短冊に切るEくん。
・そのちくわを昆布で巻くFくん。
・かんぴょうでしばるGくん。
・ゆずをくりぬき、しぼるHさんとIさん。

ゆずかんを作っている間に、黒豆は何度も吹きこぼれたようです。

6年生新聞には、
「おせち4種類とデザートまで作るのは少し無理かなと思ったけれど、みんなが作り方の紙を見て、自分の仕事をちゃんとやったから、時間通りにできあがったね。すごい!! お皿に盛り付けたら、お正月気分になりました。家でも自分で作ってみる?」
と書いています。

そして、冬休みに入り、多分大晦日。
ひとりのお母さんから自宅に電話がありました。
「娘がおせち料理を作ってくれると張り切っているのですが、作り方の紙を学校に忘れてきてしまって、先生、○○の作り方をファックスで送ってもらえませんか」

すごく嬉しかったなあ。
いそいそと書いて、ファックスしました。
冬休み明けにおうちでのおせち作りの様子を聞くのがとても楽しみでした。

おせちの季節になるといつも思い出す出来事です。
いろいろな意味で自由度が高く、子どもたちといろいろなことができたあの頃でした。

今年のおせち料理、なにか1つ子どもと作ってみませんか?
子どもたちはお手伝いが好き。
何を作るかの相談ができたり、材料の用意も体験できます。
そして、自分で作るとおせち料理に対する印象が変わります。





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