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忘れられない先生の言葉

人生で忘れられない先生が3人いる。

1人目は中学校の社会の先生
私が歴史好きになったのは彼の影響だろう。

歴史を漫画のようにストーリーで教えてくれた。
先生は本当に歴史が好きなんだな、ということが伝わるくらい、楽しそうに授業していた。

あれを天職というのかもしれない。



2人目は高校3年生の担任
長期戦の受験勉強を乗り越えるためのノウハウを教えてくれた。

To do listを付けること、終わった項目は線を引いて消すこと、スケジュールの組み方…。

社会人になったらシャープペンシルは使わないから、ボールペンで勉強しろと教えてくれた。本当にそう、社会人はボールペンばっかり。

今考えると、私の手帳好きはこの先生の影響があるかもしれない。先生はいつもメモを取り、一つずつタスクをこなしていた。

「勉強しろ」と声かけるだけでなく、具体的な勉強術を教えてくれた。良い先生だったなぁ。



そして3人目。専門学校時代の担任
卒業前の言葉が忘れられなくて覚えている。

・-・-・以下先生の言葉・-・-・

先生は皆んなが立派な作業療法士になって活躍してくれたら嬉しいです。

でも仕事はお金を稼ぐための手段だと割り切ってもいいと思います。

私生活を充実させるために、作業療法士の資格を使う、そういう考え方でもいいと思います。

作業療法士として活躍するより、皆さんの人生が充実することを優先してください。

作業療法士だけが人生の選択ではありません。


・-・-・-・-・-・-・-・-・


そんなことを言われた。

就職先が決まり緊張しているなか、作業療法士として頑張らなくちゃ!これでやっていかないと!と思い込んでいた時にこの恩師の言葉。



専門学校の先生って、
作業療法士として頑張って!期待してるよ!
っていいそうだけど

お金を稼ぐための手段と考えていい
自分の人生を優先して
って声かけて貰って凄く気が楽になった。

作業療法士としての私よりも、家族や仲間といる私を優先しようと思った。


あれからずっと、先生の言葉は頭の片隅にある。




私の代わりはいくらでもいる。困ってる患者は誰かがリハビリしてくれるだろう。


でも自分の人生は自分しか生きれない



やりたいことをする人生にしようと思い、就職して6年後に作業療法士を辞め、日本一周の旅に出た。

たくさんの経験と思い出を作り、一生忘れられない経験になった。そしてまた、作業療法士として働き始めた。


卒業して先生には会ってないけど
私が学会発表をしたことより、日本一周したことを喜んでくれるだろう。そして、結婚したことをもっと喜んでくれるだろう。



もしこの記事を新入社員の人が読んでいれば伝えたい。
仕事より自分の人生を優先して欲しい。
その仕事だけが、選択肢じゃない。

あと学生さんにも伝えたい。
一つでいいから好きな教科を見つけて欲しい。
「学びが楽しい」という原体験は大人になって役に立つはずだから。

先生たち元気にしてたらいいな。


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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