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ポメラを使用しだして1年がたちました

ポメラを使用しだして1年がたちました。
この一年、自分のアウトプットやインプットに大きな影響を与えたのがポメラだった と考えています。今ではポメラなしの生活は考えられない ほど重宝な機器になっています。

ポメラで小理屈野郎のこの1年の変わったこと、変わらなかったことを総括し、思索してみます。

因みに、今回の記事のトップの写真は現在の自宅の執筆環境です。

ポメラ購入

動機

今までの記事でも何度か触れていますが、去年のゴールデンウィーク少し前に、産経新聞大阪版の夕刊の中で、ポメラの開発者の方のインタビューが掲載 されていました。
ポメラの概略などを記事にしたものだったと思います。この記事、探してみたのですが、ネット上ではうまくヒットしません でした。
ポメラ、と言うものがあるという事は、かなり前から知っていましたが、単にメモをとるだけで出来たファイルを流し込むのが面倒そうだとか、日本語変換機能がもう一息だ、とか色々なネガティブな印象を持っていたことは確かです。
私の現在使っているDM200になってから日本語の変換効率が飛躍的に良くなった 事をその記事では言及していたのだと思います。それなら、ちょっと使ってみるか、という感じでした。
その頃から家で使っているWindowsマシンは起動してから安定して仕事をこなせるようになるまでかなり時間がかかるようになってきていました。そういった意味で、気軽にテキストを入力できる環境が欲しく なってきていました。それが後押ししてくれました。
まあ、使ってみてもう一息でもいいか、という感じも少ししたので実際の購入に向けて調査をすることにしました。

ちなみに、上記記事を見つける事が出来て再読できたら、また違った追想が出来たかも知れません。これは少し残念でした。

この記事を読んだ後、はポメラに関する電子書籍を何冊か読んでみました。またネットでも情報を集めてみました。現役の作家さんが実際に使ってらっしゃる と言うこともこのとき知りました。これを読んでめちゃくちゃ使い物にならない、という感じは受けませんでした。むしろなんだか使えそうな気がしてきました

購入の詳細

ついに購入に向けて実際に価格や納期などを見ていくことになります。
Amazonの購入データが残っている ので、これを参考にしてその時どんな感じだったかを追想してみます。

Amazonでの注文日は2021年4月28日 でした。
その頃購入したときに付与されるAmazonポイントがだいぶと貯まっていたことも購入を後押ししてくれた一つの理由になりました。
購入時のAmazonでの販売価格は35,486円でした。その当時Amazonポイントを19,000円分近くもっていたのでそれをすべて放出して2万円をだいぶ切る価格での購入 としました。
まあ、これぐらいの懐の痛みようであれば、それほど使えなくてもとりあえず納得は行くな、という感じでした。まだ、使ったことがないので猜疑心が残っていた と思います。
さらに純正のキャリングケースも購入しました。この機種、いわゆるノートPCとは全く違ったフォームファクタなのでいいサイズのケースというのはそうそう無いとその時は考えていたのでした。
後々分かることですが、実際は流用できるものが色々とあった ので、びっくりしました。
購入して実際に使い出してから、液晶が光沢画面 だったので反射があって視認性が良くなかったので、すぐにアンチグレア系の液晶フィルム を購入しました。これでかなり液晶は見やすくなりました。
今振り返って考えてみると、現在これだけがっちり使って色々なことが出来たわけだから、今度新機種が出た場合は、流通が落ち着いてある程度品薄の時期が過ぎたら、あまり価格のことは気にせず購入するのではないかな 、と考えています。
現在のポメラのサブ機(どちらがサブになるかは新しい機種が出てから考えることになりそうですが)として、置いておきたいな、と思っています。それぐらいポメラは小理屈野郎にとって大事なものとなっています。

購入後の感想

購入してから実際に手元に来るまで数日かかりました。
どうやら5月1日にものが来たようです。
まずは外装の箱を見てみたのですが、すごくシンプルでした。
箱を開けて、実物を見てました。結構しっかりしているようだなと感じました。蓋を開けると3,4秒で起動 しました。これは速いな、と思いました。今までのWindowsマシンの起動に非常に時間がかかっていたので、これならすぐに何か書き出せるな 、と思わせるものでした。キーボードを打ってみたのですが、非常に打ちやすい。そしてミスタッチが極めて少ないな 、と感じました。おそらく、キーボードの周辺(辺縁)のキーにあまり不規則な(独特な)配列がない からだと考えました。
ちょっとしたタッチで十分に入力されているようで非常にいいな、と思いました。紹介ブログなどを見ていると「キーボードは秀逸」とほぼすべての紹介ブログで言及されていたのは伊達ではないな、と思いました。
親指シフトにも対応しているようでキートップに貼るシールまで同梱されており、びっくりしました。もちろん小理屈野郎は使っていませんが。なかなか玄人はだしの機器 だなとも思いました。
まずは読書ノートに使おうとは思っていましたが、すぐには書く内容がなかったのでネットで色々な使用法を見ていました。
その中で出てきていたのがポメラをUNIXマシンとしてしまう ことでした。
これについて、思いつくままアウトラインモードで思索 をしていたようです。そのファイルについては次回の投稿で公開したい と思います。

お楽しみに。

購入した後にも情報を仕入れて使い勝手を良くしました

利用するとともに継続的にポメラの情報を得たいと思いTwitterを放浪しました。
そこでツイッターで ポメラDM200_bot さん(@DM200_bot)のアカウントを見つけました。
氏は毎日色々なポメラを利用するに当たって細かいハックを流して下さっています。また、ポメラに関わるツイートをリツイートして下さっています。
氏のツイートに以下のものを含め、何度も助けられました。

  • ショートカットキーのシール

氏のツイートと前後して、ショートカットキーを覚えることがポメラをさらに快適に使う一つのポイント だと思っていたのですが、ディスプレイの左右に機能とそのショートカットをまとめた宛名シールを貼る 、と言う技が出ており、その技を開発された方がデータを無償で公開して下さっていたので、それをディスプレイのまわりに貼付しました。これは今も貼ったままですが非常に重宝しています。

  • 本体に貼り付けるクッションゴム

ヒンジ側の側面に小さな透明のクッションゴムを貼付することによってキーボードに少し角度を付けるというアイディア。
これもすぐにAmazonでクッションゴムを購入し、現在も貼付したままにして活用しています。現在は小さなスタンドになる足を利用していますが、それが利用できないときでも極力キーボードを打ちやすくしています。

  • キャリングケース

最初は純正のものを使っていたのですが、少々きついのと、値段の割に高級感がなかったのです。なんとなく玄人っぽい、という感じがしていて悪くはなかったのですが、AppleのMagicKeyboard用のキャリングケースがそのまま流用できる 、と言うツイートをリツイートして下さっていました。
これ、実際に購入しましたが、非常に堅牢で純正のものよりずっといい感じです。
現在は職場で持ち歩くときに使用しています。
Nintendo Switchのキャリングケースも流用できる場合が多いようです。
これ以外にも色々なキャリングケースをリツイートという形で紹介して下さっています。

  • アップロード機能の利用

つい最近、記事にもしましたがアップロード機能、単なるメールの送信機能ですが、氏のツイートを見て設定法を思いつきました。

毎日氏のツイートを拝見しているのですが、毎日色々な発見があって面白いです。
また、ブログも開設されています。ポメラについて突っ込んだ考察や情報などの宝庫です。
ポメラファンの方なら見られると何かヒントがあるのでは無いかと思います。

ポメラの利用法

さて、小理屈野郎の現在のポメラの利用法を概観していきます。

利用法(1) まずは読書ノート作成機として

ポメラを購入する前後に読んだポメラに関わる電子書籍を見ていたところ読書ノート作成で使える 、と言うことが書いていましたので、これをメインとして使うこととしました。

まずは小理屈野郎に執筆能力が無く、読書感想文みたいなものからの開始となってしまいましたが、途中からは読書ノートのフォーマットをいろいろ考えてオリジナルでつくって定型文登録をする ことによって確実にいいノートが出来るように時折バージョンアップしています。

現在の読書ノートのフォーマットは個人的にはほぼ固まっている (十分に煮詰まっている)状態で、これに沿ってノートを書くと、その場で内容に合わせて思索したり、内容をまとめをつくりながら入力したりする ことによって知識の血肉化に非常に役立っています。
また、Evernoteに保存しているので強力な検索機能を利用してちょっとしたキーワードからも読書ノート全体の検索がかけることが出来ます。
自分の知識の引き出しとして乗りようも出来るようになっています。

利用法(2) 次にnote記事作成機として

読書ノートを付けだし、あまり大きな展開がなかった昨年9月頃、大山賢太郎氏の新しい電子書籍刊行のイベントでZoomミーティングがあったので、ちょっと閉塞感もあり参加を決意しました。
そこで教えていただいたアウトプットの重要性
それを出来るようにするためにnoteの記事執筆と記事公開を提案 していただきました。

これが私のnoteデビューのいきさつです。

その記事の作成機として、ポメラを利用するようにもなりました。
最初はテキストをすべて入力してある程度完成させて、それをnoteのウェブに貼り付ける。その後に体裁を整えて記事公開 、としていました。
この4月中旬からは新エディターが完成して、マークダウン記法にも対応して下さっているので、マークダウンを埋め込んである程度記事の体裁をも整えてから、note記事を流し込む 、と言う風になっています。

これによって体裁を整える手間が大幅に省けるようになりました。
まだ、動作が安定しないマークダウン記法もあるようですが、追々良くなっていくのではないかと考えており、ポメラでの記事執筆はますます便利になっていきそうです。

利用法(3) ちょっとしたことの思索のアウトライナーとして

アウトライン機能があるので、アウトライン機能の効果的な利用法について電子書籍を何冊か読んでみました。その上でノート記事も書いてみています。

これらに触発されて、思索ネタを時折つくるようにしています。
今までこのような感じで一つのことに文章を書きつつ思索をしたことはほぼ無かったわけで新鮮な経験でした。
そして思索を終えた後、目の前が晴れるような経験でした。
ここのところnote記事のネタもあるので少しお留守になっていますが、また復活しようと思っています。

利用法(4) 職場の書類の草稿作成機として

ポメラで集中してテキストを入力することによって質の向上が見られるような気がしたので、アウトライン機能を使いつつ草稿作成をしてみました。

これも非常にうまくいったと思っています。

ポメラの利用で変わったこと

ポメラを使い出してから、小理屈野郎的に変わったことについて項目を立てて解説します。

  • デジタル読書の質が著しく向上した

読書ノートをポメラで入力することによって読書の質が著しく向上した と考えます。
また、読了後ポメラを開ければすぐにノートを書き始めることが出来るので、有無を言わせません(笑)。これも質を上げる、そして習慣化するために非常に役立ったことだと思います。

  • note記事を気軽に作成できる

読書の質を上げるためにも始めたnote記事の執筆と公開。
これを非常にやりやすくしてくれているのがポメラ だと考えます。

  • ちょっとしたことを思索することが出来るようになった

アウトライン機能を利用することでこのようなことが出来る、と言う経験をすることが出来ました。
元々ネットにしっかりとつながっている端末ではないです。それだけに非常に集中してお題目に対して思索をすることが出来ているような気がします。
これも良かったことの一つです。

ポメラを利用しても変わらなかったこと

次にポメラを利用しても変わらなかったことも項目を立てて解説します。

  • デジタル読書が継続できている

ガジェットを増強しているので、読書がおろそかになるかな、と思っていたのですが、そうではないようです。
ガジェットと言うより電子筆記具、という感じに捉えた方がいい かもしれません。

  • デジタルの依存症にはかかっていない

デジタルガジェットですので、依存性がありそうですが、そんなこともなく、淡々と読書をしてはノートをつくり、思索をしたり、思いついた題材を元に思索をしてnote記事を執筆、公開 を続けられています。

ポメラと小理屈野郎のこれから

以上のように、小理屈野郎にとっては、知的生活を送るに当たってポメラは本当に大事なものの一つ となりました。
もし、昨年の今頃、何気なくポメラを購入していなかったら、読書ノートはもっと貧相なものだっただろうし、noteデビューをする、等と言うこともなかったのではないかと考えます
そういう意味で個人的にはエポックメイキングな出来事 であったと思います。
現在も単機能やそれに近いものを利用して読書環境や思索環境を随時改善しています。
今後ポメラやその後継機種は小理屈野郎にとってはなくてはならないもの、ある意味スマホより大事なもの だろうと思っています。

もうポメラ共に生きる生活2年目が始まっていますが、ますます実りのあるものに出来るように精進していきたいと考えています

まとめ

ポメラを購入して1年がたちました。
この1年を振り返ってみました。
そこで転機となった出来事や、お世話になった人々について触れました。
お世話になった方々には特に感謝をしたいと思います。
これからもポメラとともに知的生活を充実させていきたいと考えています。

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