旅の回想 スイス🇨🇭 2006 ①
2006.8.1-8.8
もう15年以上前の話になりますけど、夫婦でスイスを旅行しました。1年前のイタリアと同じく安易なパッケージ旅行です。これが5回目の海外旅行でした。
この旅行、福岡空港から中国東方航空の定期便を使用して上海経由で行くものでした。上海でフランクフルト便に乗り継いでスイスまで行きます。なので幾分かはお手頃価格なのでしょう。
5泊+機中2泊、8日の旅行です。
上海観光
上海発のフランクフルト行きの飛行機が夜の便なので、昼間は上海観光に充てられていました。
実は上海には、この年のGWに上海単独の旅行に来ていました。何の御縁か3ヶ月後にまた訪問することになりました。
2時間ほどで上海に到着です。
空港から上海郊外までリニアで移動です。最高速度431kmは世界最速運行です。
ただ、現在はコロナ禍の影響で採算性の問題があり300kmしか出していないそうです。残念ながら新幹線程度です…
夜の出発まで上海観光です。実は全てのスポットを3ヶ月前のGWに観光済でした。しかしながら、まさかまた訪問できるとは考えてなかったので嬉しかったりもしました。この日の上海は気温38℃…このあと向かうスイスとの気温差がすごいのです…。
1500年代の明の時代に造られた、だだっ広い庭園です。
だだっ広い、お土産物や飲食店が並ぶスポットです。
回転式のテーブルでみんな仲良く…。
この方式だと、初対面のパック旅行のメンバーと呼吸を合わせる必要があります。
今回のメンバーです。7名と少人数です。
・優しそうな旦那さんとしっかり者風な奥さんの優雅な定年退職後を過ごしてそうな夫婦
・職場の同僚2人で家庭を脱出して参加している50代の女性コンビ
・1人で参加の少し謎めいた50代女性
・メンバーの中では圧倒的に若く平凡な私達夫婦
今回は優雅な「大人の旅?」なメンバーです。
ガイドさんは口数少なめな30代男性。あまり記憶に残ってません…
私達以外は少食なので、たくさん食べることができた(食べさせられた)嬉しい記憶があります。
夜は雑技団鑑賞。3ヶ月前と同じ会場で、ほぼ同じ演目を鑑賞します。
夜になり、ようやく、上海を出発します。
上海とフランクフルトを結ぶ定期便です。定期便なので、当然ながら、乗客のほとんどが中国人または欧州人です。なので、最初の機内は何だか騒々しい。いや、日本人が大人しすぎるのかな…
約12時間のフライトです。離陸してほどなくすると、いつもの静かな機内になりました。
時差は7時間戻ります。
12時間のフライトで、機内食2回、おつまみ1回が出てきます。
離陸後すぐに夕食?あまりお腹空いてませんが食べます…
それから2時間後くらいにおつまみ…
ほとんど眠れず…着陸2時間前くらいに朝食…お腹空くはずもありませんけど勿体ないから食べます…
時計は5時間しか進んでないのですが、その間に3回の食事をしています。これが何とも変な気分になるのです。頭の中で食べ過ぎたと感じてます。
ベルン
早朝、フランクフルト国際空港着。なかなか目的地スイスまで到着しません。これだけ寄り道した方が格安で行けるというのも不思議です…
そしてあまり旅行経験の無い私たちにとっては寄り道全てが貴重な時間、経験です。
バスに乗って、駅まで移動です。
機内ではほとんど寝てません。朝日が眩しいです。時差ボケではなく睡眠不足です。案外この方が時差ボケに苦しまなくて済みます。おそらく…。
フランクフルトからスイスのベルンに向かいます。鉄道で4時間くらいかかります。何もかもが真新しい景色・音・匂いばかり…。退屈はしません。
残念ながら、このあたりの移動中のことは、ほぼ記憶にありません。おそらく寝不足で意識朦朧?ドイツとスイスの国境にバーゼルという街がありますが、素通りで国境も通過しているな…それくらいの記憶しか残ってません…
ベルンはスイスの首都です。チューリッヒでもジュネーブでもないのです。良い意味で首都には見えない街。人口は約13万人。日本で言えば、富士宮市や伊勢市くらいの人口規模です。
もちろん、国土の広さは九州くらいで、人口も850万人くらいですから単純な比較はできませんけど、ただ、チューリッヒには人口40万人以上います。
権力集中を避けるためにベルンを首都にしたそうです。
旧市街と呼ばれている範囲全体が世界遺産です。
昼食です。
スイスの食事は正直、特徴が無く、量も少なかったです。サラダまたはスープ+小さなメインディッシュ+小さなデザートが毎食延々と続く感じで変化に乏しく量も物足りませんでした。
もともとそのようなスタイルなのか、たまたま、大食漢な若い人はあまり来ない国なのか…理由はよくわかりません。
旧市街のちょうど中心付近に時計塔があります。
機械仕掛けのからくり時計で、1時間に1度人形がカタカタします。
ベルンでは中世の街並みを堪能できました。しかしながら、この旅行で求めていたのは雄大なアルプスの風景です。
シャモニー
ようやくアルプス最初の目的地、モンブランの麓の街であるシャモニーに向かいます。バスで国境を越えて、フランスに入ります。
フランス国境に向かう途中に一気に標高が上がる峠道があります。なかなか高性能なバスなのか大型なのにグングン登っていきます。
夕方。モンブランの麓の街、シャモニーに到着しました。
ほどなくして夕食…
本当に特徴のない洋食メニューです。毎食同じものを食べている感覚…まだ若かったので、もちろん量も足りません…
奥さんが淡々とカメラに収めてます。
暗くなり、部屋からアルプスの雪山が見えていて幻想的…
明日は雄大なアルプスとモンブランを見る。ケーキのモンブランの由来にもなっているアルプスの名峰です。最高だろう…と、何の疑いもなく眠りにつきました…
…翌朝…な、なんと…
雨が降っています…
何と言いましょうか、アルプスと雨っていうのが頭の中で全く結びつかないわけで…
アルプスの写真もこれまでたくさん見てきましたが雨など降っておらず必ず快晴なわけで…
いえ、当たり前なんですけど…
ロープウェイを乗り継いで、3,777m。そうです。富士山頂より1m高いエギーユ・デュ・ミディ展望台まで行きます。
到着…やはり、吹雪いています…見るからに寒い…
更に3,842mの頂上まで登れるエレベーターがあります。何も見えず寒いのはわかってますけど、せっかくなので登ります。いつもは行列ができるらしいですけど、誰も並んでいません…
ほどなくして展望台のフードコートに避難。
少し雲が晴れてきました。しかしながら、爽快な山々の景色は見えませんでした。残念…
シャモニーに戻り、昼食…
本当に毎回このパターンです…常に可もなく不可もない食事たち…
このことに関してはガイドさんも最初に説明されていました。やはり、同じように感じた旅行者がこれまでにもいたのでしょう。
気を取り直して、次はスイスのツェルマットに向かいます。名峰マッターホルンの麓の街です。
スイスの雄大な風景を見ながらツェルマットに移動します。しかし、いつまでも曇りがちな空が非常に気になるのでした…
つづく…
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