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ゴミを「捨てる」のか「入れる」のか。リサイクルBOXで気づいた新しい見方。

言われてみれば認識が違っていたなと思うことがたまにある。

公園にある自動販売機横のゴミ箱。飲み終わった缶やペットボトルを入れてもいいように設置されているが、
そこには「ごみ箱ではありません リサイクルBOXです」という張り紙がある。

自動販売機の横に置いてあるものは全てその自動販売機専用のゴミ箱だと長い間認識し、「ゴミ箱」と呼んでいた。
でもそれって違う場合もあるんだよなと認識が改まった。
この場合に置いてあったのは、飲み終わった後の缶やペットボトルをリサイクルして再利用するための回収箱であり、ゴミを処分するためのゴミ箱とは正式には役目が違う。

普段の生活を思い返してみても、リサイクルという言葉が世の中に溢れてすでに久しいと思うし、なんだかんだリサイクルをするものはするもので自然と分けて処分したりしているような気がする。

身の回りのものにも普通にリサイクル製品はあるし、別にそれが特別という意識もない。
「ふ〜ん」くらいに思って、新しいものがリサイクルされて作られているのは当たり前くらいに思っている。

もしかしたら近い未来には、ゴミを回収する箱の中に「ゴミ箱」と認識されるものと「リサイクルBOX」と認識されるものの2つがもっと溢れるように存在するかもしれない。
「こっちはゴミ箱だからゴミを入れていい。」
「こっちはリサイクルBOXだからリサイクルさせるものを入れる。」
知らないか気付いていないだけでもっとリサイクルBOXという名前の箱はすでに大量にあり、そこに飲み終わった缶を何百回と入れてきているのかもしれない。

ゴミ箱であったとしても空き缶やペットボトルは再利用されているのだろうが、そこに設置してあるものを「ゴミ箱」として認識するか「リサイクルBOX」として認識するかで見ている世界はちょっとだけ変わった気がした。

空き缶を「捨てる」のか、「入れる」のか、動詞の使い方も変わるなと思ったらまた新しい認識が生まれた。

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