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私の婚活失敗談 「役に立とう」マインドが裏目に出る

どうも、ばるせろなです。

前回の記事では、「ノウハウばかりに意識が向いて、相手のことを全然見れてなかった」という振り返りを行いました。

その後、私は「徹底的に相手のことを考えよう」と決意することになります。

30代入ってからの婚活は、加齢による魅力減退でマッチングできるお相手の数が減ってきます。人間の成長は「経験数×学びの深さ」であることを考えると、1つの経験からしっかりと学ぶ必要性に迫られるわけですね。

しかし、「相手目線で考えること」にも実は落とし穴がありまして・・・今回はそんな私のしくじりをお届けします。

女性は関係が浅いうちは自宅の最寄駅を教えたくない人が多い。しかし、家から遠すぎる場所をデートに指定してしまうと、到着までに疲れて気持ちが下がったところからスタートになる。

どうしたら良いか友達に聞いたところ、「複数候補を出して選んでもらうのが良いのでは?」という回答が来た。

それは名案だ!

というわけで、最寄り駅を散らして希望を伺ってみる。すると、女性によって「賑やかな街」と「静かな街」で好みが分かれることが見えてきた。

具体的にいうと、恵比寿や表参道、広尾などは静かでオシャレ。渋谷や新宿は雑多で賑やかな街の代表だ。

気づきがもう一つ。1人で飲食店に入るときは「サッと食べてサッと出て、また別の駅に行く」というムーブが成立する。しかし、デートの時には「食べた後にすぐ近くで遊ぶ」という"楽しみの数珠繋ぎ"をしたい。

休日に飲食店開拓をするのが私の趣味なのだが、それまでは僻地の名店を開拓して1人悦に入る傾向が強かった。これではエゴが強くなるばかりで、相手と楽しむ視点が育たない。

新宿や渋谷がデート場所によく選ばれるのは、「娯楽の集積度」が高いからだ。

楽しい時間のためには移動中のトークも重要だ。歩くコース上の目に入るものをメモに取り、そこから膨らませられる話題がないかと事前に考えを巡らす。

話題を広げるのに役立ちそうな自身の過去も棚卸してみる。楽しい思い出が蘇り、自己肯定感が上がるという副産物が得られてとても良かった。

そうして練りまくった渾身のデートプランを実行し、そこから関係が発展・・・しなかった。

おかしいぞと思ってさらに隅々まで作り込んで再度トライ。ところが、3回目ぐらいまでは良いのだが、そこから失速する。

周りの人にこの話をしてフィードバックを求めたところ、出てきた意見は以下の通りだ。


・事前に立てたプランにとらわれてガチガチに身構えてしまい、素の自分が出せていない。それだと「この人は私に心を許してくれてないんだな」「素の自分を好きになれてない人なんだな」と思われて冷めてしまう。

・準備してる内容がヘルシーすぎる。そういったやり取りを重ねすぎると、相手のことを異性と見れなくなる。

・どんなにキレイに組まれたプランでも、ばるせろなさん自身が楽しんでないと相手も安心して楽しめない。自分と相手の"楽しみの最大公約数"を探るのがデートでは重要。準備のしすぎで疲れてしまうと、なおさらここが疎かになってしまう。

またもや私は策に溺れていた。形を変えて同じこと(ノウハウに頼って相手を見ていない)を繰り返していたのである。

「相手の役に立とう」というマインドは仕事だと有効だが、プライベートでは関係を深める妨げになりうるのだ。

自分は何をやっている時に心から楽しいと思うんだろう・・・。

ここから私は「内面の探求」へと目を向けてゆくことになる。

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