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海外出張で気付かされる、各国の英語学習の精神的なコストの違い

古着の仕入れをしていると、さまざまな国の人々と出会います。アメリカ人、イギリス人、カナダ人、ヨーロッパ、UAE、インド、タイ、韓国...本当に様々な国籍の人々がいます。

各国から見た日本人には、勤勉で清潔、そして誠実などのポジティブなイメージが多いようです。ただし、ネガティブなイメージも存在します。その中でも「英語が話せない」というイメージは根強く残っているようです。

日本では日本人が大多数を占め、ほとんどの人が日本語を話します。日常生活では、日本語以外の言語を聞いたり話したりすることはまずありません。そのため、海外旅行や英語を使うことに抵抗を感じる人も多いのです。

私自身も留学前は同じように抵抗を感じ、海外出身の人々に対して少し怖さを感じていました。

一方、まったく逆の話を聞いたことがあります。それはインドです。

調べてみると、現在インドでは461の言語が使われているとのことです。ある都市でも3つの言語が使われていたり、100キロメートル移動するだけで言語が完全に変わることも珍しくないそうです。

こうした環境では、言語への意識が大きく変わると感じます。知らない言語に直面する抵抗感は少なくなり、知らない言語同士でコミュニケーションをとることへの抵抗感も減るでしょう。

そのような場面では、世界共通の言語である英語を使ってコミュニケーションをとるコストがぐっと下がるようにも思えます。

インド出身の知人に聞いたところ、「水」という言葉は現地でも「ウォーター」と使われることが多いそうです。これは私の解釈ですが、人々がそれぞれ異なる言語を使っているため、「英語」を使うことが結局はコミュニケーションのコストを下げるのかもしれません。

日本語にも、英語からの借用語があります。インプット、クリスマス、ホームページなどがその例です。しかし、ヒンディー語ではさらに英語が多く使われるように感じます。

話は少し飛躍しますが、日本人が英語を学ぶ際に直面する大きな敵は、英語を使うハードルや精神的なコストの高さだと感じます。

周囲の目が気になって恥ずかしいと感じることもありますし、英語で会話をする機会が少ないという課題もあります。

もちろん、日本の学校での英語教育が筆記中心で実践的ではないことも大きな問題です。

日本にいてもオンラインの英会話サービスを利用したり、日常的に「英語でどう表現するのか?」と考えてみることなど、英語を使う精神的なコストを下げる努力、気楽に継続して学ぼうとすることの方が学習効果を高めるのに良いのではないかと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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