見出し画像

出会い系アプリに手を出したら、同性愛に発展したえらいこっちゃな話

前回、自身のセクシュアリティについて赤裸々に書きました。

僕は今、同性の方と遠距離でお付き合いをしています。

今の恋人と出会うまで33年間、僕は誰ともお付き合いをしたことがありませんでした。自分のセクシュアリティを受け入れることができず、「普通でいなきゃ」と自分の気持ちを誤魔化して生きてきたからです。

ただ、いわゆるその普通の(男女間の)恋愛ができず、「独りきりで生きていくことが自分にとって幸せなことなのかも」とずっと孤独に生きてきたんですよね。


では、そんな僕がなぜ同性の方とお付き合いをする経緯に至ったのか?

今回はその話をさくっとしていきます。

情報発信なんかやめて、「普通」に生きようと思った

「結婚する予定がないなら、仕事に生きよう」

高校でいじめられて中退したこと。社会人一年目で上司からパワハラを受けたうつ病になったこと。理不尽な社会を生き抜くことで必死で恋愛どころではなかったし、ましてやセクシュアリティの悩みもあったため、自分が結婚する未来なんてまったく見えていませんでした。

だから「仕事だけに生きよう」と考えるようになったんですよね。

そうしたなかで「いつか独立して好きなことを仕事にしたい」と漠然と考えるようになり、まず最初に辿り着いたのがブログ(情報発信)でした。


しかし情報発信は、想像していた以上に”覚悟”が必要で挫折しました。

「なぜ情報発信をしようと思ったのか?」
「誰に届けたいのか?」
「なぜそれを届けたいのか?」

こういったことが付き物になってくるからです。


僕は自分と同じように、人間関係による生きづらさや自身の性に対するコンプレックスなどの悩みを抱えている人たちに寄り添った発信がしたいとずっと考えていました。

ですが、そのためには自分の最大のコンプレックスである”セクシュアリティ”についてオープンにする必要がありました。それをしないと、届けたい人に自分の言葉が届くことはないし、自分のキャラクターはいつまでもぼやけたままになるからです。

とはいえ、それは簡単に割り切ってできることではありませんでした。

せっかく出逢えた人達に嫌われたらどうしよう。変な目で見られてしまうんじゃないか。関係性が崩れるんじゃないか。独立したくても誰も必要としてくれなくなるのではないか。

不安が襲い、こんなつらい思いをするぐらいなら情報発信なんてやめて、普通に生きようと思ったんです。自分にとっての、”普通”の生き方を。

起きてもいない出来事に不安になって、一人で悪い方向に妄想を膨らませてしまうのは僕の悪いところです。本当にメンタルが弱くて、以前まで使っていたツイッターもnoteのアカウントも停止させて、身を潜めた生活をしばらく続けていました。


そしてその間に、大きな転機が訪れたのです。

何を血迷ったのか、わたくし・・・


出会い系アプリに手を出してみた

今まで出会い系アプリに手を出したことがありませんでした。理由はなんとなく怖かったからです。(笑)

実際にアプリを立ち上げてみると、気になる人をまず写真だけでYES(いいね)かNO(なし)をフリックで選別できる機能がどのアプリにもたいてい付いているのですが、「なんて画期的であり、残酷なんだろう・・・」と率直に思いました。(何の話?)


で、最初は普通に女性との出会いを求めてみようと思って始めてみたんです。


が・・・

どの女も、なんか怪しい・・・


これはなんとなくなんだけど、写真がなんかあまりに出来すぎている、気がする。プリクラを使って盛ってる人がやけに多いし。僕はまたちょっと悪い方向に考えすぎてるのだろうか?

マッチングサービスって、たいてい男のほうが金額高くつくじゃないですか。相席屋とか行くと女性は無料で基本的に男性が料金を支払うらしい?ですし、マッチングアプリも理想の女性と出会えるならと利用料金は高めに設定されてます。


それで、「高い金額を払って女性と出会いたいか?」と考えたら

「別に。」

って感じで、即行でアプリを削除しました。可愛いとか綺麗とか思うどころか、みんな化粧と加工でケバいだけでただただ怪しくて怖かった……


それで、もう一つ気になる出会い系アプリがあったので、登録してみることにしたんです。

それが今の恋人と出会うきっかけになった”男同士がリアルを求める出会い系アプリ”でした。

同じようなセクシュアリティを抱えた人達が画面に溢れていた

「異性を求める出会い系アプリがあるなら、じゃあ同性を求めるアプリもあるんだろうな」と興味本位で検索すると、ありました。普通に。そりゃまぁ今の時代ならなんでもありますよね。それに、LGBTQ+当事者のほとんどは、これまでもずっとSNS上でしか出会いを求めることができなかったはずです。

というわけで、好奇心でダウンロードしてみることにしました。僕の人生はここから劇的に狂い始めます。


僕が使っていたアプリは有料コンテンツもありましたが、基本的には無料でたいていのことは使えたので、プロフィールを簡単に作成して登録してみました。どうやらゲイの人はみんな一度は登録してるらしい某有名アプリです。

すると、そこにはおそらく現在地から近くにいるであろう当事者たちの写真が画面いっぱい映し出されたんです。「自分が知らないだけで、身近にはこんなにたくさんセクシュアリティを抱えて生きている人達がいるんだな・・・」と目の当たりにした瞬間でした。


そこからしばらく身バレしない程度に、いろんな人とチャットをしてみました。

僕がアプリを使用していた期間は3ヶ月ぐらい?でしたが、

・すぐにリアルしたい人もいれば
・真剣に出会いを求めてる人もいたし
・いきなり顔写真送りつけてくる人もいれば
・友達を探してる人など

さまざまな人がいました。昔はイチモツをいきなり送りつけてくる変態もいたらしい。やっぱりゲイ界隈はちょっと怖い。

ただ僕のセクシュアリティの悩みを理解してくれる人がそこにはたくさんいました。そのアプリと出逢えたことで僕は大いに救われました。訳あってアプリはもう削除してしまいましたが、その話についてはまた後日にでもしようと思います。


そして、ある日一人の男性とたまたまマッチングしたことをきっかけに意気投合して、遠距離恋愛をする運びになった、というところで今回のお話はここで一旦区切ります。

だいぶはしょってしまいましたが、毎日やりとりを続ける約二ヶ月、お互いに「会ってみたい」というところから僕が東京まで会いに行ったというのが経緯になります。

でもまさか同性の人とお付き合いをする日が来るなんて、まったく思ってもみませんでした。ちなみにお相手の方は同年代の方です。正直僕もこれでいいものか毎日思い悩んでいます。


・・・まぁそれも全部まるごとコンテンツ化しちゃうか。ってことで、また発信活動をする運びにもなったというわけです。

よし、うまくまとまった!(気がする)


では続きはまた後日書きます。

ここまでお読みいただきましてありがとうございました。気付いたら3000字になってしもた。

続きが気になる方はぜひフォローもお待ちしております!前向きにどんどん更新していく所存ですぞ。(`・ω・)


*もし聞きたいこと・知りたいことなどあればコメント欄にお寄せください。エッセイにしてコンテンツ化させていただきます。

▼ツイッターとブログやってます。

・ツイッター → @koppe_19950715
・ブログ → https://bokuraga-yell.com/

いただいたサポートは、今後の活動に還元できるように大切に大切に使わせていただきます。一人ひとりが自分らしく生きられる社会になりますように。いつもお読みいただいきましてありがとうございます。使い道はnoteで使わせてもらいます!