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朝のマインドフルネスをはじめて3か月が経ちました

マインドフルネスとは

書籍「マインドフルネスが最高の人材とチームをつくる」では以下のように定義されています。

マインドフルネスとは、「今、この瞬間」に注意を向けた心の在り方

Googleのリーダーシップトレーニングにも応用されたことからビジネスの世界にも広く浸透していきました。

朝のマインドフルネス

MiLI(一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート)代表理事の荻野淳也さんが主催されている会「朝のマインドフルネス」があります。新型コロナウイルスの影響で外出自粛が広まった中でスタートしました。月曜日~土曜日 6:00~6:30に週6日開催されていて、7月2日で100回目を迎えています。荻野さんがガイドをされ、マインドフル瞑想、ボディスキャン、コンパッションメディテーション(慈悲の瞑想)などを一緒に行います。

僕は4月から参加しています。それ依頼、ほぼ毎日参加しているので、今までで70回程の参加しました。

参加をすることになったきっかけ

3月下旬から在宅勤務となり(6月以降は週に数回通勤)、朝型の生活に変えようと思い立ちました。早朝の時間に毎日開催されているのは自分にとってはちょうどよく新しい習慣を身につけられるかも、と思って参加してみることにしました。以前からMiLIが主催しているワークショップにはよく参加していて、瞑想も毎日ではないものの実践はしていたので入りやすかったということもあります。

自分の中の変化

実際に続けてみると、起きる時間が一定になってくるので生活のリズムが整いました。そして、気持ちよく1日が始まるので、以前は感じていた仕事を始める前の体のだるさ、疲れ、がなくなりました。その他にも以下のような変化を感じています。

感情的な反応に気がつくようになった
今、どんな感情が自分に起こってきたかに気づくことが増えてきました。意外と自分の感情に注意を向けるということは少なかったのだな、と思っています。今でも、ずーっと自分の感情に目を向け続けているわけではなく、時折、自分の感情が動いたな、と自覚できるぐらいです。でもそれが、ネガティブな感情の時ほど気がつけるようになってきたので、一呼吸を置いて冷静になれることも増えてきました。

イライラが減少する
人間関係においては、相手のことを評価・判断してしまうとネガティブな感情が生まれることも増えてくるような気がします。今、評価・判断しているな、と気がつけるだけで、余計な感情の抑制にはつながる感覚があります。これにより、以前の自分比ですが、イライラすることが減ってきたような気がします。

自分の内面を客観的に見られるようになった気がする
感情だけではなく、思考にも注意を向けられるようになってきました。自分が何にわくわくできるのか、何に不安・不快になっているのか、についての原因も認識できるようになってきます。これらの自己認識力が高まると、自分は何を目指したいかという内発的動機が以前よりもはっきりと見えてきます。

無の境地には至っていないけれど

マインドフルネスの大きな要素の1つにはメディテーション(瞑想)があります。瞑想といえば「無の境地に至る」、というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、自分の場合はそんな境地には至っていません。雑念もたくさん出てきます。

ただ、最近自分なりにコツとしてつかんだことは「瞑想中に浮かび上がってきた雑念から、他のことに意識を向ける」なんだろうな、と思っています。自分の場合は、呼吸や、自分の体の状態や、鳥のさえずりなど外の音などに意識を持っていくようにしています。浮かんできた考えや雑念などは、出てくることをなくそうとはせずに、ただそれに気づくだけでいい、と思っています。(これが正しいやり方なのかはわかりません)

僕が続けられている理由

なぜ毎朝早朝に30分の時間をかけて続けることができているのかについても考察してみました。

パターン化する
毎日瞑想を30分実施しよう、と思っていても、実際にはできていませんでした。「朝のマインドフルネス」では開始時刻が決まっていて、それが毎日同じ時刻なので、「いつやるのかが決まっている」「いつやるのかを迷うことがない」という2点がよかったのだと思います。決まっていないと、頑張って創意工夫して30分を捻出をする必要があります。これを考えたり、つくったりする必要がないのは、継続には大きなプラスの効果になります。

緩やかな視線
Zoomを使って参加をするのですが、いつも150名ほどの方が参加されていて、そのうちの7〜8割ぐらいは固定の顔ぶれになっていると思います。カメラオフ・ミュートでの参加もOKなので、だいたいカメラオフのままで参加しています。それでも誰が参加しているのかは何となくわかる、でも、一度に全員が表示しきれないのでよく見ないとわからない。ぐらいの適度なつながり方だと思います。事前に出席連絡をすることもなく毎日任意参加でもあるのですが、もしかしたら欠席したらわかる人もいるかもしれない、ぐらいの緩やかな視線を感じます。これも、毎日参加しようかな、と思わせる小さな力になっているような気がします。

不思議な一体感
カメラオフ・ミュートで参加をしているので、誰とも話すこともなく、ただ同じ時間を共有しているだけです。それなのに、毎日参加していると、不思議とつながりのようなものを感じます。一部の方は毎日顔を出していること、最後は全員でミュートを外して「ありがとうございまいした」という声を聞くことができること、がそれを作っているのかもしれません。もっと他にも何かがあるような気もします。

感謝から一日がはじまる
最後に150人の「ありがとうございました」を聞いて、荻野さんが「今日も良い一日をお過ごしください」で送り出してお終いになります。たくさんの感謝の気持ちから1日をスタートできると、これがない日よりも、その日が心穏やかに過ごせます。

誰でも参加しやすい環境になった

早朝のオンラインイベントになったことにより、忙しく仕事をしている人でも、どこに住んでいても、参加できない大きな理由がなくなってきました。僕もオンラインじゃなかったら、多分参加できていないと思います。マインドフルネスに興味がある人は、とてもよい機会になると思います。朝は生活のリズムに合わないけど、15時ぐらいなら大丈夫、という方がいれば「3時のマインドフルネス」もありますよ。


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