見出し画像

『ビル・ドゲット・フィーチャリング・エディ・デイヴィス&エディ・ヴィンソン』<ブラック&ブルー/ウルトラヴァイヴ>(78/20)

【ブログの過去記事】


https://www.discogs.com/Bill-Doggett-Feat.../release/5546440


※本文を書くに当たり、田中英俊さんのライナーを大いに参考にしています。


ビル・ドゲットの強烈なオルガンに、2人の"エディ"によるサックスが絡み、極上のジャンピン・サウンドが展開されている。エディ・ロックジョウ・デイヴィスのテナーは逞しく、エディ・クリーンヘッド・ヴィンソンのアルトには艶がある。オルガン・ジャズのアルバムは、個人的にはビッグ・ジョン・パットン『レッテム・ロール』に次ぐ買い物。あちらはサックスがなく、ヴィブラフォンやギターが参加している分、ファンキーながらトロンとしたサウンドが印象に残った。ビル・ドゲットは、サックスの咆哮に触発されるようなギャンギャン弾きが目立つ。しかしながら、細かいテクニックも見事で、心奪われる職人芸を聴かせてくれる。


<ブラック&ブルー>は、ブルース・ファンにも著名なフランスのレーベルで、この再発シリーズ<ブラック&ブルー・リアル・ジャズ・クラシック>のラインナップには、クラレンス・ゲイトマウス・ブラウンや、タイニー・グライムスの名前も上がっている。私のようなジャンプ系のブルース・ファンにも愉しめる内容のようだ。尚、今回の再発CDにはボーナス・トラックが4曲ある。⑦「イン・ア・メロウ・トーン(テイク2)」⑧「カミング・ホーム(テイク1)」⑨「トッツィー」(今回YouTube貼り付け)⑩「スピーディー・ビル」(この速弾きが素晴らしい。お聴かせ出来ず残念)だ。


https://diskunion.net/jazz/ct/news/article/1/77401


①エリントン作品、②ドゲット作、③E.HAGAN作、④⑨ヴィンソン作、⑤ヴァン・ヒューゼン作品でシナトラで有名、⑥ガーシュウィン兄弟作との事。


① In A Mellow Tone
https://www.youtube.com/watch?v=dA7jYOUGSgk
② Hey Little Doggey
https://www.youtube.com/watch?v=-bC_PCi8h6s
③ Coming Home
https://www.youtube.com/watch?v=Zzp7kNaP7m0
④ Double Eddie
https://www.youtube.com/watch?v=7PhjCzlWF4o
⑤ Here's That Rainy Day
https://www.youtube.com/watch?v=mcNxBcktqEU
⑨ Totsy
https://www.youtube.com/watch?v=2XUwlPr-SN4

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?