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転職して2週間でコロナ陽性になった話(中等症Ⅱ)

つい先日、体調不良で入院⇒コロナ陽性発覚⇒2週間の入院生活⇒1週間リハビリ、で復帰することが出来ました。

本当に辛かった。。。人生で1番しんどかった経験となりました。

最近爆発的にコロナ感染者が増えてますが、
・自分はかからないんじゃないか
・対策してるし大丈夫、関係ないよ
・かかっても重症化しないでしょ

こんな風に思っている人は最後まで読んで頂きたいです。

こんなにも辛いのか、コロナ感染って大変だ・・・というのを知ってもらいたいですし、今自分が出来る事はこの経験した辛さを伝えて、少しでもコロナ感染を減らしていく事が出来ればと思っています。


1,入院するまで

私は6月に転職し、中旬から仕事を開始してました。
そのタイミングで息子(1歳)がRSウイルスにかかり、親子感染で私も喉の痛みが少し出ていました。

そして喉に違和感を感じた状態で、出社を続けそして会社の歓迎会に出てしまいました。

歓迎会から4日後の深夜、急に38.8度の発熱と喉の強い痛みを感じたので家にある薬を飲んで寝たのですが翌朝から39.9度とびっくりするような熱になっており咳も出始め、そのまま行きつけの内科へ。PCR検査と薬(ロキソニンと咳止め)をもらい、自宅療養。その日から地獄が始まる。

次の日に再度内科へ。PCR結果は陰性。熱は変わらず40度、咳もひどく喋れない状況。新しい薬をもらい薬を飲んで様子見て、休み明け2日後に来てくれと。しかし、新しい薬を飲んでもロキソニンを飲んでも、症状は全く治まらない。それどころか咳がひどくなり、頭痛も始まる。咳をする度に肺と頭が痛い。

翌日、熱は39-40度が続いた状態。あまりにも辛すぎて、総合病院へ駆け込む。そこでまたPCR検査受診、採血、レントゲン撮影、点滴を入れてもらい帰宅。次の日に再度受診し内容次第では入院することに。正直すぐにでも入院したいくらい辛い状態だった

そして翌日、今までの内科はキャンセルし、総合病院へ。PCR結果は陰性。病院で熱を測っても39.5度、ほとんど喋れない状態(筆談してた)、歩くのもしんどい状態なので車椅子に。病院側の診断としては、「肺炎で副鼻腔炎も出ている。熱が高いし、症状が重いので1-2週間ほど入院しましょう」とようやく入院の許可が下りた。
正直、この時はしんどすぎてコロナでも何でもいいから入院して薬や治療をしてほしいと願うばかりだった。
そして、そのまま入院することになった。入院前に決まりで、またPCR検査を受けさせられた。正直PCR検査も鼻の奥に突っ込まれて辛いので、陰性出てるからもう止めてくれとお願いしたが、決まりで受けることとなった。

2,入院時

入院初日、人生で初めて入院することになった訳だが前文の通り、しんどすぎて説明などもあまり頭に入らない状態のままそのまま点滴をしながらベッドで突っ伏していた。看護師や先生が何回か来て、経過観察やら「頑張りましょう」と声をかけてくれた。
また先生方が来た、よく見ると防護服を着ている。

「PCR検査で陽性が出ました。隔離病棟に移って頂きコロナ陽性者としての対応になります」

え?理解が出来なかった。
今までのPCRは何だったんですか?

こうして、コロナ陽性のレッテルを張られ隔離病棟へ。
隔離病棟にいっても4人部屋で変わらなかったが、仕様が全く違う。
まとめると、
・医者、看護師は基本来ない(ナースコールでのやり取り)
・体温も酸素濃度も血圧も全てセルフで図り、データ飛ばす機械で自ら行う
・病院食は運ばれてくるが全て捨てる事が出来る容器に入れられており、自らゴミ箱に捨てる
・病院内の移動も外出も禁止、買い物は1日2回だけナースコールで指示
完全隔離である。たまに来る看護師も防護服。何か生きた心地がしなかった。

そして入院したら色々と処置してもらえると思っていたが、ここからもしんどかった。
コロナ陽性になると「対処療法しか出来ない」と言われ、点滴も無くなり、咳や熱がしんどい時にナースコールで「解熱剤下さい、咳止め下さい」とセルフでお願いするだけ。持ってくる薬を飲んでもすぐに熱が上がるので、「解熱剤を下さい」とお願いしても「6時間経っていないので無理です」と拒否される。その間、熱は38-40度をキープ。咳も止まらない状態。
この状態が5日間続いた。入院前から数えると1週間は39度の熱と咳が止まらない状態になった。地獄だった。もう治らないんじゃないかと思い始めた。

そしてついに6日目には酸素濃度も90を切ることも出始め、病院食もほとんど食べれない状態が続いていたので酸素吸入と心電図・酸素濃度の常時確認(身体に貼り付けて)と点滴、アビガン投入が始まった。やっと対処してくれたと思ったし、これで治らなかったら・・・と思うと怖かった

しかし、ここからようやく快方に向かい始める。
熱が下がり始め、食欲も少しずつ戻ってきた。安堵していたのも束の間、シャワーに入りに行ったときに気を失って倒れてしまった。酸素吸入を外して、シャワーに行っていたのだがそこでブラックアウトしてしまった。看護師も駆けつけて、謝られた。酸素吸入しながら、シャワーにも入れたらしいが看護師も人手不足で説明に来なかった。
そんなことより、倒れたことがショックだった。人生で初めて気を失った。そして、酸素吸入されていないと生活出来ないことにもショックを受けた。

それからは、看護師もよく見に来るようになった。体調は順調に快方に向かった。10日目には酸素吸入や点滴も外れ、何もつけない状態に。
そこからは回復した上での72時間内に症状が出ないか経過観察が入り、無事退院の許可が出たので13日目にして退院することが出来ました。

3,退院後

退院後、驚いたのが筋力の著しい低下です。
2週間ほぼ寝たきりだったので、筋肉が落ちてしまいガリガリになりました。帰ってまずやったのが体重測定。6キロも体重は落ちていました
そして、階段が上れなくなっていて、腕立て伏せは1回しか出来なくなってました。

そこから1週間は仕事も休ませてもらい、リハビリでウォーキング、筋トレ、まずは日常生活に戻れるように調整していました。

今まで陰鬱な入院生活だったので、外に出れる喜び、歩ける喜び、好きなものを食べれる喜び。一番は家族に会える喜び。これらを噛みしめながら、リハビリも終え無事復帰することが出来ました。

4,分析(感染理由・中等症Ⅱになった理由)

感染した理由・そして症状が中等症Ⅱまでいってしまった理由ですが、自分の中では下記理由に寄るものではないかと推察します。

【感染理由】
・歓迎会に参加・・・マスク無し会食でした。歓迎会を開いてもらった身なので断ることが出来ず。しかし、おおよそここでもらったと思います。我ながら情けないし、恥ずかしい話しです。ただ参加した他のメンバーに感染は確認されず。
・体調不良の状態での参加・・・正直な話し、仕事の付き合いなどで飲み会参加は今までもありました。たまたま感染しなかっただけかもしれませんが、今回は喉の痛みなどもある体調が優れない状態での参加だったのもあると思います。

【中等症Ⅱの理由】
・過去肺炎を患ったことがある(小学2年生の時)
・タバコを吸っていた(7年間)

該当する方は、リスクが高いという事をご認識頂いた方がいいかもしれません。特に体調不良時には、人と会わない、外に出ない事を徹底した方が良いと思っています。

5,まとめ

コロナの辛さが伝わったでしょうか。

軽症で済めばまだ良いかもしれませんが、このように辛い経験をすることに一歩間違えばなります。
自分だけ・・・とか思わないでください。会社にも迷惑をかけ、特に家族にも迷惑をかけてしまいました。

もう一度言いますが、今の自分に出来る事としてこのコロナの経験を伝える事と少しでも辛い思いをする人を減らすことが出来ればと思っています。
・体調が少しでも悪い人は外に出ない事
・会食は不用意にしないこと(せめてワクチン摂取が終わってから)
これは是非とも胸に刻んで頂ければと思います。



この記事が少しでもコロナ感染を防ぐきっかけになれば幸いです。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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