0004出会いは突然に
遡ること20年前の僕の話です。
彼女との出会いのきっかけは、メールでした。
当時、『メル友』が大流行していて、僕も流行りに乗っかっていました。
地元の高校を卒業し、専門学校に入った後にメル友を募集する掲示板を見つけました。
平日は学校が終わるとすぐにアルバイトをしていて、とても忙しく生活していました。
休日はアルバイトをお休みにして、ゆっくり過ごすことが多かったです。
自宅にてラジオを聴きながら、趣味が文章をかくことでしたので、自分の気持ちをポエムにしてオリジナルの詩集を作っていました。
彼女との共通の趣味がポエムだったこともあり、お互いに自分が作ったものを交換して、そのポエムについてのお話をするのが、いつものお休みの日の流れでした。
そんな、ポエムを交換するお友達でしたが、
いつしか彼女のことが気になりだしたのが、
人生の転機の前ぶれだったのでした。
あるとき、僕は彼女への思いをポエムにして、いつも通りに交換しました。
するとすぐに彼女は気付いたようで、彼女も同じ気持ちだったことを打ち明けられました。
つまり、両想いだったということです。
しかし、あくまでメールを交換するだけの仲だったため、お互いに顔も分からなければ、住んでいるところも分かりません。
それから、お互いのことを色々と話すようになり、顔合わせのために会うことになったのが、きっかけでした。
ここから、さらに人生が変わっていくことは誰も知りません。
つづきは、また次回です。
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