見出し画像

資格いおっさん12 大型特殊自動車運転免許試験(一発試験)

note稼働以前に受けた試験について、記録します。

大型特殊自動車運転免許試験(一発試験)
試験日(最終) 2020年9月 試験地 東京(府中運転免許試験場)

①勉強時間
 イメトレを1日に15分程度、週に3回ぐらい
 最後の試験日は1週間毎日

②勉強量
 実地に挑み続けること5回と、一部の教習所が公開している動画を見てイメトレ

③下知識
 中型の運転経験まで、当時は一番大きい車両でレジアスエース、ハイエースクラスを業務利用した経験のみ

④試験の印象
 毎度緊張する。数回やっても、油断するとシートベルトやサイドブレーキ解除忘れなどの凡ミスもしてしまう。また、そうした致命的な凡ミスをやらかすと以後は震えたり戸惑ったりで全くうまくいかない(ああ、おっさんていい歳してビビリだなあと思っても、そういう自分のまま挑むしかない)。

⑤手応え
 横で試験官がペンを動かすたびに減点であるので、手応えはそこで掴む。合格した時は2回ぐらいしか動かなかったと思う。怖い試験官も優しい試験官もいるが、ジャッジは公平の様に思う(さすが警察、法治国家の公的機関)。

⑥ 資格の意義など
 農業従事者、建築土木などの現場従事者で、大型の重機を公道で走らせる用事がある人は取得が必須となる。一般的には必要となる人は少ないかと思うが、工場勤務などで大小問わず重機を扱う仕事があるのであれば、公道で使用しなくとも取得しておくと自信につながると思う。

 車全般が好きな人は、それだけの理由で、まず乗ることはないと言いながらも取得している人が結構いる。あくまで趣味でという話であるが、大型車の馬力や、フォークローダの中折れ式の機構といった、独特のパワーやメカニズムに興味があれば、体験しない手はない。

 中型や大型とも操作感覚、操作感覚が全く異なる。だが、内輪差がない分大型車よりも運転は楽かもしれない。問題は運転席の高さである。これについては大型車よりも高いので景色が全然違う。

⑦ 試験対策
 色々な体験談や、ポイントを説明した動画がyoutubeなどで丁寧に説明されている。まずは色々なそれらの動画を何度も見ることをお勧めする。
 普段から車両に触れる機会がない人は、多少お金がかかるが、よく似た、ショベルローダ技能講習の取得も考えられる。。。が、大型特殊を先に取得すると、こちらの必要受講時間も費用も抑えられるのでなんとも言えない。
 結局技能講習ナシでは公道で回送するだけの仕事で終わってしまうので、やる気があれば連続してどっちも取っておけばいい。

 また、そもそもであるが、一発試験ではなく教習所で取得するのも普通に考えて構わない一手であると思う。自前では高いのが難点であるが、5回落ちたおっさんは、6時限の教習で取得した場合と差があるかというと。。。うーん微妙である。
 確かに割安であったが、一発試験は平日なので、休暇をずいぶん使ってしまった。また、教習所であればポイントも丁寧に教えてもらえるし、安全にスムーズに運転するための知識や技術を基本に忠実に教えてもらえるメリットもある。
 おっさんのような堅実な性格であれば、一発試験は性に合ってなかった可能性もあるので、これから受ける人は合わせて検討すると良いと思う。

⑧ その他
 以下に、全5回の体験を記しておく。

・1回目
 バケットの上げ下げも今日初めて理解。安定力も結構キツく、ハンドル操作が荒くてふらつく。運転席が高くて距離が掴めず、センターラインも超えまくり。

・2回目
 1回目の失敗を踏まえたイメトレをし、なんとか完走するも、ふらつきやら、センター超えやら、確認不十分やらの細かいミスが多いのでアウト

・3回目
 今度こそと思うも同じような評価で落ちる。この辺りから「難しいなと」自信喪失し始めてしまう。攻め過ぎたかもしれない。

・4回目
 体調不良で受験。いきなりシートベルトを忘れて動揺し、結果は完走すらできずに終了。気持ちを切り替えるつもりでこの時に全部のポイントをまとめる。
 
 1 .先ずは教習車を知れ
 バケットの上げ下げからもたつくようでは全く余裕がなくなる。
 2. ハンドルは手から離すな
 工事現場などで運用する時、安全管理上指差しが推奨されるが、公道ではそれをせずしっかり目視しながらハンドルはキープ。指差し確認は一発試験では不要。
 3 .中央線からはみ出さない
 道路下のラインと後方の死角を見るためのミラーがある。よく見てラインオーバーをせず落ち着いて運転
 4 .大回りになり過ぎない
 慣らし走行や最初の1つ2つの角でしっかりと中折れ車両の軌道を見切るようにする、乗用車とも小型重機とも違う、内輪差が逆に全くないので、逆に意識しない。
 5 .車の大きさをよく把握する
 
バケットを含めた感覚を体に覚えさせる。停止線を超えてもアウトだが手前過ぎても減点。
 6. カーブや交差点ではゆっくり走行
 ミスや注意箇所に気を取られると減速を怠りがち
 7 .右折後は先ず最も左側車線とする
 
確かに法律ではそうなっている。試験でのお作法と思って守るしかない。中央線寄の車線にすると、減点の上 左側へ寄れと指示される。
 8.他の受験者のアドバイス
 左折するときにふらつきやすい。左寄せをするときに寄りが足らなくなりがち。

・5回目
 会場のコースを暗記し、4回目に作ったはメモ活用しつつ、youtubeでのイメトレなどあらゆることをやって再戦。緊張はしたがほぼノーミスでの完走。合格。

 合格後の免許発行まで3時間ぐらい必要になるケースも。半休対応だと別日になるのでまた面倒臭い。こうした時間の使い方の面でも一発試験は不利と思う。大特の運転も、一発試験合格も「男のロマン」の一言で片付けるなら容易いが、色々考えれば教習所の優位性は捨てがたいと結論する。


会場入口


この記事が参加している募集

受験体験記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?