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彷徨うおっさん44 原因不明な心のもやもやの正体?(2/4) 人に会ってもやもや

 前回は「1.抱えている課題が多くなってもやもや」する状況と、引っかかりやすい要因、そして解決策について、おっさんの自論を述べた。
 今回はその続きと、「2.人に会ってもやもや」する状況について述べたい。

<前回の続き>


 。。。やや、意識と修練の話に偏ってしまったが、現に対峙しているもやもやの解消には、課題と向き合って折り合いをつけることも大事である。

 尚、その時には優先度をつけることである。
 例えば仕事を最優先とする。家族が優先という人も居るかもしれないがそれも良い。その上で、それ以外の課題はバッサリとケジメをつけて切り離すことである。

 このバッサリというのが結構重要で、中途半端では自分も相手もかえってもやもやしてしまう。

 先方に断りの電話やメールをハッキリ入れる事、予定表からスッキリ消してしまう事、出来ませんと堂々と公然と宣言する事など、今後の意思と行動をかなりハッキリさせるべしである。
 人はそこまでしてようやく肩の荷が降りて平常心を取り戻せる。

 無論、断ったり、出来ませんという事で、確かに信頼を失う事や、相手を傷つける可能性もある。だが、ダラダラ続けて結局できませんでしたと誤る羽目になったり、後出しで「実はこれもやらなければいけませんでした」などと言って相手を困らせる態度の方が、余程信頼を無くすというものである。

 また、間際になってやむを得ず穴埋めに奔走してくれた人等には、大きな借りを作ることにもなる。

 かくも、リソースの見積もりを正確にすることと、見積もりを間違えた場合はバッサリと決断することが、もやもやの解決につながる。

2.人に会ってもやもや

<どんな状況にもやもや?>


 他人と話すことで消耗したり影響を受けやすい人も居る。そういう人が人に会ってお話をすると予想以上に草臥れてしまう。
 また「そういう人も居る」とあえて言ったが、本当は誰だって、大なり小なり、人と会話して消耗するのではと思う。

<どこでひっかかりやすいか?>


 言うまでもなく、一人でいる時間を大事にしないことで発生しやすい。

 例えば、私は誰かとお話しすることが大好きだから気晴らしになるのだと、あまりにも単純に考えている人や、辛いことがあったら誰かに話をして共感してもらう事で楽になることが良いなどと言う人がいる。

 話をするぐらいなんていことないと思うかもしれないが、人間は距離感が大事でもある。いい距離を保ちたい人は話をしすぎると疲れるし、話が好きだと自称する人だって、距離感を失敗して周囲に大きく距離を取られてしまうとそれはまた苦しいはずだ。

 また、繰り返すが、いくら話好きでも、結局会話は消耗する。好きでもない人やそっけない人との会話は面倒だし、気心が知れていても完全に消費がゼロと言うわけでもない。一見気心知れているようで、実は相手が気を遣っていた場合はいつの間にかその人に嫌われて距離を取られたりもする。即ち気がつかないだけで、相手が、そして結局は自分自身が、消耗しているのが人間同士の対話なのだ。

 人と人との関係はそうした脆く分かりづらくもあるものなので、やはり他人との接触は基本消耗すると言う前提でいた方が間違いはない。


<どうやって解消するか?>

 抱えている課題が多い時と同じで、やはり見積もりを正しく行うことに尽きる。つまり自分と相手の負荷許容量に応じて、会う人や会う時間、人数をコントロールすることである。

抱えている課題が多い時と違うところは
① 人は課題以上に急に話しかけてくるのでコントロールが難しい
② それでも人間である以上は、適度には人と会って会話する必要がある

 ここまで終始、会話は消耗する一方であるとの書きっぷりではあったが、人間は人間に少なからず依存しなければ生きていられないのも事実と思う。
 故に徹底的に他人との接触による消耗を避けるのではなく、他人から得る温もりも大事に考え、その塩梅を見極めることが肝要ではないかと思う。

おっさんの具体策としては
① 職場では、親しい人間関係をあまり多く作らない
② 人に会いたくない時や、予想外に他人に出くわしそうな時はひきこもる
③ 一方で仲の良い友人とは、毎日のやり取りを定番化して適度な会話を楽しむ

次回に続く

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