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彷徨うおっさん23 妻への「誰のお金で生活できてると思ってるんだ」は絶対悪か?(1/4)家庭でのお金の使い方

妻、それも専業主婦体制(或いはそれに近い家庭)の話をしたいと思う。

 専業主婦体制は、一昔前よりも少なくなったとはいえ、未だに色濃く残る家族形態ではある。

 今も昔も、働くこと自体が大変であること、誰にでも両立ができるわけではない(特に子供がいれば)等の事情があることは分かる。だがそうして保護される一方で、寡婦制度などの法律面、女性差別撤廃に関わる世論や事例を背景に、未熟な専業主婦が家庭内での権限を不当に強化し、それを当たり前だと勘違い、または知っていてあえて立場を徹底的に正当化する人すら現れ出したように思う。

 このあたりの大変さとズルさの間で、専業主婦であることの良し悪しが、定義不能な状態(少なくとも表立っての定義をタブー視するデリーケートな問題)が続いている。また、そもそも良し悪しの問題ではない、定義すべきではないなどと議論を濁し続けてそれで良しとする(一般論の範囲で終わる)人が大半だ。

 だが言うまでもなく、家庭と金問題の原因として、未熟な専業主婦体制による横暴の例は含まれていると思う。一般論で語れば「そんな言葉は男尊女卑的発想で好ましくない」等といった話で終わるかもしれないが、それで終わってしまうと、
家庭内の問題は燻り続け、深刻化する一方ではないだろうか。

 にもかかわらず、2024年現在「誰のお金で生活できてると思ってるんだ」という言葉を夫が専業主婦(或いは収入の少ない妻)に言うと、それだけでアウトという雰囲気が強い。
 トンデモナイ昭和脳、女性蔑視などと散々なまでの反撃を受け、その言葉だけを引っ張ってきて、家庭内ハラスメントとして成立してしまう。

 これは短絡的な話であると、おっさんはあえて言いたい。

 何度も言うとおり、一言だけを切り取り、一般論として終わらせては、家庭内問題は深刻化する。男性の口にチャックをしたところで、問題解決にはならんだろう。問題の根幹は家庭の経営についての話だ。

 むしろ夫にそこまで言わせるなよと思うケースばかりおっさんは耳にしている。まあ、論文みたいに統計とっているわけではないが。

 今回は、そうした家庭とお金に纏わる問題について、おっさんの経験を交えながら考察したい。
※本稿では、まともな専業主婦と未熟な専業主婦とを分けて話をする。

<家庭でのお金の使い方問題>


 一般的な話(或いは当然の帰結)を言えば、女性が仕事を辞めて(或いは中断して)も家庭内においては変わらず費用が発生し、むしろ増加することすら珍しくはない。事情もあるからそれ自体を悪いなどというつもりはないが、かといって夫一人で何とかすべき話でもないはずだ(今も昔も)。

 夫は仕事を頑張って家庭にお金を入れるにしても、妻も使い方を大いに考えるべきであろう。

 なにを当然なことをと思うかもしれない。だがそう口にする女性が見かけは多いにもかかわらず、なぜそうなる?と首をかしげたくなるようなお金の使い方を、夫婦喧嘩の愚痴の果てや、巷の女性の買い物などでよく見かける。
 妻側の事情も分からなくはない(次回以降で述べる)が、それでも常に、妻だってもっと考えろとおっさんは言い続けたいと思う。

 では問題の具体例について、おっさん自身の経験(実体験+多くの友人から得た話)をまとめ、紹介する。

① 妻が高い買い物ばかりする
 ・有機農法自然栽培うんちゃらの野菜を好んで買う。相場の2~3倍(時には5倍)もする。
 ・変な水や塩を買ってくる(健康効果を謳った、高いだけの明らかなスピリチュアル系や似非科学)。
 ・慈善活動への過剰投資(良いことをやることは常に良いこととは限らないのだが)。
 ・高い習い事「ナントカ子」先生などとカリスマ女先生をお友達みたいに呼んで妄信し、嬉々として頻繁に出費)。

② 乏しい家庭運営
 ・特別料理が上手いわけでも節約上手なわけでもない。作りたいものを作っているだけで、支出にも健康にも意識が薄い。
 ・一方で見た目(いわゆるインスタ映え)や、ママ友(または上記のナントカ子先生の評価)を意識した料理や調度品を購入。
 ・子供の成長、金額、労力などを考えない場当たり的な投資をする(アイドル修行や流行の習い事など)。

③ 本当の人間関係を作れず、むしろ家庭に害悪を呼び込む
 ・ママ友グループなど、女性同士で和気藹々かと思いきや、嫉妬まみれの軽薄な友情関係をダラダラ続けている。
 ・互いをけん制しあう会話(夫の年収、何にお金を使ったか、流行り廃り、旅行などの贅沢、変な子育て論)で悩んで、見栄や付き合いの出費が嵩んでいる。
 ・ボランティアなのに役目を押し付けあっている。
 ・お金がかかるのに、好きでもない人と旅行に行くなどといった、意味不明なことをしょっちゅうする。

 以前のお金の使い方論考などで述べたこともいくつか載っているが、お金の本質から外れていたり、見栄やお付き合いに係る出費が多いように見受けられる。



次回に続く

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