資格いおっさん11 職業訓練指導員試験(指導方法のみ受験)
試験を受けたので記録します。
職業訓練指導員試験(指導方法)
受講日 2023年1月23日(土) 受講地 東京都(東京工科大学鎌田キャンパス)
① 勉強時間
1ヶ月以下の期間1日に2時間程度
② 勉強量
2日間の準備講習+講習でもらった資料読み込みと資料付属の予想問題を2週
最後の1週間に大阪府HPで公開されている過去問3年分を2週
③ 下知識
教育業務経験は何度もある、自身でもボランティアで種々の分野の講師を行う。そうした中での常識はあれど、かかる学習分野の学習はゼロから。ただし、昨年も受験して不合格であったため、その折に2週間程度は、テキストで独学している。
④ 試験の印象
20問で1時間、5択問題で1問あたり3分かけられる状況は、勉強不足の場合や日本語を読むのが苦痛な人にはギリギリのレギュレーションに感じる。とはいえおっさんの勉強量ならば30分で回答自体は終えられる。
しかし、見直しをしたら20問中5問について回答を書き直すこととなった。なので、結構微妙な差異を問われる良問で構成されているようにも思う。
⑤ 手応え
5問も書き直したので、それだけでも少々自信を削がれる。2回目の受験で対策も前回よりしっかりやったので、用語や微妙な違いにも注意が払えるようにはなっていたと思う。しかし問題は回収されるので、自己採点もできず、開けてみなければ分からない。
⑥ 資格の意義など
国家公認の職業訓練施設の教職員になるための資格であり、国家に認められた教職であることを堂々と名乗ることもできる。
教職・教育に全く興味がなければ取得の意味はないが、幅広い人と関わりながら教えたり伝えたりを得意とする人、更に相談を受けたり面倒を見たりするのが好きな人ならば、持っていれば名義にせよ、職員としての転職への必要資格としてにせよ役に立つのではないだろうか。
公としての採用枠には限りはあるものの、個人で名乗ったり、民間の教育訓練施設での活躍も当然可能ではある。会社員時代に培った技術技能で、社会貢献的なセカンドライフを志すのは如何だろうか。
職業訓練指導員資格には「科」が決まっており、それに応じた資格や経験を持っていなければ取得できない。おっさんは「第一級陸上無線技術士」資格を生かして「電子科」、「ボイラタービン主任技術者」資格を生かして「ボイラー科」の両方を併記申請して受験をした。
キャリアにもよるが、おっさんの場合は大幅科目免除状態で「指導方法」だけ受験することになった。これからという人も、調べてみれば案外おっさんと同じ様に少ない勉強量で取得可能かもしれない。条件が整ったなら取れる時に取っておいて良いと思う。
⑦試験対策
過去問があまりないので、過去の出題傾向や問題への慣れによるサクサクした攻略はできない。学生時代にやっていた、教科書の読み込みと重点の復唱と言った地味な対策が必須となる。
また、あまり過去問ないとは言え、大阪府の公表している過去問や、テキストに載っている想定問題、準備講習に出た時にもらえる予想問題はしっかり取り組んでおいた方が良い。
独学も可能だとは思うのだが、やはり「準備講習」を探してそちらを頼るのがセオリーに思う。
1年目は独学で、少ない大阪府の過去問や付録の問題から雰囲気を掴んで、自力で教科書にチェックを入れて繰り返し読むということをやったのだが、なんとなくできたようなできないような微妙な印象で結局落ちてしまった。
準備講習であれば、現役の職業訓練指導員がポイントを絞って伝えてくれるので勉強の負担がだいぶ軽くなる。また、流石に本業として、生徒に問題を作っている先生達だけあって「私ならばこういう問題を出します」という問題が、講義中にいくつか出てくるのでありがたい。
⑧その他
おっさんが受けた講習は以下である。
尚、48時間講習というのがあるが、全くの別物であるので注意が必要である。
48時間講習を受講することによって職業訓練指導員になれるタイプのキャリアの人もいて、そういう人たちのための講習である。
技能士の資格者や、職業訓練校出身者であれば別なのだが、おっさんと同じ「国家資格+職業訓練指導員試験(指導方法・他)」というパターンの人は、48時間講習を受けても意味がない。
無論、無駄だという悪い意味ではなく「内容を見る限り48時間講習自体は有用で、試験にも実務にも役立つとは思うが、休暇も費用も要するなど負荷が大きく、一方で取得要件にはならないので」という意味である。
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