プロダクト開発meetup関西(プロカン)を開催してみた話
この記事は関西プロダクト開発アドベントカレンダーの1日目の記事です。
改めて、フリーランスでPMをしている小西と言います。
アドカレ初日の今日は発起人の自分が記事を書きます。
このアドカレを作るのにもつながっているのですが、先日プロダクト開発meetup関西(プロカン)というイベントを実施しました。
それを実施するに至った経緯や実施してみての感想についてまとめようと思います。
プロカンとは
プロカンは、関西にいるプロダクト開発に関わる人が
職種(もちろん非開発職もOK)
業種
レベル
などを問わず、広く交流し情報交換をできる場として立ち上げました。
まだ1回しか開催していませんが、OSTなどの議論や交流系コンテンツを主に行う場で、「実際他社ではどうなの?」とか「こういう時どうしてる?」というオープンな場では切り出せないような話をカジュアルに行う機会を提供しています。
なぜこういう場を作ろうと思ったか
ズバリ、自分がこういう場を欲しいと思っていたからでした!笑
去年独立して以来、コミュニティ活動にに力を入れ始めておりエンジニア系、デザイナー系の勉強会にはよく顔を出していましたし、プロダクト筋トレコミュニティを活用してPM飲み会を開いたりしていました。
それぞれの会はきちんとコンセプトや運営がしっかりしていて良い場なのですが、色々と顔を出すうちに「色んな人が交わる場は案外ないし、自分はそういう話をするのに興味があるな」ということを考え始めました。
PM飲み会を開いたのも「誰かやってくれないかなと思っていたら誰もやらないので自分でやることにした」というのがきっかけだったのですが、その経験が活きて、今回もやってみるかとなったのでした。
事前準備で考えていたこと
仲間集め
まずは、1人で考えているだけじゃプレッシャーがかからないし物事も進めにくい部分があるということで仲間探しから始めました。
そこで、元同僚で今も仲良くさせていただいているさかいさんとプロダクト筋トレやPM飲み会で知り合った山口さんに声をかけて協力していただくことになりました。
場のあり方についての壁打ち、会場提供、当日の案内やコンテンツの進行などでご協力をいただき大変ありがたかったです。
きっと1人では会がオープンになることもなかっただろうし、当日運営も回ってなかったと思います。
本当にありがとうございました。
場のあり方やコンテンツについて
これは新しくイベントを作る際に最も大事なところになりますが、自分の考えがある程度まとまっていたのもあってさほど苦労せずに固まりました。
あくまで多様な人を集めて自由に話していただくということで、OST方式を採用するというのもスムーズに決まりました。
(競合や敵対視というニュアンスは全くないのですが)自分も度々参加しているスクラム道関西さんもOST形式で会を運営されているので、同じようなトピックになって「劣化版スクラム道関西になったとしたらどうしよう」「別の会としてわざわざやる意味がないことになるのでは」ということも考えたりはしていましたが、後述する通りそれは杞憂に終わりました。
集客について
会を立ち上げる人が1番不安に思うのは集客かと思います。
「思い切って公開したのに人が全然来なかったら恥ずかしいし寂しい」というのは主催者あるあるでしょう。
今回自分も始めて主催をしてその不安感を体験したので、世のイベント主催者さんへのリスペクトの念が心から湧きました。
幸いなことに、プロカンにおいては事前申し込み時点で補欠やキャンセル込みだと当日キャパの1.5倍の申し込み、当日も満員という結果になりました。
運営の口コミが10名前後で、残りの方はマスからの申し込みという比率でした。
実際、初めましての方からも「面白そうな場だと思った」という声が一定あり自分の考えたコンセプトに共感いただけたことをとても嬉しく思いました。
特に、集客において自分が嬉しかったのはカスタマーサクセス(非開発職)の方がいらっしゃったことでした。
プロカンにおける「プロダクト開発に関わる人」というのは、開発系職種に限らないという意図で職種例のところにCSというのも記載していたのですが、それを見て「私も参加して良いんだ!」と思われたとのこと。
たった1行のテキストで人の行動を促すことができたというのは自分にとってかけがえのない経験になりました。
イベント中の様子
(事務所NGの方はいらっしゃらないようだったので、あんまり顔が写ってないものをいくつか掲載します。もし問題ある方いたらご連絡ください。)
![](https://assets.st-note.com/img/1701308061522-eJf83wN2hR.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1701308143843-P6IJ0JSCuB.png?width=1200)
OSTという手法は運営でコントロールできる部分が多いわけではなく、参加者さんの主体性や人柄によって良し悪しが左右される側面があるのですが、みなさんマナーよく積極的に参加されていて非常に盛り上がっていました。
OSTという手法自体に初めて参加したという方もおり、自分の持っている場でも取り入れたいということをおっしゃる方もいました。
提案されるトピックもプロダクト開発全般であることや職種横断に関心がある方からのものだなというのが多くあり、場の建て付けや参加者層によって同じ形式のワークショップでも全く違った様子になるのだなというのを経験できたのも学びになりました。
アンケートなどを取った訳ではないですが、懇親会参加者も多く終始盛り上がっており、個別でポジティブなコメントをいただく機会も多くあったので初回にしては悪くない運営をできたのかなと思っています。
実施後の感想
結論、やってみて良かった!と心から思います。
多くの方に喜んでいただけたこと、自分にとって学びが多かったこと、知人友人が増えたことなどどの側面をとってもポジティブな影響が明らかに多かったかなと思います。
一方で、運営上の反省点もあり、どうしても普段から勉強会によく参加しているエンジニア系職種の方の応募が多かったのでもう少し多様性を実現するために集客面での工夫は必要かなと思いました。
また近いうちに振り返りもする予定ですが、次回は1月開催を予定していて以降も色々やってみたいことがあるのでご参加いただいた方、今回は参加できなかったけど興味があるという方はお楽しみにお待ちください。
他になかなかない場だからこそ、コンセプトを大事にしつつ場を作っていくというのはやりがいを感じますね。
おわりに
この記事は関西プロダクト開発アドベントカレンダー 1日目のものでした。
次回はTakuya Iwamotoさんが12/11に記事を書いてくださる予定です!
無理に全部埋めようとは思ってないですが、アドカレ自体も参加者さん募集していますので、月後半に何か書くとかで良いのでお気軽にご参加ください。
自分も余裕あればどこかでもう1記事ぐらい書くかもです。
色々と活動頑張りますので引き続きよろしくお願いいたします!
最後に、自分やイベントに興味を持っていただけた方はイベントグループのメンバー入りやXのフォローをいただけると嬉しいです。
参加者さんや直接の面識のある方は積極的にフォロー返しています。
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