初めての北海道旅行:釧路、帯広、札幌、函館、新札幌、各都市の印象
各記事の一覧は以下から。
ここでは、各都市の印象を。
急がないと、ってもうヵ月以上たってるけど、函館にこれから着いちゃうんでね!初めての北海道の印象が二度目ましての函館で変わっちゃうかもしれないから!
釧路
最初に釧路を選んだのは、釧路湿原があるからだった。ここならばさぞかしでっかいどう北海道の自然を満喫できるだろうと思ったから。
迷子になりそうな羽田空港からたんちょう釧路空港に着いて、小さい飛行場で、なんか、ホッとした。
驚いたのは釧路の駅前にバスがついてからだ。
釧路駅…私がお金持ちだったら、駅の改修工事にお金を出してあげたいぞ…。
そして、やっぱり、でっかいどう北海道だった。
道、ひろ~~~い。人、少な~~~い。車、少な~~~い。
これならば人はおおらかになるよな、と思った。せかせかしてないというか、せかせかしようがないのが、いい。ほんといい。
駅前にはほぼホテルしかなかった。
駅前なのに、飲食店が少なすぎて衝撃受けた。
駅前なのに、栄えてなくて衝撃受けた。
一番衝撃だったのは、釧路駅改札出てのセブンイレブンがシックステンだったことだ!
22時に閉まったら、セブンイレブンじゃないだろ!
釧路は漁港であり、栄えているのは港に近い方だった。駅前は後発であり、そもそもが海に近いところが栄えるのは当たり前だった。
なんで繁華街が駅から離れているか最初は疑問だったが、それに気づいてからはすべてが繋がった。
現金を使ったのは振り返れば釧路だけだった。外国人観光客がずいぶん少ないなという印象もあったが、それも関係しているのではないかと思う。
そして、電車、バスの本数の少ないこと。
地元の人は、よほどの高齢者でもない限り車で移動するというのもきっとあるだろう。あれだけ道が広くて、車も少なければ、車の運転のハードルは確かに低い。
駅前は寂れている感じがあったが、そもそもここは港町なんだぜってところ、なんかとても気に入った。
エロスの種子の8巻に出てくる北海道が共鳴した。
帰ってから知ったが、それを読んでから、ぼんやりと北海道にこの時期行こうかと考えたのだった。
そのイメージにぴったりで。あれは稚内の話ではあったが。
釧路湿原の西側でヒグマの恐怖にビビりながら歩いたのは一生の思い出。
それについては以下を参照。
3日目の釧路湿原の東側のことも書きたいとは思っているのだが、なかなかそこまで手が回らない。
3日目こそ気温が上がってかなり汗かいたが、釧路は寒かった。
戻ってきてだいぶたってから気づいた。北からくる親潮が冷たい空気も運んできているのだと。
釧路湿原から釧路駅に着いて、外に出たとき、街全体に冷房が入っているように涼しかった。
帯広
これまた帰ってから知って記憶違いしていたのだが、帯広までは事前にホテルを予約していたのであった。
金・土は宿泊代が高くなるので、また、泊まれるところがなくなったらしゃれにならないので、そこまでは押さえておいたのだった。
しかし、釧路の次にどこに行くかはかなり迷った。
『キャプテン翼』の影響もあり、また、やはりでっかいどう北海道のイメージから、富良野の方に行きたいと思った。が、釧路から富良野はマジかよ!?というくらい時間的に遠かった。
電車で行こうとするといったん札幌を経由することになるらしい。
札幌は必ず行くと思っていたので、それならば札幌に着いてから考えることにしようと思った。
しかし、釧路から札幌も意外と時間がかかる。
そこで中継地点的に帯広にした。
根室に行ってみたくもあったが、するといよいよその後の移動に時間がかかりすぎるなと。
帯広は十勝平野だし、やっぱりでっかいどう北海道にも期待した。
釧路から帯広に行く特急内からは、ちょくちょく小規模な太陽光発電のソーラーパネル群が見えた。あの程度の小規模なものならば、環境破壊にもならず、そして、土地がある北海道ならではだなと納得した。
さて、帯広に着くと、なんだここは、釧路とはまるで違う。都会じゃないか。釧路って田舎だったんだ。
そして、釧路は3日目こそ気温が上がったが、寒かった。
駅からホテルまで、あれ、ちょっと歩く?
釧路と違って、すぐにホテルの位置がわからない!
アパホテルはすぐわかったが、アパホテルを基点に泊まるホテルへ…あれ道を一度間違えた(笑)。
しかし、ホテルから繁華街へはすぐで、なるほど、駅から近ければいいというものでもないのかと納得。
豚丼が名物だということ、街に出てから知った。スミマセン、無知で。
駅ビル内の案内所でもらった地図を見ていると、え、六花亭本店ってここにあったのか!
そこまで散歩すること決定。しかし、なかなか場所がわからず、その前にはげ天本店を発見。
はげ天って知ってたかどうか実はあやしいのだが、てんぷらの専門店だよねってことはまあ店名からもわかる。
六花亭本店、探したぜ。
道路は碁盤の目のようになっており、鉄道がそれを斜めに横切っていた。緑ヶ丘公園への道は鉄道に垂直だったが。
緑ヶ丘公園から帯広駅を超望遠レンズで撮影。
緑ヶ丘公園、でかかった。
もとより自然豊かたなところに行くのが目的だったが、人工物で気に入ったのはこれ。
左は借りた自転車。右のベンチ、なんと400メートル!
こういうでっかいどう北海道、求めていたもの!
考えた人、エライ!
実際に作れるよう手配した人、エライ!
こういうの作ろうという提案に反対した人、絶対いたよね?
この地図からすると、入り浸った野草園、幅300メートルくらいあるか。こりゃ時間かかるわけだ。
帯広は、十勝平野がらみでビジネスで来る人がきっと多いのだろう。それと、グルメはいろいろありそうだった。私はそっちに走らない人だけど…豚丼は専門のなんとか本店に行きたかったけど、はげ天でもホテルの朝食ビュッフェでも食べたのでよしとする。
帯広、一番の心残りは、エゾリスに会えなかったことだ。
札幌
札幌駅に着くと、いきなり綺麗な人が増えたので、驚いた。
これは生まれて初めてルミネに一人で踏み込んだ時の感覚に近い。
ということは、若い人が多くなったということかと自答し、改めてよく見ると、やはり観光客が増えているのと、地元と思われる人でも都会的な化粧をしている人が多いことに気づく。
外国人も増えた、増えた。
釧路→帯広→札幌とどんどん都会化していく。
野幌森林公園では途中雨に降られ、ちょうど自然ふれあい交流館に入っている時だったのでほとんど濡れずに済んだ。
それから再び札幌駅に着いた時はまたあいにくのなかなかの雨で、タクシーでホテルまで移動したので、最初は街の様子はわからなかった。
タクシーの運転手さんにホテルの住所を聞かれて、え?なに?脱サラでもして運転手になったばかりの人?なんでカーナビ使わないの?と乗っている間はずっと思っていた。
しかし、2泊する間に学習した。
帯広以上に札幌は広く、そして、東西に道路を作ってあり、住所だけでタクシーはその場所にたどり着けるのだと。街の中ではカーナビはいらんわ。
札幌の街はさすがに何でもあって、便利だが、それゆえ、つまらないとも思った。
食事は首都圏にもあるチェーン店では食べたくない。今にして思えば、このメニューは北海道限定だよ!なんてのがひょっとしたらあったのかもしれないが。
北大はもっとキャンパス内を歩いて見たかったし、街の公園にももっとくり出してみたかったが、野幌森林公園が巨大すぎて、やはり圧倒的にそちらに惹かれるのだった。
帰ってからちゃんと調べてみると(※)、札幌市の西側にも山があり、なるほど、札幌冬季オリンピックはそっちでやったのかなど、そして、その山にもいろいろ昆虫がいるのか!など、もう数ヶ月滞在したい。
(※)自然ふれあい交流館で教えてもらった『札幌の昆虫』を帰ってきてから購入して目を通し、それら多くのことを知った。
函館
札幌の次どこに行くかはもう迷いに迷った。
旭山動物園に行ってみたくもあるが、しかし、心の深層で、行ってみたいと思ってないでしょ?行った方がいいと思っているだけでしょ?そうやって買ってきた本はみんな積読でしょ?ともう一つの声が聞こえる。
小樽、その先の余市のうに丼食べたいなあ…できれば…。やっぱり漁港が好きなんだな、きっと、俺。
富良野はもういったんいいかなあ。
正直、かなり疲れていた。
休暇で来ているのだが、変な話、休みがないので、そして、重い荷物担いでずっと歩いているので、そして睡眠不足なので、仕事よりずっときつい、肉体的には。
そうか、函館か、と。
函館は釧路を決めたときから外していた。遠いので。
札幌からも十分遠い。まさかの4時間越えである。北海道はやっぱりでっかいどうだ。
しかし、この4時間越えがいいと思った。それに、片道で9900円である。往復で2万円近い。
もはやJR北海道に寄付かと思っていたフリー切符もこれで元が取れる!(やめろ、そういう思考…と思いつつ、結局やっている…!)
4時間、電車で移動するのがもったいないとそれまで思っていたが、これで休める、そう思った。だから、函館がいい。
しかし、函館、どこに行けばいいか、その時点でまだ不明だった。
美味しい魚介類はきっと食べられるだろう。
それからそこまで興味ないけど、タイミング合えば夜景は見に行こうかなと漠然と。ちなみに、この時点で、夜景って函館のどこで見られるか、まだわかってない(笑)。
これでちょっと、ようやく調べた。
夜景が函館山から見られるものだと知ったのは、多分この後(笑)。
今回の北海道旅行、振り返れば、2日目の釧路湿原がいきなりクライマックスだったが、二つ目の山がこの函館山だった!
札幌の野幌森林公園もとてもいいのだが、いかんせん、歩く距離が長すぎる。
そこに行くとこの函館山は、夜景はもちろん、昼間の自然観察が実にいい。
印象としては、高尾山の中腹まで行く感じに近く、さらに坂もなだらかなので、行きも帰りも楽。腰のかなり曲がった90代くらいではないかというおばあさんも、付き添いこそいたが、杖をつきながら降りてくるにもすれ違った。
一泊なのが残念。来年の同時期は、二泊三日で来ると固く誓う。いつ誓ったか忘れたが。Twitterに記録残ってるかな?
そして、今、あと10分くらいで新函館北斗に着く予定。
そう、函館気に入りすぎたので、11ヶ月予定を前倒しして、今向かっている。
この記事はすべてはやぶさ1号の中で書いた。
新札幌についてまだ書いていないが、いったんこれで記事をアップすることにする。
函館についてもまだ書きたいことあるんだけどね!今日・明日の函館記にそちらは記載はできるかも。
新札幌
つづき書けるかなあ。
この記事が参加している募集
サポートありがとうございます。いただいたサポートは記事の充実のための費用にあてがいます。