見出し画像

【詩】時々、脳みそ蜂蜜

私の脳みそは時々
とろとろ溶けて蜂蜜になります
チーズでもチョコでもない
だからなにもフォンデュできない
どこまでも床を伝って流れていくのです

どこまでも甘く ただただ甘い それだけ
話しかけられても ゆすられても
私の脳みそは蜂蜜だから
何年もかき集めて作った ジュンとした蜂蜜は

嗚呼 勿体無い
紅茶にもミルクにもいれることなく散らばったまま

そうして今日も私の部屋は蜂の巣のように
ベタベタと甘ったるい匂いを放つのです

@2024 金平糖みなみ

前作↓

次作↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?