【詩】好きよ、好き。
お姉様、好きよ
水仙のようにまっすぐなお背中
ついていくだけで精一杯の私は小さなシロツメ
御髪も整えて差し上げます
椿油を浸した木櫛を用意してあるんです
お姉様の黒髪がよりいっそう輝きますように
お勉強にホットティーはいかが?
私も成績を落とさないようお傍でがんばります
貴方の隣に並んでも恥ずかしくないように
そしてこっそり、文通致しましょう
日々の嬉しかったことを花がポンポン咲くように
たくさんお話したいことがあるのです
私の憧れ、私の魂の片割れ
お姉様と私で一対の天使の羽となります
未熟な私じゃ愛してはくれないでしょう
スミレの匂いを放つ人間になるから
卒業をもう少しだけ待っててくださいね
@2024 金平糖みなみ
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