見出し画像

小説移住民の行く末


有難いことにビューワーの数が
漸く1000を超えたので、
今日はひたすらnoteの良さを綴りたいと思う。

今日は本当に、ただそれだけの戯言だ。



私は幼少期から物語が大好きであった。

本を読むのも書くのも好きだった。

記憶を辿るに、
小学1年生の頃には既に方眼ノートを
使って、1冊分丸々に物語を書いていた。


だから私は、
物語を書くのが好きだと信じてやまなかった。


幼少期創作していたものは
殆どが何かの真似事だったが、
それをきっかけに私の人生は
休んだり戻ったり。


大学では文芸学部に入り、
本格的に創作を学んだ。

時にはどの小説も面白く感じられなくなって、
自分が書いた方が早いんじゃないかと思った
時期もあった。
(この意味を辞書で調べると、
自惚れと出てきた)


今までの過程の中で、
私はあらゆる形で人に小説を読んで貰った。


すなわち私は、
自他共に認める承認欲求が強い女である。


家族や学校の先生。
そういった大人は大体褒めてくれるので
機嫌良く見せることが出来るが、
自分の脳内を見られるのが恥ずかしくなり、
いつしか見せるのをやめた。


小学校を卒業するまでには
ブログを更新するくらいまでのPC技術を
身につけていたので、
小説をネットにあげるのは
自然に身に付けた文化だった。


さて、ここから私は幾度も
長い船旅をして、
やっとの思いでここまで辿り着いたわけである。

人生の中で、
大体よく聞く小説サイトには顔を出した。

しかし、同じ『小説』を書く仲間の
集いなのに、
何故だかいつも私ははみ出していた。

ジャンル の欄がどれもしっくりこない。

小説を書いてることに違いは無いのに。


それから私が思うに、
小説サイトにはサイトによって
どうにも贔屓にされやすい
ジャンルが存在する。

『本は知識の海だ』と
誰かが言っていたけれど、
それくらい、
ひとくくりにするのは難しい。

素直で分かりやすい文章が強いサイトもあるし、
癖のある時代物に多くのコメントが付く
サイトもある。


私はいつも息苦しくなって、
居住地を移し続けた。

移住民である。

美味しい草を
知らない誰かに食べて貰う為に、
何度もアカウントを作って移住した。


noteというサイトを見つけて、
私は漸く腰を据えることが出来た気がする。


ここは、小説という広いジャンルを
飛び越えて、更に大きな土地を感じた。

どこまで遠くを見回しても
辺りは新しい草がいっぱい生えていた。

小説の棚には無かった
新しいジャンルがあった。

今まで見つからなかった
作品に付ける名前を、
ここには探してる人が沢山いる。


実際私がnoteという存在を知ってから
登録に至るまで、
少しばかりの時間があった。

ただそれは私をクリエイターとして
手招きしてくれていたのに
気付いていなかっただけかもしれない。


私は文字を書くのが好きだ。

だから、恋愛とかアクションとか
青春とか純愛とか、
BLとか冒険ものとかファンタジーとか

言い出したらキリが無い、
そんなものを毎日日替わりで考える。

書きたいものが書ける。

昨日と違うものを書いても、
受け入れてくれる人がいる。

そして、同じものを探している同志がいる。


多様性。


視野を広げれば、
見つからなかったものが見えてくる。

もしかするとまた移住することが
あるかもしれないけれど、
その時はまた新しい草を探すまで。


そういう器の広さが、
noteの居心地の良さを作っているのだ。






この記事が参加している募集

noteの書き方

よろしければサポートをお願い致します!頂いたサポートに関しましては活動を続ける為の熱意と向上心に使わせて頂きます!