私の幸せな、、、♯1

私の幸せな結婚計画

結婚するからには、誰でも愛する人と生涯仲睦まじく幸せに暮らすことを願っているはず。
時に喧嘩をすることがあっても、話し合って、謝って、、、喧嘩をしたらたとえその原因が相手の不倫でも不倫された側の私が謝罪して相手の思い通りに振舞って、そうでなければ離婚される、そんな恐怖を抱いて送る結婚生活なんて、誰も想像していないはずだ。
一夫多妻制の時代ならいざ知らず、今は令和の時代だ。

そんな私も、幸せな結婚を夢見る女の一人だ。
結婚をしたら、実家を出て、新しい夫婦の家を持ち、好みの家具や食器を置いて。
子供ができるまでは、夫婦だけの時間を楽しんで。
新婚から2年、いや3年たったころには、待望の子供を妊娠して。
どんな子になるかな?あ、今動いたよ!そんな話を夫婦でしながら、生まれてくる子供の名前を考えたり、子供部屋はどうしようか、手狭になるから引っ越しをしようか、そんな話を夫婦でしながらまだ見ぬ子どものことで頭をいっぱいにする。
そうして子供が生まれてきてからは、全ての中心が子供に代わって、夫婦二人でばたばたしながら。それでも、子供の成長を感じて、幸せだね、とお互いに言い合う。
そんな時期を楽しみたいと夢見ている。

子供が大きくなって、手がかからなくなり、再び夫婦の時間を持てるようになったら、行ってみたいねと言って保留にしていた旅行先にたくさん行ってみたい。
自宅の近所のカフェや公園で休日をのんびり過ごし、ちょっと贅沢して購入したソファと大型テレビで、お気に入りの夫婦お揃いのマグカップでコーヒーを飲みながら映画鑑賞をしたり、、、
ゆっくりと老後を迎える。
夫婦には、これまでの思い出があり、お互いのことも分かり合えるようになり、話が尽きることなんてない。
そうやって、どちらかの終わりがくるまで連れ添う。
そんな一生を夢見ている。

それが結婚だというなら、結婚したい。

そんな夢を見ている時期もありました。
ただ、私が夢見た内容は、頭の中お花畑なねじが一本ゆるんだ、言葉を選ばなければ、馬鹿であほでまぬけな女が夢見るうっとうしい憧れではなく、、、一般的な感覚なのではないかと私は思っている。
それは、夢をすべて踏みにじられた今でもなお変わっていない。
故に、私が一般的な感覚だと感じている結婚への憧れが、非常識で、ばかであほでまぬけな女の妄想なのであれば、私の憧れをことごとく踏みにじった男が悪いのではなく、現実を知らなかった私が悪いということであろう。

皆様のジャッジを求めるつもりはないが、私はせめて、幸せに離婚したいのだ。
今はただそれだけを望む。
そして、ここに幸せな離婚計画プロジェクトを立てることを宣言する。

しかし、その前にまず、私の幸せな結婚(仮)が実際どうだったかを綴る必要がある。
いや、結婚だけではない。これまでのすべての浮気男共について回顧し、二度と男に心を開くことが無いように、猛省し、自分を戒め、恋する心を木っ端みじんに、これでもかというくらいに破壊しつくす必要がある。
なぜなら、私には、愛してやまない、自分の命よりもなによりも大切な、愛する娘がいるのだから。
誰との間の子供だろうと、私の腹を切って生まれてきた娘なのだ。
私の娘であることには微塵の疑いもなく、娘にとっても、もはや親は私だけなのだ。
まだ離婚できていないが、私は愛する娘が生まれたことだけは、このくそみたいな結婚生活に感謝している。
ただ、下半身だらしない夫のせいで、母親しかいない子供には、心底申し訳なく思っている。
もう恋なんてしない、、、、でも娘には毎日そばにいてくれる「父親」になってくれる男性がいた方がいい。と私は思っている。その是非は問題としていない。差別的な意図もない。私はそうしたいという私の選択の話だ。
だから、ここに、
ひとり親でも立派に育ちます。
ひとり親でも幸せになりました。
結局男かよ。
みたいな、求めていないお節介な親切は不要である。
私は、母親がいて、父親がいて、休日は三人で出かけて、そういう環境を選択したいというだけの話だ。

そういうわけなので、つまるところ、
もう恋なんてしないなんて、言わないよ絶対
となるのである。
できれば恋をして、家族を大切にできる、下半身のしまりがしっかりしている男性と再婚したいのだ。

ああ、こういう発想が、夢見る夢子ちゃんでまた失敗の原因だということなのだろうか?
家族を大切にして浮気しない男性に出会いたい、というのは、現実見えてない妄想なのだろうか。
私のくそみたいな結婚のパートナーは、私に対して、このような結婚の憧れをメンヘラ女で頭狂ってると言ってのけた。
そうか、浮気して家族踏みにじって、好き勝手いきる方が人間として正しいのか。
そうだね、人間だって動物だから、下半身の本能で生きるのが正しいんだよね。
でもね、だとしたら、私はもう結婚はいらないから、メンヘラの頭狂った女でいていいよ。
娘にも、そう教えてあげるよ。
私が間違ってるんだ、浮気するの普通なんだ、他の女の子供生まれたどうしよって不安になりながら生活するのが一般的なんだ、なんて思って毎日毎日諦めて、失って、摩耗するだけの生活なんてするくらいなら、結婚なんていらないよって教えてあげたい。

おっと話が脱線してしまった。
そんなわけで、まずは私の過ちの数々を振り返っていこうと思う。
しかし今日は気持ちが昂ってしまって、きっと想像もできない罵詈雑言を書いてしまうだろうから、隣で寝ている娘をまず起こして、授乳してこよう。
また早起きしすぎて二度寝できないタイミングで続きを綴ろう。

プロジェクトタイトルは、
私の幸せな離婚計画

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