見出し画像

メンバー紹介③「佐々木将史」 #このひだより

『このひより』運営メンバーの染谷です。

2022年も明けて、少しずつ日常が動きはじめましたね。突然ですがみなさん、今年の目標はなにか考えましたか?私たちは、チーム『このひより』として叶えたい目標をいくつか立てました。そのうちの1つは「今年こそ、滋賀に集合!」です。

そう、滋賀県はメンバー唯一の関西在住者・佐々木がいるところ。これまでの他己紹介記事でも何度か触れているように、私たちはまだ全員で顔を合わせたことがありません。

ただ正直、大きな問題は感じていないんです(もちろん会ってみたい!という気持ちはありますが)。むしろ「会えなくても絆ってできるんだな......」と、新たな発見に繋がっているほど。それはきっと佐々木が、距離を物ともしない信頼感のある相手だからだと感じています。

これまで順番に行ってきた『このひより』のメンバー紹介。最後の第3弾は、私たちの“影のリーダー”、佐々木将史について紹介します。

(執筆&紹介者:染谷楓、編集:ウィルソン麻菜

メンバー③ 佐々木将史

このひよりの「安定感」代表といえばこの人、佐々木。

穏やかで気さくな佐々木は、初対面でも「あ、いい人…...」と思わせる雰囲気があります。プライベートでは双子×双子の四児の父。仕事に育児にと役割の多い生活のなか、お子さんが寝ている早朝などに着々とプロジェクトを動かしてくれています。

『このひより』では執筆・編集に加えて、印刷周りでも力を発揮してくれています。約10年間出版社に勤めていた経験があり、メンバーの中で唯一、実際に本づくりに携っていた貴重な存在です。

はじめての本づくりで特に分からないことが多かったのは、印刷や製本に関わることでした。本の紙質、厚さ、装丁、フォント……。選択肢が数多くある中で、スピード感を持って『このひより』に合うものを決めていけたのは、佐々木の経験があってこそでした。

ちなみに、このひよりのWebサイトも佐々木が一から作りました。

(なんでもできちゃう......センス......)

これまでの経験に加え、初めてのことも「やってみようか!」と、先陣を切って進んでくれる佐々木。本当に頼もしい存在です。

「想いを形にする力」を持っている人

そんな佐々木と私を出会わせてくれたのは、ウィルソンでした。

大学の友人であり、興味関心が近い彼女とは「いつかなにか一緒にやれたらいいね!」と、会うたびに語っていました。しかし、その頃はまだ形のない「いつか、なにか」。

そんな彼女から『このひより』に繋がるプロジェクトの誘いを受けた日、彼女はいつになく真剣で、興奮しているように見えました。ふたりで会った帰り、もうすぐ停車しそうな電車の中で、矢継ぎ早にいろんな情報を伝えてくれたのを覚えています。

彼女がやりたいことをTwitterで呟いたら“佐々木さん”という頼れる編集者が反応してくれたこと、会ったことはないけれど価値観が似ていてとても素敵な人だということ、一回目の話し合いでプロジェクトの整理が驚くほど進んだこと。

「佐々木さんと一緒なら、本当に何か形にできると思うんだ」という彼女の言葉に私は「あ、ついにこの日が来たんだ」と、ドキドキしました。そして実際に佐々木とプロジェクトを進めてみると、彼への信頼感と尊敬はすぐに生まれました。

佐々木は初回の紹介記事で、ウィルソンを「リーダー」と表現していましたが、私は佐々木が“影のリーダー”だと思っています。

持ち前の人柄と情熱で周囲をいつのまにか巻き込んでいくウィルソンに対して、佐々木は目的に向かってチームを確実に前へ進めてくれる存在。話し合いが難航したときも「もう少し考えよう」と「やってみよう」を繰り返し、みんなが迷子にならないよう、しっかりと舵を切ってくれます。

また、彼の安定感は編集の場面でも感じます。保育や福祉に関するメディアを数多く担当してきた佐々木は、文章の隅の隅まで逃すことなく言葉を追い、この言葉は誰かを傷つけていないか?伝えたい想いは正しく伝わっているか?を考えて提案を入れてくれます。言葉について常に考えている彼の視点には気付かされることが多くあり、自分自身も以前より深く、自分の発する言葉について意識するようになりました。

(日常の一コマから、言葉について考えていく佐々木)

長く言葉に関わってきたからこそ、その危うさも尊さも感じているように見える佐々木。柔らかくもブレない存在と、彼の持つ静かな熱が『このひより』の揺るがない軸を作ってくれていると感じます。

日々の生活のなかで

ライフイベントの多い30代のメンバーが、それぞれの生活のなかで動かしている『このひより』。今は、仕事終わり、子どもが寝たあとの深夜、子どもが起きる前の早朝……など、それぞれの生活の隙間にチームのチャット(slack)が動きます。距離は離れているけれど、通知の時間からメンバーの1日を想像して、「自分も頑張ろう」と背中を押してもらっています。

当初は「実際に会わずにチームは作れるのか?」と思っていましたが、今では絆の強いチームになりました。今年は滋賀で佐々木に会うことを目標に、より一層、切磋琢磨していきたいと思います!

一人でも多くの方の、大切な瞬間を残していけますように。『このひより』は、これからも前へと進みます。

佐々木将史> 
滋賀在住の編集者。いろんな人の言葉を世の中に届けたり、どこかに留めたりする仕事をしています。

好きな季節は夏。誰も起きてない静かな明け方と、昼の熱気がまだ残る夕暮れにひとりテンションがあがる。5歳双子+1歳双子の父です。
言葉で伝えられるもの、残せるものなんて本当に限られています。だけど、その「わずか」を一人ひとりが大事にすることには、なにか大きな意味がある……とも感じる日々。
小さな物語を丁寧に積み重ねた先に、自分や周りの笑顔が自然と増えたらいいなと思うし、そのお手伝いがちょっとでもできたらうれしいです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?