大切な記憶を、言葉に。
「あなたが生まれたとき、こんなことがあってね……」
「はじめて出会った日のこと、覚えてる?」
懐かしい思い出話をするとき。忘れかけていた記憶を遡るとき。私たちの気持ちは、いつもほんわかと温かくなる。
『このひより』は、そんな「記憶を言葉にする」プロジェクト。「大切な思い出を残しておきたい」と願う人に寄り添っていくチームです。
私たち『このひより』のこと
「その人だけの大切な記憶を、何かに残せないかな」
そんな想いから『このひより』は始まりました。集まったのは、これまで言葉と向き合い、文章を生み出してきたライターや編集者3名。
感情や想いを言葉にすることの難しさ、それと同時に尊さも知っている私たちだからできる、誰かの大切な記憶への寄り添い方があるのでは、と考えました。
現在準備しているのは、忘れたくない思い出をインタビューし、“本”の贈り物として残すサービス(2020年夏にβ版リリース予定)。ずっと手元に置いて、こっそり人に見せたくなるようなものを届けたいと思っています。
私たち自身も結婚や子育てを経験し、決して戻ってこない今や、せわしない日々のなかで通り過ぎていく記憶を「言葉にして残すこと」に、大きな価値を感じてきました。そんな体験も、『このひより』を始めたことに深くつながっています。
大切な記憶を、言葉にして残す。このすばらしさを、たくさんの人に感じてほしい。それが、私たちのやっていきたいことです。
マガジン『#大切な日が言葉になったなら』
本を作る準備をする傍ら、今回、Webマガジン『#大切な日が言葉になったなら』を始めることにしました。誰かの「大切な1日」に焦点を当て、短い文章に綴っていくマガジンです。
それは、「記憶を言葉で残すこと」を想う、最初の入口になるようなもの。
例えば、壮絶だった出産の日。いつか子どもに聞かせてあげたい当日のことや、親としての気持ちを言葉にします。
「予定日から何日も遅れて、ドキドキしてたよね」
「『へその緒切る?』って聞かれたのに、パパこわがっちゃって」
そんな小さなエピソードも、忘れられない大切な記憶。
他にも、入籍日、誕生日、故郷を出た日など。人によって違う「大切な日」を言葉にして、みなさんにお届けする予定です。
読みながら「自分のときもそうだったな」と思い出したり、「いずれこんな日がくるのかな」と未来に思いを馳せたり。たくさんの「大切な日」に出会える場にしていきます。
何度も読み返したくなる言葉を、あなたに
忘れたくない大切な記憶が、人に話すうちに言葉になっていくこと。それが文字となり、文章となり、残ること。
その尊さを誰もが感じられるように、『このひより』は一人ひとりの思い出と向き合って、何度でも読み返したくなるような言葉を贈っていきます。
ウィルソン麻菜
「物の向こうにいる人」を伝えたいライター。普段は職人さんや作り手の取材を中心に、彼らの人柄や想いを文章にしています。好きな季節は春。毎年アレルギーに悩まされるのに、やっぱり嬉しくなって外でお昼ごはんを食べたくなる。もうすぐ2歳になる娘を愛する母でもあります。
(note/Twitter/Instagram)
佐々木将史
滋賀在住の編集者。いろんな人の言葉を世の中に届けたり、どこかに留めたりする仕事をしています。好きな季節は夏。誰も起きてない静かな明け方と、まだ昼の熱気が残る夕暮れにひとりテンションがあがる。3歳双子の父ですが、この夏にもう2人子どもが生まれる予定です。
(note/Twitter/Instagram)
染谷楓
「人生を記録する」をテーマに、写真や文章をのこしています。出会った人の夢を聞き、花を贈る『100夢』プロジェクト実施中。好きな季節は冬。秋から冬にかけて、空気の冷えとともに元気になっていく道産子。毎年雪がふる日を待ち焦がれています。
(note/Twitter/Instagram)
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