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クワイエット・プレイス

怖い話は大の苦手だったけれど、ナイト・シャマラン監督の『シックス・センス』を観てから「感動するホラー」が好きになった。そして昨日観たのは、予告編からしてすっごく怖そうな『クワイエット・プレイス』。

とにかくこの映画は「映画館で」観てください。ほんとうに怖いけれど、それ以上に感動します。配信とかスマホとかはお勧めしない!  もし映画館以外の場所で見るなら、真っ暗にして、静かな環境で、できればひとりで、ぜひ!

始まった直後から、観ている方も「音を出したら死ぬ!」と本気で思ってしまうほどの臨場感。実際、観ている人たちは、ものすごく静かだった。死にたくないからね。そのくらい引き込まれる。

監督のジョン・クラシンスキーは、脚本と製作総指揮もやっていて、ついでに父親役もこの人。この父親がすごく重要なカギを握っている。そして寡黙(出ている人全員だけれど)で愛情深い。この人、才能あるなぁ。(写真は公式サイトから)

どうしてこの映画に興味を持ったかというと、娘・リーガン役のミリセント・シモンズが、役だけでなく実生活でも聴覚障害を持っているということを知ったから。わたしも聴覚に「難」がつくので、きっと共感できるだろうと。(写真は公式サイトから)

共感どころか、勇気をもらいましたよ。最初はあまり魅力的ではなかったリーガンが、途中からものすごく魅力的で賢くて、愛すべき人物に変わっていった。もう、画面の中でリーガンばっかり追いかけてしまうほど!  

ネタバレはしないけれど、五感のどこかにコンプレックスのある方は、ぜひ観てほしい。人生はどんな嫌なことも無駄ではないことを「説教抜きで」教えてくれるはず。

ストーリー

どんな小さな音にも反応し、すさまじい勢いで人間を襲う「何か」によって世界は荒廃していた。そんななか、ある田舎町で1組の家族が生き残っていた。父と母、3人の子供。彼らは手話を使い、裸足で歩き、道には砂を敷き詰め「無音」のなかで暮らしていた。誰かが一瞬でも音を立てると、「何か」に襲われ即死する。しかし、母親のエヴリンは、4人目の子供の出産を目前に控えていた。彼らは生き残れるのだろうか。それとも・・・。


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