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いい加減と適当

何においても大切なのは加減でしょう。
親切も過ぎれば過干渉になり
放任が放置となるように。
加減とは微細なバランス感覚なので
私たちは迷ったり間違えたりしますが
それでもなお
心地よい調和を求め続けることにより
だんだと「いい加減」がわかり
適当なところを体得していけるのです。
数字など一定のものを頼ろうとすれば
いつまで経っても身につかないでしょう。
感覚と思考を行ったり来たりさせながら
全身の感覚をひらいて覚えていく。
この行為は、眠っている能力を目覚めさせます。
便利なものに頼りすぎるあまり
眠りこけているセンサーを作動させるのです。
それがどれほど人生の時間を濃くして
どれほど人を幸せにするか知れません。


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