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18-4 梅すだれ 肥後の国

一行いっこうは道らしきものを辿って上へ上へと山を登ったが、突然道を外れて左へと入った。しばらく歩くとまた道があった。その道は平らなまま続いていて、歩いていたら左が谷になった。足一つ分の幅しかない山の端を、滑り落ちないように慎重に進んだ。

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