見出し画像

オートなんとやら

 朝ごはんにオートミールを食べ始めた。

 あんなにお粥の美味しさに感動していたのにどんな心変わりだと驚かれただろうか。
 顛末はこうだ。

「あんた、オートミールある?」

 ある日、母に尋ねられた。去年食べていたことがあったが、もうない。

ここから先は

1,028字

¥ 100

この記事が参加している募集

小説「梅すだれ」を連載中です!皆様の支えで毎日の投稿を続けられています。感謝の気持ちをパワーにして書いております!