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無印良品のぬか床で漬け始めて2カ月

「ぬか漬けやってみたいけど、続けられるか不安だな」とずっと思っていた。そんな私に挑戦するきっかけをくれたのが、古矢永塔子さんの「今夜、ぬか漬けスナックで」という小説。母を亡くし小豆島に渡った主人公がスナックで振る舞うのは祖母から引き継いだぬか漬け。島の人々の悩みをぬか床に例えるのが面白かった。

「無印良品のぬか床が良い」と聞いたことがあったので、さっそく近くの店舗の在庫を調べて購入。ジッパー付きの袋に入ったずっしりと重いぬか床を持ち帰った。

まず漬けたのは大根。最初は塩辛くなるものらしく、美味しくは食べられない。レビューを参考にりんごや塩昆布を混ぜ込むと塩味、酸味が和らいできた。人参やかぶ、セロリ、ミニトマトなども漬けてみたが、定番はきゅうり。一番手軽で美味しく漬かりやすい。漬かり具合や時間が繰り返すことで少しずつわかってきた。

毎朝ぬか床から漬物を出して切るのは楽しみだが、面倒でもある。でも、ぬか床のフカフカした粘土のような手触り、瑞々しいきゅうりの味に癒される。食卓に一品増えるのもうれしい。私の朝ごはんに馴染んできた習慣だ。


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