こなーず先生|認知症介護デザイナー

家でも施設でも簡単にできる認知症改善方法教えます| 認知症は改善できる|高卒で介護施設…

こなーず先生|認知症介護デザイナー

家でも施設でも簡単にできる認知症改善方法教えます| 認知症は改善できる|高卒で介護施設勤務⇒リーダーチャンピオン⇒認知症介護に心が折れる⇒解決策を模索し認知症リハビリテーション専門士取得⇒ケアマネジャーの夫と二人でスタートで地元に認知症治療施設立ち上げを目指し奮闘中

最近の記事

骨粗しょう症予防に必要なのはカルシウムだけじゃない?

骨粗しょう症予防に必要なのはカルシウムだけではないある程度年をとったら、若い頃と比べてかなり骨は弱くなっていると思ってください。 「入居者は全員骨粗しょう症だと思って丁寧に対応しよう!」 という介護施設もあります。 それぐらい、高齢者に骨折が多い原因になっているのです。 骨粗しょう症の診断を受けてなくても、弱っている可能性はあるので、十分に気を付けてください。 骨粗しょう症の予防に必要なもの 骨粗しょう症予防のために、カルシウムを摂ることももちろん重要です。 ですが

    • 高齢者が水を飲みたがらない理由

      高齢者が水分不足になりやすい2つの理由人体で最も水分を蓄積できる器官は筋肉だと言われています。 なので、筋肉量が低下する高齢者は、身体の水分蓄積量がどうしても少なくなります。 これが、高齢者が慢性的な水分不足になりやすい原因です。 実は、水分不足にはその他にもう一つ原因があります。 腎機能の低下がそうです。 腎臓は、ろ過した体液からもう一度必要な水分や栄養を再吸収する働きがあります。 その機能が低下すると、再吸収する水分量が減るため、水分不足になりやすい。 腎臓

      • 2025年を迎えると日本の介護に何が起こるのか?

        2024年を迎え、団塊世代が全員、後期高齢者になるまであと1年となりました。 するとどういう状況になるかご存じですか? 介護の働き手が足りなくなる (5人の高齢者を1人が介護しなければならない) 社会保障費(医療保険・介護保険料など)の負担増 少子高齢化が進み続け、社会保障の中でも主に ・医療 ・介護 ・年金 これらの問題が逼迫しています。 若者らも今後に不安感・危機感を覚え、政府の対応に不満を感じているでしょう。 これは当然の反応ですが、政府が不安の残る対応しかで

        • 活性酸素は認知症の素

          活性酸素とは?活性酸素とは、私たちが呼吸する時に取り込んだ酸素を使ってエネルギーが作られた時の副産物を言います。 あるいは、エネルギーに使われなかった酸素の一部も活性酸素に変化します。 活性酸素が増え過ぎると、細胞を酸化させ、それが老化につながります。 活性酸素は呼吸以外でも作られます。 その他の要因は次の通り。 紫外線 ストレス 飲酒 タバコ 排気ガス 過度な運動 詳しく解説していきます。 1.紫外線 紫外線を浴びることで皮膚細胞で活性酸素が発生し、シ

        骨粗しょう症予防に必要なのはカルシウムだけじゃない?

          日本の介護は遅れてるのか?

          日本の介護は遅れてる?SNSなどでたまに見かけますが、介護士などの方で 「日本の介護は遅れてる」 「北欧の介護を取り入れるべき」 など声を上げてる人がいます。 まあ、断言はしませんが、それはある視点では事実かもしれません。 海外ではもう何年も前から認知症発症率が減少してきているとの報告があるなど、認知症についての意識も日本は立ち遅れてると言えます。 しかもそれは医学的な治療ではなく、生活習慣の改善が大きな要因と言われています。 日本は高齢化が世界でもトップクラスなので

          「グルテンフリー」表記に騙された?

          スーパーなどで、市販でパッケージにでかでかと「グルテンフリー」を謳う商品が多く見られるようになりました。 そういう商品には、グルテンの代わりに次の物を使用している場合が多いです。 コーンスターチ コーンミール 米デンプン ジャガイモデンプン タピオカデンプン 実はどれもグルテンと同じくらい血糖値を上げてしまいます。 しかも、グルテンフリーと言いつつ微量のグルテンを含んでいるものもあります ですが、この表記に関してはなんら問題がないのです。 グルテンフリーの

          「グルテンフリー」表記に騙された?

          牛乳を飲むと認知症になる?

          日本の栄養学は遅れていると言われています。 例えば、 牛乳。 私は認知症の改善について発信していますが、その中でも牛乳は、あまり勧められません。 理由は2つあります。 牛乳を飲むと乳糖不耐症を起こす日本人の約8割は乳糖不耐症状があるといわれています。 乳糖不耐症は乳糖(ラクトース)を分解する酵素「ラクターゼ」が不足するために起こります。 乳糖は、主に牛乳をはじめとする乳製品に含まれている糖。 乳糖不耐症の人は乳糖を消化吸収できないため、乳糖は小腸を通過して大腸に入

          睡眠時無呼吸症候群と認知症(チェックリストあり)

          睡眠不足が認知症の原因になります。 眠いと頭がぼーっとして、判断力が弱くなったり、理解力が悪くなる経験は、多くの人があると思います。 でもその詳細まで知っている人は少ないと思うので、解説してみましょう。 睡眠が認知症に影響する経緯は次の通りです。 ①脳細胞の間の空間が睡眠中に膨らみ、そこをカルシウムイオンやマグネシウムイオンが通過する これにはアミロイド(アルツハイマー病の原因)などを洗い流す役割がある ②よく睡眠をとることで、体内に発生するアミロイドの量が減る ③睡

          睡眠時無呼吸症候群と認知症(チェックリストあり)

          認知症は心の病気

          認知症は脳の病気?認知症は一般的に「脳の病気」と言われています。 確かに、脳に異常が起こって発症するものなので、脳の病気と思われてもなんら不思議はありません。 ですが、これは少し間違っていると思ってください。 認知症は、うつ病や統合失調症などと同じ精神疾患、つまり「心の病気」だという側面もあるんです。 統合失調症が精神、つまり心の病気であることは、今や多くの人が知っています。 しかし、20世紀前半頃は統合失調症は分裂病と呼ばれ、脳の病気であると考えられていました。 そ

          「お酒は百薬の長」はウソ?

          お酒は百薬の長と言いますが、本当なのでしょうか? 体に悪いという印象の方が強いですよね。 これは、一説には本当です。 実際に、お酒が体に良いというデータがあります。 1981年、イギリスのマードックという博士が行った実験です。 毎日、適量のお酒を毎日飲んでもらったこの実験では、血管系の病気が改善されたという結果が出ました。 じゃあやっぱりお酒は身体に良いんだ! と思いますよね? でもふたをあけてみると、それには裏がありました。 実はイギリス・ヨーロッパにはお酒

          認知症が治せない人の特徴

          認知症を改善できない人の大きな課題は、単純に“正しい知識”や“正しい改善法”を実践できていないということ。 認知症について熱心に勉強し、色々な資格を取得した人もたくさんいます。 私も介護施設で働いていますが、自主的に学ぶ人はホントにすごいですよね。 ただ、それで得た知識のほとんどは 「〇〇の場合、△△の対応をする」 などの対処療法がほとんどです。 それ自体は認知症介護をする上で必要であることには違いありませんが、根本的解決にはなっていない。 それにはやはり、「認知症は

          運動して疲れただけでは夜寝てくれない

          「夜寝るように、運動して疲れさせよう」 この認識は間違っています。 高齢者も昼間に運動をすると、夜トイレにも起きずにぐっすり眠りやすくなるのは間違いありません。 ですがこれは、実は疲労のためではない。 むしろ、疲労感が強すぎると睡眠が浅くなる傾向にあります。 寝つきは確かに良くなるかもしれませんが、それは正確には「気絶」であって、ちゃんとした睡眠とは違うんです。 運動によってよく眠れるようになるのは、疲れではなく血流改善によるもの。 血液は【ふたつのポンプ】によっ

          運動して疲れただけでは夜寝てくれない

          誤診の認知症のまま薬を飲み続けた人の末路

          レビー小体型認知症の3大症状 ・幻視 ・認知機能の低下 ・歩行障害(パーキンソン症状) これらが全て現れている場合、その介護は困難を極めます。 なので、3つとも少しでも早くどうにかしたいと考えるのが当然です。 だけど、3つとも完璧に治そうとすると大変なことになります。 治療しようと思えば、まずは「薬に頼ろう」と考えるのが定石ですが、ここに問題があるんです。 認知症薬には「歩行状態が悪化する」という副作用が出る場合があります。 「歩行障害を改善しよう」 ⇓ パーキンソ

          誤診の認知症のまま薬を飲み続けた人の末路

          認知症の症状の種類によって薬が逆効果になる

          認知症状は中核症状と行動・心理症状(BPSD)に大別され、行動・心理症状はさらに 【陽性症状】 【陰性症状】に分けられます。 陽性症状陽性症状とは ・暴力 ・徘徊 ・妄想 ・幻覚 ・過食 ・不眠 ・介護抵抗 など、いわゆる動的・興奮的な症状。 陰性症状陰性症状とは ・無気力 ・無関心 ・独語 ・無言 ・無動 ・うつ状態 など、静的というか、気持ちや意欲を抑え込むような症状を指します。 薬の種別を間違うと大変なことになる認知症薬として処方されるアリセプト、レミニール、リ

          認知症の症状の種類によって薬が逆効果になる

          抗うつ剤を超える効果のある治療法

          過去に、うつ病に対して、運動と抗うつ剤の効果の比較をした実験があった。 ウォーキングなど一定の強度を保った運動を毎日行うグループと、抗うつ剤を服用するグループに分け、2~3か月後の結果を測定するという内容です。 両者のうつ病改善効果はなんと… 同じくらい。 両者ともそれなりにうつ病が改善しました。 なんだか肩透かしをくらったような気持ちになるけど、実はこれには続きがあります。 注目すべきは実験から半年後の、うつ病再発症率。 両者の再発症率は、 抗うつ剤:38% 運

          抗うつ剤を超える効果のある治療法

          脳の老化の原因とは?

          人は生まれてから徐々に脳が成長していきます。 ただ、脳が成長するのは25歳までと言われており、25歳以降は1年間に0.5%~1%ずつ小さくなっていきます。 それが萎縮であり、脳の老化です。 老化は25歳から始まります。 ほっといても脳は年々委縮していきますが、それをさらに加速させる要因があります。 お酒 薬 ストレス 睡眠不足 トランス脂肪酸など 例えば、飲酒量が多い人は、飲まない人と比べてうつ病のリスクが3.7倍、認知症のリスクが4.6倍にまで高まります。