坂本龍一氏の音楽を語ろう!
と言っても、教授の音楽は幅広過ぎて、とても全てカバーしきれないので、出来る範囲で語りたいと思います。
僕は10代終盤くらいから教授の音楽にどハマりしたクチです。YMO世代ではありませんが、小学生の頃にベストテンで観た教授と忌野さんの「いけないルージュマジック」は衝撃的でした。
リアルタイムで買ったアルバムは、スウィート・リベンジとかスムーチーとか1996等ですが、一応デビュー作の「千のナイフ」からキャズムあたりまで抑えています。特にスムーチーと1996はよく聴いていました。
教授の音楽の特徴の一つにヴォイシングがあると思います。例えばドミソの後にレファラときた場合は、その調はCメジャーだとわかるわけですが、ドソとレラだけだと調性がぼやけます。もちろん実際はこんな単純ではありませんが、分かりやすく説明するとこんな感じです。
調性をぼやかすのが教授の特徴で、これはやはり教授が敬愛されているドビュッシーや、ラヴェル、ショパンそしてアントニオ・カルロス・ジョビン等の影響によるものではないでしょうか?
盟友のチェリスト、ジャキス・モレレンバウムさんは、そんな教授のピアノを"透明で透き通った音"と表現しております。本当に美しい音楽です。
因みに好きな曲は…。
Thousand Knives
Thatness and Thereness
Merry Christmas Mr. Lawrence
SELF PORTRAIT
M.A.Y. IN THE BACKYARD
黄土高原
Ballet Mécanique
BEFORE LONG
RISKY
Moving On
君と僕と彼女のこと
美貌の青空
Bring Them Home
Tango
A Day In The Park
Rain
The Last Emperor
1919
The Sheltering Sky
こんな感じです。
まだまだ沢山ありますが、これでも厳選しました。
オリジナルアルバム以外にも、m2s名義でのジョビンのカバー作品もとても美しくて大好きです。
実は僕、昔に一度だけJ-WAVEのRADIO-SAKAMOTOという番組で、教授自ら作品を紹介して頂いた事があります。
…なんて僕の事はともかく、教授のような音楽家が日本に生まれて、リアルタイムで体験出来るのは幸運な事ですね。
ずっと健康でいてほしいと切に願っております。
私の創作活動の対価としてサポート頂けましたら、今後の活動資金とさせていただきます。皆様よろしくお願い申し上げます。