ボサノバを聴いてみよう!
ボサノバという音楽を聴いた事がありますか?
という質問を人々にした場合、恐らく殆どの人の答えはYesでしょう。何故なら今やボサノバは沢山のお店やレストラン等でBGMとして流れている事がとても多いので、特に意識せずとも知らぬ間に耳に入っているからです。
ですが、ボサノバというジャンルの基本的な成立ちや、代表的な音楽家、楽曲名をご存知か?となるとよく知らないという方もまた多いのではないでしょうか?
そこで本稿では、ボサノバに興味が湧き、これからちょっとボサノバを聴き始めてみたい!という方を対象に「初めてのボサノバ講座」をしてみたいと思います。
ボサノバという言葉は、bossa novaと書き「ボッサノーヴァ」と発音します。アクセントは「ノー」ですので、此処を強調するとそれらしくなります。
ボサノバとはポルトガル語で、翻訳すると「新しい事」とか「新しいやり方」みたいな意味になります。英語ならnew waveでしょうか?
音楽ジャンルとしてのボサノバは1950年代にブラジルのリオデジャネイロで生まれました。通常、音楽ジャンルというものは、いつの間にか何となく発生して、時間の経過と共に熟成され形式化していくものですが、ボサノバの場合はその出目が比較的ハッキリしています。なので以下の音楽家を押さえておけば、まずは大丈夫です。
1:アントニオ・カルロス・ジョビン
今日でもよく聴かれるスタンダードと言われる名曲を沢山作った人でボサノバの創始者の内の一人です。ボサノバ…いやブラジル音楽の最重要人物です。
2:ジョアン・ジルベルト
歌手であり、ギタリストでもあります。力まず張らない歌唱法や、独特のボサノバのリズムをギター1本で表現する奏法を発明しました。ジウベルトとカタカナ表記される場合もあります。
3:ヴィニシウス・ヂ・モライス
詩人で、多くの楽曲に美しい歌詞をつけています。ブラジルの外交官でもあり、確か9回結婚しています。
まずはこの御三方です。もの凄く大雑把に言い切ると、アントニオ・カルロス・ジョビンさんが作曲し、ヴィニシウスさんが詩をつけて、ジョアンさんが歌う。これがボサノバの始まりと言えます。
では、続いては代表曲をご紹介します。
1.イパネマの娘
2.コルコバード
3.シェガ・ヂ・サウダーヂ
いかがでしたか?気に入りましたか?
これらが奥深いボサノバの、いやブラジル音楽の世界にハマるきっかけとなれば幸いです。
では最後にお勧めのボサノバアルバムをご紹介します。もちろんお好みでお選びになって頂いて構わないのですが、せっかくならポップスやロック等のボサノバアレンジではなく以下の様なブラジルの本場のボサノバをお勧めします。
おしまい。
私の創作活動の対価としてサポート頂けましたら、今後の活動資金とさせていただきます。皆様よろしくお願い申し上げます。