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初心に戻ってライブ活動を再開しようかと検討しています。

フルーティストの妻とギタリストの僕のユニットkonnoduoはもう18年程活動しています。しかしオリジナル曲でライブハウスに出演していたのは初期だけでした。吉祥寺の曼荼羅、下北沢のモナレコードやbar CCO、原宿のラドンナ、青山の曼荼羅等など。

その後なんとなく自然な成り行きで、依頼を受けてレストランやカフェやホテルのラウンジ等で演奏する様になり、それに伴い内容もオリジナルからジャズやボサノバ等のスタンダードへと変わっていきました。僕らはこれらの演奏のお仕事を出張演奏と呼んでいました。出張演奏は数年間継続していました。
しかし…コロナ禍になり、僕らは全ての演奏場所を失いました。

そして今、コロナもだいぶ下火になり世の中的にも様々な規制が緩和され、元の日常に戻りつつあるように思います。そこで再びライブ活動への復帰を模索しています。

ライブ活動を復活させるにあたって二つの大きな選択肢があります。
それは…オリジナルか?スタンダードか?です。

久しぶりにオリジナルのみを演奏したいとも思います。と言っても我々ももう50代ですので若い時みたいな野心はありません。オリジナル曲で大ヒットを狙いたいとも思いません。でも出演させてもらえる場所に心当たりがありません。その原因は動員力がないからです。

以前は代官山をホームグラウンドにしていて、全盛期は10箇所以上で演奏させて頂いていました。しかし再開発等に伴い多くの現場は閉鎖や移転等の為消滅しています。ですがやはり代官山だと僕らも行きやすいし、人も呼びやすいので、代官山の某ライブスペースのチケットノルマ等のブッキングシステムや機材、店内設備を調べてみました。

機材は特段問題ありません。設備面に関しても僕らのお客様は比較的ご年配の方が多いので、あまり若者向けの内装や飲食だと困りますが、その点も問題ありませんでした。チケットノルマも…動員力の無い僕らには厳しいですが、まぁ許容範囲かと思えました。

しかし…。

動員力の無い僕らには当然ワンマンライブは出来ません。なので対バンの方々がおられる筈です。このお店でライブされている方々の動画をいくつか拝見させて頂きました。

当然ですが皆さんお若い方ばかり。50代の僕らは少し気後れしてしまいました。僕らは少し年を取りすぎたのかも知れません。ってまぁ年齢に関してはそんなに気にしなくても良いのかも知れませんが…。

それとジャンルの違いを大きく感じました。たまたまかも知れませんが、僕が拝見させて頂いた動画は全て一般的なポップスでした。楽しげなアップテンポのものも、バラード調のものもありましたが、ジャンルとしてはアコギやピアノ主体のポップスでした。

しかし僕らはカエターノ・ヴェローゾさんやアート・リンゼイさん、はたまたジョアン・ジルベルトさん系のボサノバやMPBっぽい曲調がメインですし、全体的にジャズの雰囲気も強いです。

もちろんお店側は似たようなジャンルの人と対バンを組むのでしょうが、果たして似たような事をやられている方が他にもおられるのだろうか?という心配もあります。

初期の頃出演していた某ライブハウスでもアコースティック系のポップスバンドやソウル系のバンドとの対バンが多かったのを思い出します。2人だけのユニットが、4〜6人編成のバンドと対バンするとかなりの高確率で前座的扱いになるんですよね。

まぁ人数の違いはともかく、僕らのご年配のお客様はボサノバやジャズの愛好者が殆どなので、ポップスだとちょっとお好みとはズレが生じるかな?という懸念もあります。

やっぱり僕たちにとってはスタンダード曲を演奏した方がライブ活動はしやすいのかもしれませんね。まだちょっと結論は出ませんがもう少し検討してみたいと思います。

では良い日曜日をお過ごし下さい。
サザエさんまではまだまだ時間があります。

これ画質悪いですけど…オリジナルです。




私の創作活動の対価としてサポート頂けましたら、今後の活動資金とさせていただきます。皆様よろしくお願い申し上げます。