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ビバヒル観てましたか?

90年代の海外ドラマの"ビバリーヒルズ高校白書"観てましたか?僕は観てました。確かNHK総合TVが金曜日の夜で…いや日曜日の夜だったかな?NHK-BSでは水曜日だった気がします。

主人公達が高校生の間は"高校白書"で卒業すると"青春白書"なんですよね。

僕の世代だと主人公達の年代とほぼ一致していたので、とても感情移入して観てました。最初の頃は精神的にも未熟だった主人公達が成長していく様が実にリアルに描写されていたドラマだったと思います。だからこそ一青春ドラマがあそこまでの人気をはくしたのだと思います。

でもそれと同時にこのドラマを通じてアメリカのドラマ制作の内幕が垣間見える気もしました。

この"ビバヒル"シリーズは大体10年程続いた長寿番組でした。当初は"ミネソタからビバリーヒルズに越してきた双子の兄妹ブランドンとブレンダの物語"であり、2人を取り巻くケリーやデビッド、スティーブにディラン、アンドレアやドナは、ドラえもんで言えばジャイアンやスネ夫、しずかちゃんに出来杉くんといった役割だった筈なのに、シリーズが進むに連れてブレンダが去り、アンドレアが去り、ディランが去り、遂にはブライアンまでいなくなってしまいました。これはドラえもんで言えばドラえもんが降板した様なものです。もちろんヴァレリーやノアやマット等新たなキャラクターも投入されますが、これはドラえもんで言えば…まぁいいや。

こういったところは実にアメリカ的だと思いませんか?日本だとありえない。似た様な事象は同じく長寿ドラマのウォーキングデッドにも起こっています。

ウォーキングデッドも主人公はリック・グライムスであり、彼のサバイバルを描くドラマだったはずなのに、いつのまにかリックは降板して今はもういません。

これは"男はつらいよ"で言うところの車寅次郎がいないのにさくらや博、タコ社長だけで"男はつらいよ"シリーズを継続するようなものです。

面白いですよね、アメリカのドラマって。

僕、こんなアルバムを作っている人です。


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