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ギブソンL-5cesを使ってみてわかる事。

僕が今メインで使っているギターはギブソンのフルアコL-5cesです。L-5と言えばジャズギターのイメージを代表する様な定番機種であり、ウエス・モンゴメリー等多くのギタリストに愛用されてきた名機です。

歴史の長いモデルなので、今まであらゆる場で様々なレビューがなされています。なのでここでは、レビューというより僕が実際に使ってみた中で、思った事を書いてみたいと思います。

①ボディが大きい。
17インチなので、グレッチとかアイバニーズとかの代表的なフルアコより大きいです。購入を検討されている方が、楽器屋さんで試奏した場合は、うわ!大きいなぁって感じると思います。でも体格にもよるかも知れませんが、大概は慣れてくると思います。僕も最初は大きいと思いましたが、今は全く気になりません。

②ネックが長い。
確か648mm弱のロングスケールなので、レスポールやバードランド等に慣れている方は、ローフレットが遠いと感じるかも知れません。僕は逆にロングスケールが好みなので、こっちの方が良いですが…。

③重たい。
年式や仕様にもよると思いますが、大体3.5kg〜3.8kg位あると思います。ギター本体としても軽い方ではないと思いますが、L-5ともなれば、それなりのケースに入れて運搬すべきなので、ケース自体の重量も加えると、持ち運びはかなり大変です。僕はもう歳なので、純正のハードケースは車移動以外には、絶対に使いません。某楽器屋さんでオーダーしたNAZCAというメーカーのケースを愛用しています。

④塗装が弱い。
僕の個体だけかも知れませんが、エンドピン周辺がボコボコしています。全然気にしていませんけど。

⑤PUカバーのメッキが落ちやすい
これも僕のだけかも知れませんが、ピックアップカバーのゴールドのメッキが剥がれてきています。全然気にしていませんけど。

⑥ポジションマークの滑りが悪い。
これはどういう事かと言うと、弦を押さえる時に、何かの拍子にポジションマークに触ると、滑りが悪くてキュっと指が止まってしまうんです。指板や弦の上を指は滑らかに移動したいのに、まるで体育館の床をバッシュで歩いているみたいに、キュッキュキュッキュッいうのです。これは正直かなり不快です。素材は何かの貝だと思うのですが、なんででしょうね。楽器屋さんでそれっぽいオイル的なの買って塗ったりしましたが、全然改善しませんでした。なのでなるべくポジションマークに触らないように心掛けています。

まとめ。
いくつかマイナスポイントも書いてしまいましたが、しっとりとした弾き心地や芳醇な音色、美しいルックス等全体的には言うまでもなく素晴らしいギターです。確かに値段は高いですが、L-5cesは一生モノです。レスポール、ストラト、テレキャスと30万円位のモデルを何本か買っていくのと変わりません。

最大の問題は、自分の実力を楽器に見合うものにするのがとても大変って事ですね。

〜本日のお勧め〜


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