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ちちぶ旅!Day.1

前回のブログで
西武線の特急に乗ったところから三峯神社参拝まで書きましたので
今回はその続きから始めましょう。

〜〜〜〜〜

三峯神社から西武秩父駅に戻るバスで

また具合が悪くなったらどうしよう・・

と、気が気ではなかったが
復路は道中具合も悪くならず、無事につつがなく
西武秩父駅到着。


今回の一泊二日の旅で
秩父三社巡りたいなーと思っていまして
三峯神社から戻った後は秩父神社に参拝する予定だったが

正直、三峯神社が凄すぎてお腹いっぱいになってしまった。
この後また神社はちょっとしんどい。


替わりに
気になっていた古民家カフェに行く事にした。

てくてくお散歩。
駅前を離れ、観光地から秩父の生活スペースに入っていく。

晴れて本当に良かった。

住宅街の中にそのカフェはあった。

古民家で、ヴィーガンスイーツを出して下さるカフェ。

靴を脱いで、座布団に座る。
靴を脱げたのが嬉しい。

梁のある天井が好きです。

ちなみに、BGMはアンビエントだった。
いつも思うが古民家カフェはBGMがアンビエント系である確率が高い。

これは勝手な私の思い込みだが
古民家カフェが流行り始めたあたりって
チルとかチルアウトという言葉が日本に出回り始めた時期と重なっていたような気がする。

そして、チルアウトという言葉が流行り始めた時期と、アンビエント系ミュージックが流行り始めた時期も重複していたような気がする。

それで
古民家カフェ好きな方(店主さん)は、アンビエントも好きなのかなー
と、勝手に妄想猛々しくしてみる。

スイーツは
いちごショコラのケーキ(ヘッドの写真)と
チコリコーヒーを頂きました。

久しぶりのチコリコーヒー!
チコリコーヒーとか
たんぽぽコーヒーとか
ノンカフェインのコーヒーも大好きなのです。

ケーキは豆乳クリームがとっても美味しかったです。

近所にこんなお店があったら足繁く通う。

チルアウトできました。
どうも有難うございました。

旅先で、その土地その街のカフェに出逢うのが
私の旅の大きな楽しみの一つ。


さて。
そろそろお宿に入る時間。

今回のお宿は
長瀞の更に奥の寄居という土地にある。

タクシーで向かう。

道すがら
タクシーの運転手さんが
途中からお話をして下さった。

長瀞のかき氷や、芸能人の話は

へー
ほー
ふーん

という感じで聞いていたが

長瀞を超えた辺りで
秩父鉄道を貨物列車が走っていくのを見た

私)貨物列車、久しぶりに見ました

運転手さん)
石灰を運んでいるんですよ。
武甲山(←確か)で石灰を採掘できるので
毎日12:00に石灰を採るための爆発音が鳴り響くんです

私)
(急にテンションあがる)
本当ですか!!
石灰の採掘や爆破するところって見学できます??
やっぱり秩父って、歴史で勉強した通り採掘で栄えた土地なんですね!!


運転手さん)
あー、見学はできないのですよ。

それをきっかけに、秩父の採掘から発展していった歴史の事や成り立ちを色々教えて下さった。

本当に楽しい会話と時間でした。


実は、私
決して詳しくはないし、浅学ではあるが
歴史が好き。
それも、政治や国の変遷ではなく
文化史でもなく
洋の東西を問わず
それぞれの街や地方の産業史や商業・交易史なんかが好き。
(戦国時代や武将の事はさっぱり分からん。)

きっと、自分の前世は商人で
番台で帳簿つけていたと思う(笑)。


・・というわけで、秩父の歴史や産業の話を沢山伺い、タクシーの運転手さんと盛り上がった。

良い時間だった!嬉!!

私はタクシーの運転手さんに、自分から話しかけることはないけど
お話下さるタクシーの運転手さんの場合、当たりというか引きが本当に強い。

(以前志摩で、天の岩戸まで連れて行って下さり、しかもご厚意で現地のガイドまでして下さり、また駅まで送って下さった・・先に料金提示して下さり、それがまた破格だった・・タクシーの運転手さんは、古事記や日本の神話や伊勢の話など沢山教えて下さった!!お元気でいらっしゃるかなぁ)

タクシーの運転手さんも、旅の大切な一期一会。
本当に有難うございました。


お宿到着。

標高が高いので
エアコンをつけなくても済むことが、本当に有難かった。
久しぶりにエアコンを切った環境で寛げたので、体も楽になり、大分喜んでいた。

温泉に浸かり
(金山温泉というらしい。肌がスベスベになって透明感が増した・当社比)

部屋でボーっとしながら

旅をしている幸せをしみじみと噛み締め
体いっぱいで味わった。


日常に、大変な事
苦しい事、悲しい事
ないとは言えない。

心がしくしくと痛み
自分の浅はかさや情けなさに落ち込む事

自分を肯定できなかったり
期待できなかったりで
自分に悲しい思いをさせてしまう事

理不尽な事
心に突き刺さった棘のある言葉や
ないがしろにされた事

外部の思惑に利用されたり振り回されたり

体力的にもメンタル的にも悲鳴を上げているのに
まだ自分を頑張らせてしまう事

気がつけば自分を消耗させ
いつも何かにつけて悩んでいたり
何かしら我慢していたり


でも

今、私は
とても幸せなんだ。

旅をしていて、とても幸せなんだ。

旅ができる自分で良かった。
旅ができるくらい、大変だったけど
頑張って働いて良かった

旅をする、自分が好きだ。


旅があるから
旅ができるから
私の人生には様々な色と景色と心模様が生まれる。

以前

人生で、一番の財産は何か

と聞かれた時に

私は

経験

と答えた。

人生で、一生の中で
何を経験したか。
どんな経験ができたか。

経験は、その時だけではなく
思い出になり
良い思い出は、思い出す事で
一生自分の人生を豊かにしてくれる。

私という人間の、今生の財産だ。


そして
私にとって
旅とはそういうものだ。


夕飯を食べ
夜食でサービスしてくれる坦々麺までしっかり頂き


幸せなお布団にくるまって
ぐっすりと眠りに落ちた。



旅の夜はいつも
平和でやわらかな心地がする。

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