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念願の別府・湯布院へのひとり旅。Day1.

前の日の夜にイベント出演の秋田から戻ったと思ったら、次の日の早朝には九州へ飛ぶ。

2nd アルバムリリースと何年にもわたるプロジェクトを上げ
また、大音郷という大きなステージに出演させて頂き

その記念に、一生の思い出になる旅を自分にあげたい、と思った。
この機会に、長年の憧れだった別府・湯布院に旅をしよう。

九州へー。
先ずは福岡空港に降り立ち、太宰府へ向かう。
太宰府のお話は前回のnoteに書きつけたので
ここでは省略。

太宰府天満宮参拝の後は
お楽しみの太宰府のスタバ

コンセプトスターバックスが大好きです。
夢は日本全国のコンセプトスターバックスを楽しみ、そこでエスプレッソ1ショット追加したラテを飲む事。

この日は暑かったので
殊更アイスラテが体に沁みて美味しかった。


いよいよ、別府に向かう。
福岡から特急で別府へ。

前日までの疲れと、早朝フライトという事もあり、電車の中でウトウトし、軽く寝たり目を覚ましたりを繰り返す。

あるタイミングで起きたら

!!!!!!

乗客がみんなで手動(足動?)で
座席の向きを反対に変えていた・・。

ムニャムニャ言いながら、慌てて私も
自分の座席の方向を変える
近くの座席も変える。

小倉で乗ってきたお客さんも徐に座席の向きを変える。

こうして、乗客一丸となり
車両の全ての座席の向きを変えた。

・・・面白かった。
地方の習慣って面白い。

ちなみに、秋田新幹線も
途中で進行方向が変わるが
ほぼ誰も座席の向きを変える事なく
進行方向と反対向きになったまま
終点まで乗っていく。
(一区間だけだからかもしれない)

面白いなぁ。


またうたた寝と寝覚めを繰り返しながら
別府到着。

駅のアナウンスの

べっぷぅ〜
べっぷぅ〜(語尾が少し下がる)

が、どこかで聞き覚えがあるなぁ・・
と思っていたら


思い出した。


故郷のスーパーマーケットの店内放送だ。


ビックービックー
ザビックゥ〜(語尾というかピッチが少し下がる)

と同じイントネーションだった。

そんな事を思いながら
チェックインの時間間近だったので
駅前からお宿までお散歩。

別府は、昭和の大衆文化や景色が
そのまま残っていた。


駅前通りがそういうコンセプトなのだろうか。

もっとディープな昭和ならではな慣習(?)を感じるスポットもあって、ギョッとしたけど
良い子もこのnoteを見ているので、ここでは省略。


お宿到着。
部屋に通してもらう。

大きな窓から海が見える
素敵なお部屋だった。

何もせずに、ソファにしばらく転がっていて
たまに
あー、とか
うー、とか声を出す。

存分にゴロゴロした後に
お風呂に向かう。

温泉は最高だった。
別府のお湯は好きかもしれない。

温泉を楽しんだ後

中庭でアイスキャンディーを食べ涼みながら
空を見上げて

幸せなんだなぁ

と、小さく呟いた。

生きていれば色々あるのが常で
しんどさや孤独や不安が
生活にも自分自身にも
染み付いてしまったような生き方しかできなくて

でも
ある瞬間瞬間で

こうして
幸せ
を素直に感じたり

今、満たされている
という実感を得ることができる人生は
そうそう捨てたもんじゃない

と、何だか今日は思う事ができた。

空には星が一つ二つ瞬き始めていた。


ところで、ウェルカムドリンク

どーん!!!
シャンパン!!!

・・・しかし私は下戸なので
紅茶を頂いた。

夕食までの時間
お宿の催しで、館内で縁日を楽しめるらしく

私も一つ遊んでみた。

子供の頃、縁日でやったなぁ。

さぁ、レッツトライ。

崩壊。

夕食へ。

お昼を食べていない上、じっくりと温泉に入ったので、空腹でたまらなく
出して頂くものを
はぐはぐとあっという間に食べてしまったので


美味しそうに召し上がって下さるので
私も嬉しいです

とのお言葉を頂いてしまった・・。

美味しそうに食べる
は、子供の頃から色々な人によく言われる・・
食いしん坊万歳。


大分と言えば
かぼす

かぼすを使った先付。

この後に出てくる料理にも
かぼすがふんだんに使われていたため

私は遂に、長年の疑問だった
かぼすとすだちの違い
に気付いた。

かぼすの方が、酸味がまるい。
すだちの方が、酸味が青っぽくてギュッと凝縮している感じ

と思ったが、後で確認したら
あながち間違いではなかった。 
ちなみにかぼすとすだちでは
果実の大きさも違うそうだ。
かぼすは思っていたより大きかった。


また、大分と言えば
椎茸。

椎茸と三つ葉の土鍋ごはん。
香りがすごく良かった!!

ご馳走様でした。

夕食の後
歯を磨いて化粧を落として
もう一度お風呂と思ったが

一回おふとんに体を預けたら
眠りに落ちてしまったらしい。

温泉宿では
寝るか食べるかお風呂に入るかしか
しておらず
しかも
1人だから誰にも気を遣ったり
或いは
誰かに合わせたりする必要もない

・・・今日の私は
多幸感に包まれているのだと思う。


ぐっすり眠りながら
ピースフルな夜が更けていく。

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