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自分が変われば、世界は動くかは分からないけど。

おばんです。

今まで断片的にしか見たり聴いたりした事なかったのですが
今日初めて最初から最後まで通して

『カウボーイビバップ 天国の扉』

をちゃんと見ました。

20年以上も前に
ちらっと見て
そこからちらっと聞こえた音楽の格好良さに
物凄い衝撃を受けて
その時はまだ音楽をしていない頃だったのですが
子供の頃からずっと頭に鳴り響いていた音が
自分の外側から実際の音で聞こえてきて
それは、自分にとって本当に文字通り
物凄い衝撃的な出来事でした。


それから、すぐにちゃんと観て聴けばいいものの、何となく触れてはいけないような気がして。

ただ、この強烈な経験のおかげで
音楽を始めた時から
私の夢は
映像の音楽制作を担当する事だった。
菅野よう子さんは、私のアイドルだった。

けど、カウボーイビバップのサウンドは
聴いたら引っ張られそうで
今の今まで
ちゃんと聴くのを控えていた。

自分の2nd Albumを全曲収録してから

これで、カウボーイビバップの
菅野さんの音楽を聴いてもいい

と、自分にGOサインと許可を出し

Gotta Knock a Little Harder

を聴いて涙が出た。
止まらなかった。

何回も何回も何回も聴いて

それから
Tank!
The Real Folk Blues
Piano BarⅡ
Don't Bother None
と聴き漁り

やっぱり私は

Gotta Knock Little Harder

が心底好きで

満を持して(?)
今日、テレビで録画しておいた映画を見たが

オープニングからAsk DNAの流れで
鳥肌が立ってまた涙が出て止まらなかった。

映像・ストーリーと音楽との完璧なマリアージュ。
両者が物凄い化学反応を起こしている。

全ての音楽に全神経集中して耳をそばだてていた。

20年前に曲の雰囲気で心を鷲掴みにされた頃よりは、聴きとれる、拾える音も増えたと思う。

私は、菅野よう子さんの足元にも及ばない

と痛感した。

だが、かすりもしないか
というと、そうでもない
とも不遜ながら思った。

実際、非常に細かい、些細なところだが
菅野さんと自分の音作りにささやかな共通点や共通項を見つけ(思い込みかもしれんが)
ファン(私)は嬉しくて仕方がなかった(笑)。


私は、菅野さんの足元にも及ばない理由は

できていない

のではなく

足りない

のだ。しかも圧倒的に。
音に対する知識の深さと幅と
吸収と学びが

映像やゲーム音楽やるのであれば
オーケストレーションは言うまでもなく
世界中の音楽を理解してアウトプットできなければ話にならない。

ジャズやブルースやファンクやソウルだけ
できても、音楽制作としては
使い物にはならないのだ。

勿論、仮にそれができたからといって
菅野さんに追いつけるとは夢にも思っていない。

何で、こんな年齢になってから
人生かけて本気でやりたい事を見つけてしまったのだろうと思う。

でもきっと
今からでも自分はやるのだろうと思う。


結果を出せるかどうかは分からない。
多分、結果は出ないで
自分の曲も自分も見出されないで
埋もれたまま終わる人生の方が
現実的で可能性はずっと高いだろう。

今で
それもまた一興
と思っている。

ただ、最近は

結果を出すか出さないか
より

やったかやらないか

の方がよっぽど重要で
人生が濃く面白くなる
というように思うようになった。

結果は出ようが出まいが
「やった」「経験した」という事実と
経験を経て得たものは有形無形問わず
確実に、現実に、そして自分の中に実在する。

しかし
やらなければ
できなければ
ゼロである。


それに気付いた時

やりたい事をやった
という事は、人生において最強ではないかと(笑)。

だから、やる。

それをやって
結果は出るのか
成功するのか
とか、自分にとっては
もうどうでも良くなった。

若い頃と違い
もう、公私共に
人生の中で出来ることには
限りがある事をしみじみ感じるようになった。
時間も、健康も、能力も
ずっと自分にあるわけではない
という事を、現実味を持って感じる。

だから
やりたい事はやる。

それに
菅野さんに
シートベルツがいらっしゃったように

スパイク・スピーゲルに
絶妙な距離感の仲間(?)がいたように

私にも
さて、面白い事やるよ!!
と声をかけたときに

一緒にやってくれる
楽しんでくれる
自分の頭に流れる音楽を120%
現実のサウンドにして体現してくれる
頼もしいバンドとミュージシャンと
エンジニアさんがいる

これは本当に自分のかけがえのない宝であり
幸せで恵まれている事だと思っている。


正直言うと

誰か、早く私の事を見つけてよ!
ここにいるよ!
カッコいい音楽作れるよ!

と叫びたくなる時も多々ある。

ただ、本当にそれは運やタイミングもあるから。

一つ言えることは

嘆いている状況では
何も起こらないし
状況は益々悪化する

という事は
この6年間で本当によく分かった。
(でも楽しい事も沢山あったよ)

自分が変われば
世界は動く

と思えるのは
よっぽどコンディションが良い時か
頭のネジが緩んでいる時か

でもな。

自分の作ったものを
自分で信じられるくらいにはなった。


奇跡くらい、起こしてやる。

カウボーイビバップに菅野よう子さん

くらい

作品と自分のタッグが
お互いにとっての代名詞になるくらいの作品に
めぐり逢って
全力で音楽つけるんだ。

その日を本気で信じて
音楽の勉強にもっと本気になって
のめりこんで
自分の音とセンスを磨いていく。


2nd Album
Better Life
聴いてみてね!!

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