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そういえば入院して、親知らず4本抜きました。後編ラスト

いよいよ最終回です。過去の抜歯レポートはこちらです↑

抜歯した翌日、痛みとともに目が覚める。
ズキズキというよりズクズク?鋭いというより鈍い重たーい痛み。
我慢はできるがあまり感じたくない痛みだったので
ちょうど検温をしにきてくれた看護師さんに痛み止めを頼む。
ベテラン風な看護師さんだった。痛いなんて弱音を吐いたら怒られそうな
そんな雰囲気の方だった。

『今朝の朝日見たー?すんごい綺麗だったよ!』
痛み止めを私に渡すときにそのベテラン看護師さんが話しかけてくれた。
冬の朝日は綺麗だよね。でも今はそんな気分にはなれなかった。
でも意外とフレンドリーだった看護師さんのギャップになんだかホッとして
痛み止めを飲みながらリラックスできた。

朝食はシャケフレークの入ったゆるーいお粥だった。
他のおかずもとにかくゆるゆるしている。
でもそんなゆるゆるご飯にも対応できないほど顎が痛い。
口を開けるだけでも痛い。抜歯の痛みなのか口周りの筋肉痛なのか
とにかく食べたくても食べられない。
やっとのことで口に入れたと思ったら、
抜けた穴にすっぽり米粒が入っていく感じもこれまた気持ちが悪い。
食べながら鳥肌レベル。
もう飲み込むしかない。味わうよりも栄養のために食べ物を体に入れ込む作業をした。

長い点滴が終わるのを待ちながら、そういえば昨日主人が言っていたことを思い出した。麻酔が切れたばかりで頭がぼーっとしている時に聞いていたからその時は何も思わなかった。

『あーぁ、死んじゃった。と思ったよ』

手術室から出てきてストレッチャーに寝かされている私を見て
そう思ったそうだ。

麻酔が効いた身体は全筋肉がだらんとして重力に完全に負けている姿になっていたと言う。体についている肉の力が抜けている。びくともしない。普段寝ている姿とは全く異なる、『死んでしまった姿』だったそうだ。

1時間手術室の外で待たされた主人は
出てきた私の姿を見て、死んだときの姿が想像できてしまったらしい。
人間の完全に脱力した姿は死を連想してしまうのだと。

それはなんとも恐ろしい、悲しい経験を主人にさせてしまった。
仕方ない、私は麻酔をかけられてどうにもできなかったんだから。

・・・・・・・・・・・・
無事帰宅でき、子供とも再会を喜ぶ。
下の子がまだ赤ちゃんでバブバブ言ってた頃だったので
帰って早々に抱っこを要求された。
よいしょっと抱っこをしようとした瞬間
娘は嬉しすぎて勢い余ってジャンプしながら私に体を寄せてきた。
そしてそのジャンプのせいで彼女の頭が私の顎に直撃!!

グゥうううう、いたーい泣。(叫)

手術前の筋肉注射の次に痛かった…。

処方された数日分の痛み止めがなくなる頃には
うずくような痛みもなくなった。
顔も真四角に腫れ上がっていたけど、
普段インフルエンザシーズンはマスクをして生活していたので
特に気にはならなかったし、周りからもバレなかった。

辛かったのは
やはり痛くても、子供達は通常営業だったところだ。
抜歯直後は激しい運動は避けてくださいと医師に言われたが
公園で息子を追いかけまわっていたし、自転車も子供を乗せてブンブン乗ったし。
痛み止めを飲む+若さで乗り切った感じだ。


あんなに心配で心配で眠れなかったのに
抜いてしまえばなんともない。
今となっては抜いたことも忘れて他人の抜糸レポートを読んで
思い出すくらいだ。
それだけ何事もなく無事に終われたと言うことで。
よかったじゃんという話。

もし、これから一気に抜こうとしているのであれば
一気に行きましょう。
恐れずに。痛みを心配されているのであれば、心配ご無用。
痛みは必ず消えますから。応援しています。

以上親知らず抜糸レポート2020でした。

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