20180428について

午前10時45分 起床

切った覚えのない電話が切れていた。前日恋人と遅くまで電話していて寝落ちしたんだろう。

起きてすぐ、「あ、ゴールデンウィークだ。」と思った。学生最後のゴールデンウィーク。

最近は何にでも「学生最後の」という修飾語をつけてしまう。自分でも些か大げさではないかと思う。

2018年のゴールデンウィークの初日は、1年前から通ってる英会話スクールから始まった。授業は12時半から。少し時間がない。顔を洗って30分で家を出る。スクールのある上野までは急げば50分くらいで着く。

授業は満足のいくものだった。前日からNetflixで海外ドラマを見て英語に慣れさせていたおかげで言いたいことがスムーズに言えた。

授業が終わり、近くの上島珈琲店に入る。次の予定まで5時間も空いているのでかなり暇だ。

喫煙席に着き、読みかけだった小野不由美の屍鬼をひらく。ハイライトを吸いながら黒糖ミルクコーヒーを飲む。おいしい。

屍鬼はおもしろい。なかなかの長編でも苦にならないスリリングな展開が読者を離さない。いつかこんな小説が書きたいものだ。

読書にも飽き、「ヒトカラにでも行こうか」などと考える。近くにあるカラオケ屋を調べて行ってみると、どこも満席だった。仕方なく御徒町方面まで歩く。

途中でブックオフがあり、少しテンションが上がった。古本屋は良い。いくらでも時間が潰せる。読書が好きと言いつつ村上春樹を読んだことがなかったので、文庫本のノルウェイの森を買った。面白いのかなあ。

あてもなく歩いていると松坂屋のデパートが目に入り、特に何も考えずに入る。エレベーターが来ないので、階段で8階まで上がる。運動不足な喫煙者にはなかなかキツい。

屋上に出る。昔ながらの安っぽい人工芝が敷かれた広場で子供たちが遊んでいる。その隣の喫煙所でさっき買った本の値札を剥がす。うまく剥がれなくて少し苛立つ。

タバコを吸い、SNSを一通りチェックしたところでいい感じの時間になった。そのまま六本木へ向かう。

六本木に来るのは人生で2回目だっただろうか。1度目はハリーポッター展を見に六本木ヒルズに行った覚えがある。その時に買ったドビーの絵が描かれたマグカップは今でも愛用している。

でも今回は六本木ヒルズじゃなく、小綺麗なビルの一角で先輩が主催している学生交流イベントに出席するためだった。イベント自体は楽しかったけど、いわゆる「意識高い系」と呼ばれる人たちがたくさんいて少し辟易としてしまった。まあでもおもしろい人もたくさんいたしまた参加したいと思う。人と話すのは嫌いじゃない。得意でもないけど。


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