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【夫の育休(2)】一緒に家事育児をする夫婦関係の作り方〜価値観を育てていく〜


こんにちは。

婚活アドバイザーのまよです。

結婚後の生活にスポットを当てた話題ですが、婚活中から視野に入れたほうがいい課題もあるので婚活中の方もぜひ最後まで読んでくださいね。


前回までのお話


今回は前回の「夫の育休 一緒に家事育児をする夫婦関係の作り方(1)育休中の夫のスケジュール」の続きです。

前回書いた通り、私の夫は家事も育児もします。

それは特別なことでも私のサポート程度のことしかしないわけでもなく、彼にとっての「当たり前」で、私にとってもそれが「普通」なのです。

(当たり前とはいえ、お互いに家事や育児をしていることを「ありがとう」と言葉にして毎日感謝し労いあっています)

だから夫は産後の育休はブラック企業並みに大変だということを実感を持って知ってますし、男性が家事育児をすることを

「イクメン」
「育児の参加、奥さんのサポート」
「旦那さんが育休なんてすごいですね」

などと評価されることに少々疑問を持っているようです。

こうやって特別扱いすることによって男性自身にも家事育児が「普通のこと」ではなく「特別なこと」として意識されてしまい、女性の負担がなくならないのではとのことです。

前回までの流れはざっとこのような内容でした。

今回は夫がどうやってこのような価値観を持つようになったのか、という続きです。


男性はビール、女性は働きっぱなし

私はもともと女性でも男性でもできるはずのことを「女性だからする」ということに疑問を持って生きていました。

例えば私の田舎では法事やお正月などの親戚が大勢集まる席で、女性たちは台所で準備をしているのに男性たちは座ってお酒を飲んでいる。

準備がようやく終わって女性たちが座る席は末席のしかも仮設のようなテーブルにすし詰め状態。

さらにほとんど男性しか飲んでいない瓶ビールの空き瓶を回収したり新しいものを持って行ったりするのも女性の仕事。

男性は汁物のお代わりをしている(入れるのはもちろん女性)のに、作った本人たちである女性の中にはお椀の数が足りないとかで汁物が行き届いていない人もいる始末。

あれ?料理を運ぶことくらい男性だってできるよね?

自分の飲んだ瓶ビールくらい片付けたら?

お酒を飲んでいる暇があるならばお味噌汁の一つでも運んだらいいんじゃない?

と子供の頃から思っていました。


これは性別による役割分担とは別の話だと思うのです。

性差による役割分担は、出産など女性にしかできないことがあるので仕方ないのですが、どちらでもできることを一方の性別の人がするべきというのはただの思想なので性別的によって役割を押し付ける必要はない、と思うのです。

これは男性が女性に無理やり台所仕事をやらせているというわけではなく、男女どちらもがなんとなくの昔からの風習で習慣化されてしまっていることのようにも思います。

結婚生活において昔は下記のような価値観が当たり前の時代がありました。

男性は働く。
女性は家で家事と育児をする。

でも今は違いますよね。

働くのは男性ばかりではなく女性だって働く。

家事や育児をする男性だって珍しくはない。

女性だから男性だから「○○しなくてもいい」「○○しないといけない」ではなくて、できることはお互いが協力してやっていく。

今ではこれが当たり前になっている(なろうとしている)時代です。


一緒に家事育児をする夫婦の作り方


さて私は結婚後に、女性だから家事をして当たり前、男性だから絶対に働き続けないといけない、という考えで生活を送るのどうなのかなと思っていました。

女性だから3歩下がって歩くという昭和の時代とは違うと言いますか。

ということで婚活の時にはそういった話し合いができる男性と結婚しようと思っていました。

つまり婚活の時点で「話し合いができる男性」というのは重要なポイントでした。

今もお悩み相談で「結婚を決めるときに重要視することはなんですか?」と聞かれたら「話し合いができるかどうか」と答えています。
(厳密にはそれ以外もありますけど)

結婚後すぐに子供が欲しかった私は夫と家事育児に関する価値観を共有するために、妊娠前から家事育児に関する問題提起をして解決法などを二人で考えていきました。

例えば、私は結婚しても妊娠しても出産しても仕事は辞めたくない、という話からスタートします。

そこは夫も同意してくれましたし、夫も辞めて欲しくないと考えていたようでした。

妊娠するのは女性だけどお腹の中にいる子供は二人の子供なので、他人事として捉えてほしくないという話し合いもしました。

「つわりは病気じゃないという意見があるけどどう思う?」

「妊娠できる確率というのはこんなに小さいんだって」

「妊娠中はこんなトラブルがあるらしいけど、それを防ぐためにはどうしたらいいのかな」

「妊娠周期の数え方ってこうなんだって」

「分娩は痛みをともなって初めて赤ちゃんに愛情を持てるものだという意見があるけどどう思う?」

「産後クライシスって知ってる?どういう夫婦が産後クライシスになるんだろう?防ぐためにはどうしていったらいいのか考えよう!」

「おすすめの本があったら教えて。」

「産褥期って体を休めないといけないらしいんだけどその間の家事はどうしようか?」

「産後は3時間おきの授乳で眠れなくなるみたい!」

とにかく色々なことを想定して細かく話し合いました。


何らかの数字や情報をもとに考えるときは「○○さんが言っていたんだけど」「ネットで見たんだけど」という曖昧な情報元からの収集はせず、「国のデータによると」「病院の先生に聞いたところによると」など信頼のおける出典元をベースにして話し合いました。

全ては夫婦が一つの目標に向かって歩み、より良い理想の結婚生活を送るためです。

こうして一緒に価値観を作り上げていきました。


一緒に価値観を作り上げた結果


おかげで夫は私が妊娠中に

「あれ?今私って何週何日目だったっけ?」とド忘れした時に聞いても

「24週5日」と即答できるほど、自分ごととして妊娠を捉えてくれるようになりました。

出産に関する痛みも自分ごととして考えてくれ、あれこれ調べ上げた上で「痛みを感じる必要はない」と無痛分娩を強くすすめてくれたのも夫です。

夫は実際に妊娠していないから私の痛みなどはわからないと言いますが、わからないからこそ自分に置き換えて想像力をフル回転させ、私よりも先回りして考えてくれるようになりました。

こういう小さな話し合いを日常会話として日頃から積み重ねていった結果、夫も私も家事も育児も対等にするようになりました。

話し合うことの重要性


夫も妻もお父さんお母さん初心者です。

役割的に妊娠している女性の方が出産・産後・育児に関する情報が入りやすい状況にあります。

また妊娠中の周囲の状況からも「お母さんとしての自覚」を自然に持てるようになっています。

だけど夫側はちょっと違う。

妊娠していないから一人で産婦人科に行くこともないし、体の変化があるわけでもないからネットで調べない。

だから女性と男性では、親としての自覚の深さや速度に差が出るのだと思います。

一緒に子育てや家事をしたいのであれば、一緒に成長していく必要があると思います。

何も女性側が「夫をお父さんとしての自覚を持てるように育てる」のではなく、日々小さなことでも小さな変化でも一緒に共有し話し合っていくのがおすすめです。

「言わなくてもわかるでしょう」「察してよ」問題がよくありますよね。

男性であっても女性であっても、言われないとわかりません。

もしも日頃から細かく情報を共有することも話し合うこともなく

「子供が生まれたんだから○○するのが当たり前でしょう!
私は産後で辛い!
そんなこともわからないの!?」

と突然言われてしまっては、夫側も辛いかもしれません。

メールで情報は共有していた、帰宅後や休日の夫に直接話をしたけど全然聞いているそぶりがなかったというのであれば、まずは聞いてもらう体勢を整えるところからスタートです。

メールをしたんだから、私がいつも口頭で伝えているんだから、それなのに聞いていないあなたが悪い!は、本当にその通りなんですが、それだと何も前に進まないですよね。

私の話を聞いてる?
○○についてどう思っているかあなたの意見を聞かせて?
どこまで理解してるか教えてくれる?

と立ち止まって質問をしながら意識をこちらに向かせてみるのも良いかもしれません。

一緒に勉強、一緒に成長、一緒に価値観を共有していく。

やはりそのためには婚活中からそういう相手を選ぶ必要があると私は強く感じています。

小さなことでも話し合っていくことは夫婦にとって大切。

ということで2回に渡りましたが、【夫の育休】についてでした。


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