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ウナウナ。

Konitaroです。
昨日、ふと見たYoutubeの動画で思い出しました、この単語。

”ウナ”

僕以外の人がその動画を見ても、全くこの単語とは結びつかないのですが、僕には結びついた理由があります。
ま、それは僕の心の中、思考回路をさらけ出すことにもなるので触れませんが…

この単語、分かる人には分かるでしょう、でも今は使われてないと思います。
この単語に出会ったのは20歳の新卒で入社した会社です。
僕はシステム部員として、営業部向けのシステムを開発・保守をしていました。
ある日、僕の席に1枚のFAXが置かれていました。
担当しているシステムでの問い合わせ内容で、その末尾に…

”ウナ”

と走り書きで書かれていました。
僕は一体何のことか分かりませんでした。
とりあえず文面から困っていることは分かるので、何はさておき対応しました。

そしてまたある日、同じ人からシステムの問い合わせのFAXが届きます。
そして末尾に…

”ウナウナ”

と書かれていました。
文面から察するにまたまた困っているので、サクサクッと対応、でもこの単語をそのままスルーしてはいけない、と思い上司に聞いてみました。

『あぁ、それは”急ぎ”って意味やで。』

と。なるほど…急ぎって意味か、社会人の用語って難しいなぁ、と思いつつその場はそれで終わりました。
それからもその単語は見ることがあるのですが、同じ方からのみで他に使っているところは見たことがありませんでした。

そしてそれから20数年経ち…Googleでの検索も発達した今、その動画をきっかけに思い出したので調べてみました。

〘名〙 (「至急」の意のurgent の二文字u・rのモールス符号に相当する仮名をあてたもの) 至急電報の略号。昭和五一年(一九七六)廃止された。ウナ電。

出典 - コトバンク

なるほど…そういう意味だったのか…一つ勉強になりました、使う機会はなかなか無さそうですが…。

言葉って文化と直結しているので、深いですよね。
”至急”とか”急ぎ”って書くよりも、”ウナ”ってカタカナで書く方が早いし、走り書きでも読めますもんね。
急いでいることを伝える、一つの方法だったと思うと、この単語にこめられた意味がグッと心に伝わってきました。

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