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相手への関心が愛になる

私はSESとして働いており、IT業界に入ってから2回転職しているので雇用元の会社は現在3社目となる。

前々職の会社は辞める1年前までかなり会社愛を感じていて、「なんであんなに会社愛を感じてたんだろう?」とふと振り返ってみた時、私の入社面接担当でもあり入社研修担当でもあり、IT業界入って初めて現場に参画した時からずっとお世話になっていた営業担当の方(以下、じゃがいもさん)が私のことをずっと認めてくれていたからではないかと思う。

じゃがいもさんは、入社研修後は研修時の仕事の速さとか考え方とか、私の課題も伝えつつ良いところはたくさん上げてくれて「こにたん(私)については何も心配してない!」と言ってくれた。

新しい現場に参画してからも、「上位からの評価がすごく良い!」と現場の評価を伝えてくれた。
現場ごとに営業担当が異なり、その方以外の方が営業担当になったこともあるが、現場の評価を毎回伝えてくれたのはじゃがいもさんだけだった。
現場の評価はモチベーションに直結するので、こまめに伝えていただけることはSESとしてかなりありがたいことだ。

現場の営業担当から離れても、現場で悩んでることとか相談の場にいつもいて、間接的に私の成長を喜んでくれているのも聞いていて私もとても嬉しかったことを覚えている。
これも間接的に聞いた話だけど「こにたん(私)は俺が育てるんだ!」と社内で言っていたらしく、それもかなり嬉しかった。
そこまで言ってもらったにもかかわらず、最終的には考え方が合わず話し合っても解決に至らなかったので退職を選択せざるを得なかったのは今でも残念だと思う。

そういうことを振り返って、「あぁ、自分のことを認めてくれる人や気にかけてくれる人に愛を感じるんだなぁ」ということが分かった。
そりゃそうだ。会社の誰もが私に対して何も期待していない、私がどれだけ努力しても興味を持ってないなら私だってその会社に愛を感じることはできない。

まぁ、私の場合会社に対して愛を感じていたというより、入社時からずっとお世話になっていたその営業担当じゃがいもさん個人に愛を感じていただけだったわけだ。

つまり、私が思うに愛される会社をつくるためには、社員に対して期待し期待していることを伝えること、良い点を見つけ相手に伝えること、今どういう状況なのかを気にかけることが大事なのではないかと思う。
特に雇用元ではなく別の常駐先で働くSESは自社との接点がなくなれば帰属意識は簡単に薄れてしまう。「私のことなんて会社の誰も興味持ってないんだ…」と思えば会社への愛はすぐになくなってしまうのだ。

そして、別に経営者や会社の役員、チームのリーダーのような立場ではなくても一社員として職場で働く人間としても通じる話だ。
一緒に働く人たちを生かすも殺すも自分の考えや言動・行動次第
目の前の人間に対して期待し、良い点があれば積極的に言語として伝え、忙しそうであれば手伝う、悩んでいそうなら寄り添うなど相手の性格やスキル、状況に応じて柔軟に対応できるように常に相手を気にかける気持ちを持つことで、お互いに信頼し合うことができるのではないか。

私自身、勝手に相手に対して出来ない人間、嫌な人間だと決めつけるなど実際より相手のことを低く見積もりがちなのは本当に良くないことだと思う。

私の接し方次第で相手の可能性は無限大に広がるし、良いところがない人間なんて一人もいないはずだ
相手に期待し、良いところは伝え、相手が何を感じるのか察する力を研ぎ澄ますことを忘れずにコミュニケーションをとっていきたい。

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