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大好きなお仕事エッセイ

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大好きなお仕事への考え方や工夫についての記事をまとめたエッセイ。少しでもお仕事が楽しいと思える人が増えますように。
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記事一覧

店内で怒鳴られ倒した初バイト「パン屋さんの接客」

私は今、IT業界でPMOとして働いているが、社会に出てからまともに働いた初めての仕事はパン屋さんでの接客である。 中学卒業後、7年間くらい家で完全に引きこもった後、22歳くらいから社会に出た。 パン屋さんを仕事に選んだ理由は、「パンを食べたかったから」である。 社会に出ていなかった私は、世の中にどんな仕事があるか分からなく、パンを食べたい気分の時に求人サイトを見て見つけたのがパン屋さんのお仕事だ。 ずっと引きこもっていた私に人と接するお仕事は難しいだろうと思って、職種は

としまえんの乗り物係員の一日

かつて練馬区にあった遊園地「としまえん」。 94年間多くの人に愛されてきましたが、2020年閉園しました。 私は94年の歴史の中、2年間だけ乗り物の係員として働きました。 正直なところ、仕事にやりがいを感じられなくなってしまい退職しましたが、楽しかった思い出もあり、たまにとしまえんの夢を見ると懐かしさと切なさが込み上げます。 閉園直前の8月には、遊びに行ってたくさんお土産を買い込み、今住んでいる部屋に飾って大切にしています。 としまえんで働いていたのは4年以上前のこ

自分の考えを言語化して相手に伝えよう

最近、働いている時に自分が思っていることはなるべく意見として伝えたり、自分が感じたことは感想として伝えたり、一緒に働く人に自分の思っていることや感じていることを積極的に言語化するようになってからコミュニケーションが円滑になったと感じるので、自分の考えを言語化する上での心構えをお伝えしてみます。 大前提 自分が思っていることは言葉にしないと何も伝わらない当たり前ですが思っているだけのことは当然相手に伝わりません。 基本マインド 〇 相手の立場に立つ相手の立場や周りの状況をよ

サイボウズ流「テレワークの教科書」から学ぶオンラインコミュニケーションの工夫

本を読もうと思ったきっかけ今の現場が週5テレワークで、現状テレワークが原因でチーム内のコミュニケーションや仕事が上手くいってないということはないのですが、今の働き方をもう少し何か工夫できないかと考えているので、ヒントが得られればと思い読みました。 どんな本か2020年にコロナウィルスの感染が拡大してからテレワークという働き方が注目され始めましたが、サイボウズはコロナ以前から10年近くテレワークを実践している企業です。サイボウズが10年もの期間試行錯誤の末作り上げてきたテレワ

相手への関心が愛になる

私はSESとして働いており、IT業界に入ってから2回転職しているので雇用元の会社は現在3社目となる。 前々職の会社は辞める1年前までかなり会社愛を感じていて、「なんであんなに会社愛を感じてたんだろう?」とふと振り返ってみた時、私の入社面接担当でもあり入社研修担当でもあり、IT業界入って初めて現場に参画した時からずっとお世話になっていた営業担当の方(以下、じゃがいもさん)が私のことをずっと認めてくれていたからではないかと思う。 じゃがいもさんは、入社研修後は研修時の仕事の速

異業種からIT業界に転職した私が勉強しておいて良かったこと

コロナウィルスの流行により、飲食業などサービス業の方々は仕事への影響が大きく、人によっては他業種への転職を視野に入れる方もいたのではないかと思います。 実際私の身のまわりでも、転職前の業界がコロナの煽りを受けていたため、IT業界に転職したという方がいます。 私はIT業界に働いており、会社の売り上げなどには関わっていないのでそのあたりのお金周りはコロナによってどのように影響しているのかわかりませんが、少なくともコロナによって働くことができなくなったり、会社が倒産したりすること

「いいね制度」っていいね!

今月からTrigger株式会社に入社しました。 入社してから社員さんの人の好さであったり、社内制度であったり、福利厚生であったり、本当にいろいろ面白くて良い会社で、入社前から入社できて良かったと心から思えるし、いろいろ転職重ねてきましたが一番良い会社だと自信をもって言えそうなので、少しでも弊社に興味持ってもらえるように弊社の情報を発信していこうと思います。 最初に発信するのは、入社してすぐ良い制度だなぁと感動した「いいね制度」。 弊社はIT企業ですが、IT企業にかかわらずど

資料作成に大切なのは思いやり

最近、職場で昨年度版の既存のPowerPoint資料を 今年度版に修正する仕事を任せていただいた。 ただ、PowerPointなんてほとんど触ったことのない私から見ても 資料が壮絶にダサいと思った。 全体的に文字ばかりでそもそも読む気にならない、 何でもかんでも表にまとめすぎ、 ポイント部分が目立たずそもそも資料が何を訴えたいのか分からない。 この資料は、全従業員の教育資料として 毎年更新して展開されているらしいのだけど、 私なら「文字ばっか」の時点で読む気が起きない。

仕事を頑張るためのコーヒー

初めてのデスクワークの仕事が始まってやっと1週間が経ちました。 業務に必要な知識がむずかしくて理解できなくて 不安で不安でしょうがなかったけど 資料読み込んで、分からないことは調べたり聞いたりして ほんの少しずつコツをつかんで理解して 自分なりにもがきながら一歩ずつ前に進んだ1週間でした。 まだまだやれるか不安だけど頑張ろうと思います。 そして、初めてのデスクワークでまず感じたのは とにかく眠い! とくに午後の眠さは異常。 全然仕事に集中できないんですね、びっくりしました。

仕事をする上で大切にしたい6つの価値観

私は今、毎日楽しくやりがいをもって働いています。 「月曜日が憂鬱」「サザエさんシンドローム」なんて言葉を聞きますが、私には無縁。 金曜日は「もっと仕事がしたいな」と思いながら帰り、月曜日が始まる朝は「また仕事ができるぞ!」と晴れ晴れとした気持ちで出社しています。 そんな気持ちでいられるのも自分の大切な価値観を守る仕事ができているから。 今の仕事に転職するまでは、価値観に沿った仕事ができていなかったので、毎日残りの勤務時間を数えて「早く終われ、早く終われ」と念じながら働き、や

SESという働き方の魅力

SESとは、直接雇用されている会社で働くのではなく、クライアントの企業で常駐して働くことです。 わたしはプログラミングやWebデザインなど、何か特定のスキルがあるわけではないので、いろんな現場を転々としながらメール、資料作成、打ち合わせ、議事録などなど事務的なお仕事をしています。 SESは、「システム・エンジニアリング・サービス」といい、英文にした時の「System Engineering Service」から、各単語の頭文字を取った言葉です。SESはソフトウェアやシステ

私のとなりの席の職場の先輩

私の右となりの席にはチームの先輩がいる。元々エンジニアとして10年以上開発していて、今は私と一緒にプロジェクト管理のチームで働いている。30代の男性で奥さんと猫と持ち家で暮らしていて、趣味はビリヤード。そんな先輩は最高に優しい素晴らしい人。ただただ先輩の素晴らしいところを語りたい。 いつでもちゃんと話を聞いてくれる先輩の最高なところはここである。 私は1日にかなりの頻度で先輩の名前を呼び、質問したり、確認したりするのだけど、先輩はいつも嫌な顔や嫌な態度を見せず、ちゃんと話を

BCP推進チームのお仕事

私は今、インターネットバンキングアプリを開発している会社で、「BCP」を推進するチームに所属しています。 自分の仕事を語る前にまず、「BCPってご存知ですか?」とお聞きするのですが、9割ぐらいの方はご存じではありません。かくいう私も、このプロジェクトに参画して初めて知りました。 おざなりにされがちですが、地震大国の日本にとってBCPについて考えることはとても大事だと感じます。 BCPとともに、私の仕事をご紹介します。 BCPとは有事に備える計画のことBCP…Busin

私が愛してやまない社内教育資料の工夫

私が愛してやまない仕事のひとつである教育資料作成においての工夫を詰め込みました。 私は今、インターネットバンキングアプリを開発している会社のBCP推進チームPMOとして働いています。 BCPとはBusiness Continuity Planの略で、大規模地震やシステム障害、パンデミックなど、危機事象が発生したときに事業縮小や事業中断が想定されるので、そのような事態に備えて策定される対策についての計画や手順・マニュアルなどのことです。 私のチームでは、事業部のBCPが古