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在籍57年!金剛鋲螺の礎を築いた顧問からのラストメッセージ(社員インタビューVol.29)

こんにちは、金剛鋲螺株式会社の広報チームです。ご覧いただきありがとうございます!

今回の社員インタビューは、昨年12月に勇退された辻本顧問。在籍57年のなかで、JIS(日本産業規格)、ISO(国際標準化機構)の認証取得をはじめ、弊社の礎を築いた功労者です。そんな辻本顧問に、これまでの歴史を振り返りながら、社員へのメッセージをいただきました。

辻本顧問

-これまでの経歴と入社当時の様子を教えてください。

入社後に配属されたのは、製造部門でした。その後は生産管理係長、課長、部長を務め、1997年に取締役、2017年に常務取締役に就任。これまで工具管理やコンピュータ管理、品質管理、電気保守など、さまざまな業務を担当しました。

私が入社したころの社員数は40名ほど。昔ながらの職人気質の先輩社員がたくさん在籍していました。現在は金型を外部から仕入れていますが、当時は職人がそれぞれ担当する機械の金型を作って商品を製造しており、今よりもさらに技術力が求められる時代だったのです。みなさんがプライドをもって仕事をしていたため、とても厳しい反面、部下や後輩社員の面倒見がよく、家庭的な雰囲気もありました。そうした個性豊かな職人をまとめていたのが、創業者であり、当時社長を務めていた久保茂清さんです。圧倒的な指導力と影響力がある方でした。 

-今までで一番印象に残っているのは、どのような仕事でしょうか。

JISB1180六角ボルトの日本産業規格表示許可取得に携わったことですね。1979年から準備を始めたのですが、日本産業規格表示許可取得がどのようなものなのか、まったくわかりません。「おそらくテストのようなものがあって、合格点を取ればいいのだろう」と考えていた程度でした。

しかし、実際は「いかに標準化されたシステムで製品をつくっているか」を基準に評価されます。先ほどもお伝えしたとおり、当時はまだ職人気質の先輩社員のみなさんが、それぞれの経験と感覚を頼りに製造しており、標準化の概念はありません。果たして取得できるのかと非常に不安になりましたが、当時の社長と専務2名のリーダーシップのおかげで、予想以上にスムーズに理解を得ることができました。

取得にあたっては、もともと大阪工業技術研究所に所属し、退職後もコンサルタント業をされていた吉田先生と、当時の担当役員に大変お世話になりました。吉田先生は、私が師匠として慕っている方。よく飲みに連れていってもらったものです。取得には約3年かかりましたが、品質管理の基礎的な知識を習得できたうえに、充実感がありました。さらに、目標に向かって計画を立てて実行するといったプロセスを体験できたのも、その後の社会人生活において大きな財産となりました

-現在の金剛鋲螺の強みと課題をお聞かせください。

やはり同業他社より営業職の人数が多く、組織的な営業ができる点でしょう。人数が少ないとどうしても提案数が減り、対応エリアも狭くなる問題が出てきます。しかし、金剛鋲螺の営業担当者のみなさんは組織的に動いていますし、製品の勉強もよく行っています。提案力は以前と比べて高まっていると感じます。

課題は製品開発力でしょうか。製品を作るためには、金型を設計する技術が必要不可欠。しかし、技術は経験がなければ習得できません。失敗しても、同じ失敗を繰り返さなければ問題ありません。新しいアイデアを生み出し、次に向かって挑戦し続けることが重要です。

-最後に、社員のみなさんへメッセージをお願いします。

私の座右の銘は、「万事困難は己の心中にあり」。こちらは、ハウステンボスの創業者である神近義邦さんの言葉です。10年以上前に雑誌で目にしてから、ずっと心に刻んでいます。仕事がうまくいかないときに、こちらの言葉を思い出し、自分を奮い立たせてきました。社員のみなさんにも、意識してほしいと願っています。

57年間、お疲れ様でした!!

-ありがとうございました!


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2025年卒の新卒が対象
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【生産技術職】
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