新卒1年目の働きかた(生産技術職編)
こんにちは、金剛鋲螺株式会社の広報チームです。ご覧いただきありがとうございます。
今回は「新卒1年目の働きかた」を紹介します。具体的には、現在募集中の生産技術職にスポットを当て、業務内容や教育体制、入社前後のギャップをまとめました。
当社への応募を検討中の方には、参考になる情報が含まれていますので、ぜひご一読ください!
金剛鋲螺株式会社とは?
①事業内容
金剛鋲螺株式会社は1956年に創立した「ねじ」の製造業です。創立以来、主力製品の六角ボルトを中心に累計3万種類を超えるねじ製品を作り続けてきました。
②事業拠点
当社の事業拠点は、大阪府東大阪市に製造工場が2ヶ所、物流倉庫が3ヶ所、奈良県五條市には製造工場が1ヶ所あります。なお、奈良工場は2022年に新しく完成した拠点です。
③組織体制
当社の組織体制は、製造を担当する製造部、販売を担当する営業部、品質管理とシステム管理を担当する管理部、そして庶務全般を担当する総務部の4つの部署に分かれています。2022年7月時点で従業員数は111名です。
④業績
2022年9月期の売上高は37億円に達しました。過去5年間の売上推移も安定しており、以下の通りです。当社のねじ製品は、さまざまな業種で使用されるため、売上の波が比較的小さい特徴があります。
生産技術職とは?
生産技術職は、ねじ製造のマシンオペレーターであり、製造部に所属しています。
主な業務内容は、
①ねじを製造する機械の工具交換やプログラム設定
②材料、副資材の運搬
③製品検査
の3つに分けられます。
生産技術職は指示通りに機械を運転するだけでなく、品質と効率の両立に向けて、日々改善を求められる仕事です。事業(ものづくり)の根幹を支える重要な役割を担っています。
年間スケジュール
新卒1年目の年間スケジュールは以下の通りです。
まずは4月に入社式があり、その後1ヶ月間、ローテーション研修を行います。製造部だけでなく、生産計画を立てる営業業務課や製品の最終検査を行う品質保証課、検査後の製品を梱包する包装課など、他の部署も順にまわります。
この期間中に、配属希望のヒアリングも兼ねた部門長との個人面談があります。5月からは作業工程ごとで分かれた以下4チーム(青色)のいずれかに正式配属されます。
配属後は上司や先輩社員のサポートを受けながら、6月と9月に実施する資格認定試験(詳細後述)に合格することを目指します。
その後、11月にフォークリフト運転技能講習と玉掛け技能講習を受講し、翌年3月に品質管理検定(3級 or 4級)を受験するという流れです。
1日のスケジュール
配属後、1日の大まかなスケジュールは以下の通りです。
求人票では2交替勤務と記載されていますが、機械操作を1人でこなせるようになるまで、早出勤務(8:00-17:00)になります。
教育体制
配属後の教育体制は、On the Job Training(通称:OJT)と呼ばれる実務を通じての知識やスキルの習得が中心です。配属先の上司や先輩社員がサポートにあたります。
しかし、OJTだけでは教育方法が配属先まかせになり、習熟度にばらつきが生じる可能性があります。そのため、私たちは経験やスキルに応じた資格認定制度を導入しています。この制度は、受験資格を満たした生産技術職を対象に、製造部の管理職が資格認定を行うものです。資格ごとに必要なスキルと取得時期を定めているため、関係者全員の目指すべきゴールが明確になります。
参考までに新卒1年目の目標は以下の通りです。
中小メーカーでイメージされやすい「仕事は見て覚えろ」といった教育方法はありませんので、ご安心ください。
残業時間
製造部全体の平均残業時間は、月10時間です(担当機械や時期によって異なります)。残業手当は15分単位で支払われます。
なお、平均残業時間には休日出勤分も含まれます。休日出勤時は振替休暇の取得ではなく、時間外労働扱いとして残業手当をお支払いしています。出勤頻度は繁忙期に月1~2回です。
入社前後のギャップ
会社説明会では「入社前後のギャップ」に関する質問をよくいただきます。そこで、20代の生産技術職を対象にアンケート調査を実施し、特に多かった回答をご紹介します。
①仕事中のコミュニケーションが多い
ポジティブなギャップとして、「仕事中のコミュニケーションが多い」という声が挙げられます。製造現場は、各自が黙々と持ち場で仕事をするイメージがありますが、当社ではねじの製造に手作業を極力使わず、機械による連続生産へ移行しています。このため、隙間時間を活かしたコミュニケーションが活発な職場です。
製造部の管理職にインタビューを行った記事にも、仕事中のコミュニケーションを大切にしている旨が述べられています。詳細については以下noteをご覧ください。
②教育計画が明確に決まってる
もう1つのポジティブなギャップとして、「教育計画が明確に決まっている」という声があります。
新卒1年目の教育計画はしっかり決まっています。余裕を持った計画で進められているため、どんどん進みたい人には物足りないかもしれません。しかし、当社の生産技術職は、予備知識のない文系出身者も多いため、好意的な反応がほとんどです。
③夏の暑さと冬の寒さ
一方で、ネガティブなギャップとして、「夏の暑さと冬の寒さ」という声が挙げられます。ねじの製造に使用する油の影響で、油煙による夏のむし暑さや、換気による冬の肌寒さが予想以上だった、という声は多いです。
当社では冷暖房設備の設置や小まめな給水などの対策は講じています。また、60〜70代の生産技術職も元気に働いており、慣れの問題かもしれません。
しかし、すべてが初めての1年目は、ある程度の覚悟は必要かと思います。
採用情報のお知らせ
というわけで、「新卒1年目の働きかた」のご紹介でした。参考になりましたでしょうか?
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