私という人間 【Ⅰ】

はじめまして。紺藤です。

ものづくりが好きな大学生で、普段は東京に住んでいますが、けっこうな頻度で地元群馬に帰省しています。

たいそうなタイトルを掲げていますが、あるがままに興味や好きなことをつづっているだけなので、興味がある箇所だけ拾って読んでみてください。

1.歴史

極度の古代史狂いです。いつから好きになったのか、正確には思い出せません。小学生の頃は「そういった本が好きな子」程度だったと記憶していますが、高校生になる頃には立派な歴史オタクに昇華していました。

私は大学で文学部に所属しており、進学理由も「大学で歴史をもっと専門的に学んでみたい」というものでした。今考えれば、専門的な歴史などと言えばきりがなく、せめて英語ラテン語ができるようにならないと話にならないだろうと考えてしまいますが、少なくとも高校世界史よりは「専門的」でしょう。

高校生の世界史の授業で教科書を読みながら、よく考えたものです。「○○国が滅亡し、××国が興った。」 その一文に、どれだけのものが込められているのだろう、と。今私は、その一文を一生かけて研究している方から、半年かけて学んでいます。これ以上の幸せはない、と常々思います。人一人が一生かけても解明しきれないことが、その一文にぎゅっとつまっているのです。それを解き明かしていくことの何とおもしろいことか。新しい知識を得ているはずなのに、知らないことがどんどん増えていくおもしろさは、それまで知らなかった感情でした。

特に私が興味を持っているのが、古代ローマ史です。これもなぜ好きなのかと聞かれると答えに窮するのですが、とにかくこの時代が一番好きなのです。細かく言うと、紀元前50年~紀元後200年くらいの期間です。カエサルから軍人皇帝時代まで、と表現したほうが分かりやすいかもしれません。クレオパトラに関心を持ってから入った世界ですが(彼女については別記事で詳述)、彼らの生活様式から政治形態まで、興味は尽きません。日本史の教科書で聖徳太子がどうこう言っているのが600年頃で、かつ教科書のかなり序盤に登場しますが、それよりも600年以上早い時代にローマは法がどうの執政官がどうのということをやっていたわけです。歴史分野の中でも研究者が多い界隈だと思うので、ローマにはやはり人を惹きつけてやまない何かがあるのでしょう。

2.本

先述したように歴史が好きなので、歴史関連の本はかなり読んでいます。大学生ということもあってレポートを書く際に必要になるので、大学図書館にはだいぶお世話になっています。

歴史関連のお話はもうしたので、少し違う部分から切り込んでみようと思います。といっても、大きくは変わらないのですが。

私がこの20数年の人生の中で一番読んだ本を問われたら、『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』シリーズだと答えます。おそらくは、今の私に最も大きな影響を及ぼしたものだと言えるでしょう。

「オリンポス」とある通り、ギリシャ神話が主題の本です。アメリカ人作家のリック・リオーダンさんが書いたもので、ギリシャ神話の神々が現代アメリカにいたら、というifをベースとし、神々と人間とのハーフの子どもたちが冒険するファンタジー・ストーリーです。日本ではそこまで知名度がないのが残念でならないのですが、第1シリーズ、第2シリーズは1~5巻+外伝、第3シリーズも1~5巻あります(日本語翻訳版)。映画化もされていますが、原作ファンの私からすると、主人公の親友(超主要人物)の性格が180度違っていて見る気をなくしてしまうものでした。逆に映画から入った方は、原作を読むとかなり衝撃を受けるかもしれません。

私が一番好きなのは第1シリーズです。海神ポセイドンとアメリカ人女性の間に生まれた主人公パーシー・ジャクソンの一人称視点で物語が進むのですが、アメリカンジョークがところどころ散りばめてあり、小学生の私も、大学生の今の私が読んでもとてもおもしろい本です。ぜひ、読んでみてください。

3.漫画・アニメ作品

中学に入ってできた友人に勧められて見たことがきっかけでした。当時は「進撃の巨人」が大ブームで、「黒子のバスケ」や「暗殺教室」などのジャンプ作品を主に見ていた記憶があります。そんなこんなで中学生~高校2年生くらいまではどっぷりだったのですが、受験生になってからは見る暇もなく勉強をしていたので、しばらくそういったものからは離れていました。

今はというと、歴史やファンタジーの分類のものを手にとることが多いです。「薬屋のひとりごと」や「D-Gray-man」、「黒執事」など。ここでもひとつおすすめしたいのが、「ボクラノキセキ」という漫画作品です。月刊誌掲載なので単行本は半年に一冊というペースなのですが、とにかく伏線が色々あってその回収がとてもおもしろいのです。現在は終盤に向かっていっているのかな、といった感じで、25巻まで発売されています。

「ボクラノキセキ」は、亡国の王女ベロニカであった前世を持つ男子高校生皆見が、現代で自分の死の謎をといていくお話です。亡国と言ってもヨーロッパなどではなく、剣と魔法の異世界です。ある時、王女ベロニカが城主を務めていた城が敵軍に襲撃されます。ベロニカを含め、護衛や神官などその城にいた人たちが死んでしまうのですが、現代日本の高校で、ある事件をきっかけに皆見のクラスメイトが次々に前世の記憶と取り戻していくのです。ですが、前世の記憶を取り戻したパニックで様々な事件が起きたり、現代で魔法を使った戦闘が起きてしまったりと、次から次に飽きの来ない展開が待っています。ファンタジー系が好きな方は、ぜひ読んでみてほしい作品です。


以上、私の血となり骨となっているものたちを紹介しました。おそらく、私の全身の9割くらいは、未知への興味で埋め尽くされていると思います。この世の全てを知りたい、などとよく思っているのですが、知ってしまったら全てに飽きてしまうのでしょう。

「無知(不知)の知」とはソクラテスの言葉ですが、知への飽くなき探求とは、何とも表しがたい高揚を感じるというものです。これまでもこれからも、いろいろなことを知って深い人間になることが、私の目標です。

この記事が参加している募集

自己紹介

よろしければ、サポートしていただけると嬉しいです。いただいたサポートは、海外留学の夢のためにつかわせていただきたいと思っています。